利便性に対する税金
家という資産を持つと、
「固定資産税」という税金を
住んでいる市町村に毎年支払うことになるのですが、
弘前市に至っては「市街化区域」と呼ばれる地域に限って
それに上乗せして「都市計画税」という税金も
支払わなければいけません。
ゆえ、徳で家づくりを考えている方は
このことも知った上で家づくりの計画を建てることを
オススメしています。
なんせ固定資産税や都市計画税は
電気代同様に生涯払い続けていく費用だし、
決して安い費用じゃありませんから…
というわけで今回は、
これらの税金について
ある程度把握いただくために
ザックリ数字を並べながら
お伝えしていきたいと思います。
✔️土地は200㎡未満に抑える
まず土地を購入する上で
知っておいていただきたいことが、
固定資産税にせよ都市計画税にせよ
200㎡までと200㎡を超えるのとでは
課税基準となる土地の評価が
大きく違ってくるということです。
固定資産税の場合、
200㎡までは土地の評価は6分の1で、
200㎡を超える部分に対しては3分の1(2倍の評価)となり、
都市計画税の場合、
200㎡までは土地の評価は3分の1で、
200㎡を超える部分に関しては3分の2(2倍の評価)となる
という感じですね。
いわば、いずれも200㎡(=約60坪)を超えてしまうと、
税金がグンと上がってしまうので、
土地を買うとしたら200㎡までにした方がいいということが
ここから言えることとなります。
✔️固定資産税と都市計画税
では、それぞれの金額を
ざっくり出していきたいと思います。
課税基準となる土地や建物の評価額は、
一定の基準のもと各市町村が一つ一つ
土地や建物ごとに決めていくので正確にはお伝え出来ませんが、
概ね土地に関しては地価の約7割、
建物に関しては建築費の約5割が目安だと言われているので、
土地の地価を1000万円、建築費を3000万円に設定して
計算していってみますね。
✔️固定資産税(税率1.4%)
(土地)200㎡未満として計算
→1000万円×70%×6分の1×1.4%
=16,333円
(建物)当初優遇期間(3年or5年)は
建物価格を2分の1にしてくれるとして計算
→3000万円×50%×2分の1×1.4%=105,000円
(固定資産税合計)
→16,333円+105,000円=121,333円
✔️都市計画税(税率0.275%)
(土地)200㎡未満として計算
→1000万円×70%×3分の1×0.275%=6,417円
(建物)固定資産税のような当初優遇はなし
→3000万円×50%×0.275%=41,250円
(都市計画税合計)
→6,417円+41,250円=47,667円
(固定資産税+都市計画税)
→121,333円+47,667円=169,000円
これが徳島市の市街化区域で
土地を買って家を建てた場合に
年間で必要となる市町村税の目安ですね。
月割りで考えると毎月14,083円ずつは
この税金をスムーズに支払うために
お金をおいていった方がいいということですね。
いかがでしたか?
もちろん、固定資産税の評価額は
3年ごとに見直しがされるため、
建物の評価は経年とともに落ちていき、
少しずつは負担が軽くなっていくとは思うのですが、
それでも徳島市で家を持つ以上は、
それ以外の地域で家を持つよりも
負担が大きいのは間違いありません。
というわけなので、
こういった知識もお持ちいただき、
家づくりの予算計画や
土地や家の広さなどを間違えないように
充分に注意していただけたらと思います。
それでは、、、
その他のブログ
-
生活をイメージしながら考える
-
合理的に考える力を身につける
-
固定概念から解放された間取りづくり
-
2種類の光
-
設計の大原則
-
ローコスト住宅が結果的に割高になる理由
-
合理性と安定のどちらを選択するか?
-
住宅ローンの背景と今後の動向
-
住宅ローンの返済期間
-
明るい老後を迎えるための2つのシナリオ
-
保険の役割と現実
-
家を建てると必要じゃなくなるもの
-
資金計画の前にすべきこと
-
これからの家づくり新常識
-
建築費の高騰対策
-
保険の役割と現実
-
家を建てると必要じゃなくなるもの
-
資金計画の前にすべきこと
-
合理的な収納設計
-
適切な広さとその理由
-
『足る』を知るということ
-
「貯金」が出来る家づくり
-
知らないと大損する情報
-
これからの家づくり3つのタブー
-
美しいが故のシナジー効果
-
美しさは結果論
-
住宅ローン金利の仕組みと今後の動向
-
周辺環境を考慮した間取り
-
プラン作成で最も大切な要素
-
平屋の現実 その5
-
平屋の現実 その4
-
平屋の現実 その3
-
平屋の現実 その2
-
平屋の現実 その1 ~平屋は高い!?~
-
適切な土地面積を知る方法 2階建て編
-
適切な土地面積を知る方法 続々編
-
適切な土地面積を知る方法 続編
-
適切な土地面積を知る方法
-
家づくりの幅を広げるための提案
-
ローンの恐ろしさを知る
-
バイアス解除のススメ
-
多面的に捉えることの大切さ
-
理想の借入と現実の家づくりと
-
適切な部屋の広さの導き出し方
-
収納と建築コストの関係性
-
一戸建てしか果たせない役割
-
住宅ローン金利の仕組みと今後の金利動向
-
投資と生活費とゆとり費と
-
家づくりに潜むリスクとヘッジ対策
-
光と色の特性を活かす
-
直射光の呪縛から脱出する方法
-
最初で最後の最大の壁!?
-
誰もが必要な「長期積立投資」とは?
-
資金計画の真意 その3
-
資金計画の真意 その2
-
資金計画の真意
-
最もバランスがいい土地
-
北向きの土地はダメなのか?
-
「土地を買うなら南向きがいい」は思い込み?
-
おうち時間を豊かにするために最も大切なこと
-
明暗をくっきり分ける小さなお家
-
【弘前で注文住宅をお考えの方へ】物価上昇と家づくり
-
白をベースにする理由とその合わせ技
-
弘前でこれから土地を買って家を建てる方へ
-
外構コストをおさえるいくつかのステップ
-
教育資金、『王道』は常に間違えている?
-
40年返済という選択肢
-
人生とリスクヘッジへの備え
-
子供の成長とリアルな出費
-
インフレが進む中での家の持ち方
-
働くママの負担を減らす工夫
-
掃除の負担を軽減する3つの工夫
-
頭金も繰上げ返済も必要ない4つの理由
-
ウッドデッキに必要なたった一つのルール
-
ライフスタイルと間取りづくりの豆知識
-
品質とコストのバランスがいい家づくり
-
後悔しない住宅ローン選び
-
土地探しの順番は3番目がベスト
-
失敗しない土地選び・土地の考え方
-
注文住宅の頭金と借入金
-
損失回避マインドと家づくり
-
家づくりにも必要な2つの視点
-
徐々に迫るインフレとその対策
-
注文住宅のコスト調整の秘策
-
面倒くさがり屋さんの家づくり
-
廊下が低下させる2つの機能
-
本当に大切な要望を打ち消す要望 その2
-
本当に大切な要望を打ち消す要望
-
平屋に最適な広さ
-
設計の考え方と土地を見る視点 その2
-
設計の考え方と土地を見る視点
-
住宅ローンのリスクヘッジ
-
資金計画の事前準備のやり方
-
資金計画より大事なこと
-
土地選びの2つの追加チェック項目
-
日陰は決して悪ではない
-
外構予算の決め方と減らし方
-
対面キッチンのデメリットをカバーする秘策
-
インフレの中の家づくり
-
平屋のススメー日常生活後編ー
-
平屋のススメ-日常生活前編-
-
平屋のススメー強度編ー
-
平屋のススメ(お金編)
-
実体験による失敗談
-
リアルな現実と家づくり
-
全体を見る知識をつける
-
家づくりの理想と現実
-
図面の正しい見方 その2
-
図面の正しい見方
-
快適な室内に欠かせない3つの工夫
-
「当たり前」から外れる勇気
-
合理的な土地探し
-
小さな家の間違った思い込み
-
知らないことによる損失
-
トータルバランスの大切さ
-
住宅ローンの変動金利と3つの条件
-
住宅ローンの個人的見解
-
「貯蓄」だけでは損をする?大切な資産の守り方
-
失敗しない注文住宅の「土地」の探し方
-
注文住宅を建てるなら平屋?二階建て?
-
弘前で土地から買って家を建てる人のマスト条件
-
家づくりの予算と4つの投資
-
親に立ちはだかる「進学資金」の壁
-
進化すべき常識の概念
-
数字だけでは分からないこと その2
-
数字だけでは分からないこと
-
合理的で正しい家づくりの流れ
-
家づくりの前に考えるべきこと
-
理想的な返済額を実現する2つの手段
-
資金計画に欠かせない項目
-
間違った認識と正しい知識
-
重要な土地探しのタイミング
-
南向きの土地が損をする理由
-
面積が重要じゃない理由
-
家の予算が自然と上がる暗黙のルール
-
住宅ローンよりも恐ろしい電気料金
-
変動・固定の向き不向き
-
住宅ローン選びで大事な2つのコト
-
家を建てるタイミングで生命保険を見直すべき理由
-
アップデートすべき8つの常識
-
60-間取りは土地で決まるもの
-
59-2000万以下で平屋は建てられないのか?
-
58-100坪もあるのになぜ2階建??
-
57-日当たりが悪い土地ほど居心地がいい!?
-
56-どんな土地でもいい家は建つ!?
-
55-変動型も選べる人
-
54-固定型を選ぶべき人
-
53-日当たりが悪い土地=暗い家になる”という嘘
-
52-アメリカ西海岸テイストのお家
-
51-「穴が空いている=弱い」という思いこみ
-
50-住宅ローンの現実
-
49-家と庭の予算圧縮に欠かせない要素
-
48-家づくりを最も左右するコストとは?
-
47-30代・40代の平均貯蓄額っていくら?
-
46-悪い土地ほど良い家が建つという真実
-
45-平屋を建てる上で注意すべきこと
-
44-平屋に広い土地なんて必要ない!
-
43-ほんとに正しい?平屋は高いという認識
-
42-ランニングコストが安くなる家
-
41-平屋にする理由と2階建てにする理由
-
40-平屋にする理由と2階建てにする理由
-
39-ホコリアレルギーの方に嬉しい家づくり
-
38-家を大きくすることの落とし穴
-
37-日当たりが良い土地こそ、すべきじゃないこと
-
36-メリットとデメリットの共存
-
35-家づくりと同時に考えるべきお金のこと
-
34-泥棒が狙いたいと思わない家
-
33-洗濯作業がストレスフリーで出来る家
-
32-開放感を出すために天井を高くする必要はない?
-
31-明るく開放的な家にするための2つ目の工夫
-
30-開放的な家づくりの落とし穴
-
29-美しい家にするために知っておくべきこと
-
28-家が広いだけで開放感があるわけではない
-
27-長期休暇は家計の敵!?
-
26-家の良し悪しを大きく左右する窓
-
25-たとえリビングダイニングキッチンと言えど、やみくもに広くしない方がいい理由
-
24-外構費用を200万円カットするために必要な2つの要素
-
23-一日中明るい家の正しいつくり方
-
22-実生活のことまで熟慮した間取りづくり
-
21-なんとなくのイメージだけで決めつけていませんか?
-
20-奥さんはセーブして働くのがいいか?それともガッツリ働くのがいいか?
-
19-無理に家賃よりローンを上げるべきではない理由
-
18-収納をたくさん作らない
-
17-イイ家の最小限のコストで建てるための知識
-
16-カーテンいらずのお家体験 ~続編~
-
15-カーテンいらずのお家を体感してみませんか?
-
14-間取りは敷地環境に合わせて考える
-
13-白い家が多い理由
-
12-2階建ての無駄なスペースとは?
-
11-2階の子供部屋は使いやすいのか?
-
10-2階建てありきで家を考えていませんか?
-
9-家の価格を坪単価で判断してはいけない理由
-
8-平屋には本当にそんな広い土地が必要なのか?
-
7-日当たりが悪い土地は、暗い家しか建てられないのか?
-
6-なぜ日当たりのいい土地を買うべきじゃないのか?
-
5-土地は土地代だけで買えるものではないということ
-
4-予算計上を忘れがちな項目
-
3-家を建てる時にかかる必要経費
-
2ー全期間固定の住宅ローンは本当に良い商品なのか?
-
1-銀行がすすめる住宅ローンはいい商品なのか?