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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

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  • 本当に大切な要望を打ち消す要望

    本当に大切な要望を打ち消す要望

    「こうしたい!」という要望を伝えつつも、 同時にその要望から遠く離れてしまうようなことを 伝えてしまうことが多いのが家づくりの困ったところです。 例えば「温度差の少ない快適な家にしたい」という要望を叶えるためには、 ただ単に断熱材や窓の性能が良いだけではダメで、 それに加えて幾つかの条件を備えておかないといけないのですが、 あまりに性能だけを重視する考え方が浸透し過ぎたせいもあるのか、 実際建っている家の多くは、 その性能の良さを殺してしまっているような気がします。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 ハイスペック(高性能)住宅のポテンシャルを最大に引き出せる 3つの基礎的要素についてお伝えしていきたいと思います。 3つ全てを網羅出来れば より快適な住まいになるのはもちろん、 確実にコストも安くなるはずなので、 必要な知識として吸収していただけたらと思います。 窓はより少ない方がいい まず1つ目がこれです。 窓と壁とを比べた時、確実に壁の方が、断熱性能が高いからです。 ゆえ、出来るだけ不要な窓は減らした方がいいのですが、 そうすると暗くなるんじゃないか?という懸念点から 多くの方が窓を増やしてしまっているというのが現実だと思います。 まー、実際たとえ窓を増やしたとて そのほとんどにカーテンをつけるので 明るくなるかというとそうでもないんですけどね。 それどころか、むしろ断熱性能を劣化させると同時に、 窓とカーテンに余分なコストがかかり、 経済的な負担だけが上がってしまっているといったところでしょうか。 家はコンパクトな方がいい 2つ目がこれです。 面積が小さくなれば体積も小さくなり 家全体に冷暖房が循環しやすくなるからです。 ゆえ、なくても問題がない場所は 出来るだけ省くようにすべきなのですが、 先入観や見栄からか、部屋数や部屋の広さ、そして家の坪数にこだわるあまり、 むやみやたらと家を大きくしてしまっている方が かなりたくさんいらっしゃると思います。 また、「廊下」は空気を遮断する いわば断熱材のような役割を果たしてしまうため、 ハイスペック住宅では基本つくるべきではありません。 ゆえ、出来るだけ廊下をなくすように設計することも とっても大切なことなんですよね。 実際、廊下がなくなれば、 空気が循環しやすくなると同時に廊下分だけコストが削減出来るし、 それだけじゃなく家の中のドアの本数だって削減出来ますからね。 家は平屋の方がいい そして最後の要素がこれです。 2階建ては上下の空気が確実に分断されてしまいますからね。 簡単に申し上げると、 夏は下が涼しいのに上が暑い、冬は下が寒いのに上が暖かい、 という環境が出来上がってしまいやすいというわけです。 ゆえ、2階建ての場合は、 この自然現象を緩和し家の中の温度差を最小限にするために、 冷暖房と換気システムを利用した空調システムを導入することを オススメする住宅会社がたくさんいらっしゃいます。 もちろん、この空調システムはとっても良いものですし、 あるのとないのとでは快適性がものすごく違うと思うのですが、 しかし、これにも莫大なコストがかかる ということも決して忘れてはいけません。 安価なものでも100万円ぐらいはするし、 メーカーによっては2、300万円する場合もありますからね。 しかも、電気製品なのでゆくゆく故障する可能性が高いし、 その場合、また途方もない費用がかかるかもしれませんしね。 そんなわけで、 そんなものが必要なくてもそもそも温度差を生みにくい 平屋にすべきだと思っている次第であります。 それだけでかなりコストが削減出来ますからね。 というわけで、 これから家を建てようと思っている方は、 この3つをぜひ覚えておいて、 建てる時にこの3つと反対のことを 伝えないようにしてもらえたらと思います。 「カーテンがいらないコンパクトな平屋」 これにハイスペックが加われば、 とっても快適に暮らせること間違いなしだと思います。 それでは、、、

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  • 平屋に最適な広さ

    平屋に最適な広さ

    もちろんこの話は必ずしもそうだとは限らないのですが、 個人的には家族3〜4人で暮らす平屋を建てるにあたって 最適な土地の広さは「55坪」ではないかと思っています。 例えば、この土地は   分譲地の一画で、 間口約12m×奥行き約15mの約55坪の長方形の土地なのですが、 この土地には基準法的にも建築面積約33坪の平屋を建てることが出来るし、 実際、車を4〜5台置けるようにしながらも 建築面積約27.55 坪の平屋を建てることが出来るし、 あるいは駐車スペースはもっと少なくて良いのであれば、 もっと面積を広げることも出来ます。 しかし、一般的にはこの広さの土地には 95%以上の確率で2階建てが建てられているし、 おそらく今後もこの確率が減る可能性もかなり低いのではないかと思います。 というわけで今回は、 その理由についてお伝えしていきたいと思います。 というわけで今回は、 その理由についてお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 では早速。 2つあるので1つずつご説明していきたいと思います。   平屋では日当たりが確保出来ないから まず1つ目の理由がこれです。 つまり、平屋を建てるには土地が狭すぎると思っている方が 圧倒的に多いということですね。 住宅会社、不動産会社も含めて。 なんせ、この広さに平屋を建てるとなれば、 駐車スペース以外は敷地いっぱい使うことになりますからね。 ましてや、この土地なんかは南側に2階建ての家が建っていて、 いかにも日当たりの悪さを醸し出してくれていますからね。 その上、東と西両隣に2階建ての家なんて建とうものなら まさに「四面楚歌」状態になってしまいますしね。 そんなこんなで、 南に建つ家との距離を十分に開けるために 2階建ての家にするというわけですね。 そして、リビングだけじゃなく寝室や子供部屋といった 部屋という部屋をなるだけ南向きで設計するというわけです。 日が沈んだ時間に使う寝室や 昼間、眩しすぎて結局カーテンを閉めっぱなしにしている子供部屋までです。 いわば、直射光一本頼みの「南向き信者」になってしまっている人は、 こういった設計しか手段を知らないまま 家を建てざるを得ないというわけですね。 平屋は高いから そして、もう1つの理由がこれです。 もちろん、同じ広さで価格を比べた場合、 2階建てより平屋の方が高くなるのは紛れもない事実です。 しかし、平屋には階段がありません。 2階建てのように無駄な廊下も必要ありません。 トイレだって1つで大丈夫です。 2階建てでは1階にリビングとは別で1つ部屋がないと使い勝手が悪いですが、 平屋はそんな部屋をつくる必要がありません。 そして、これらを組み合わせていくと、 2階建てに比べて面積がかなり小さくなるので、 むしろ安い価格で建てられるようになります。 そして、家が小さくなった分、 55坪の土地にも十分収まるようになります。 この土地に建つ平屋とは? 弊社がこの土地で平屋を建てるとしたら以下のように考えます。 ・リビングダイニングキッチンには絶対に直射光を入れたい ・直射光を入れるためには、南の家から十分な距離を開けた場所に リビングダイニングキッチンを配置しなければいけない ・寝室や子供部屋は明るくしたいが、かといって直射光じゃなくても良い ・であれば、天空光や反射光を使って明るく出来る場所に配置すればいい ・洗面や脱衣室にこそ直射光が入るように出来ないか? ・かつ、キッチンかリビングから近い場所に水回りをつくれないか? ・玄関を明るくするためにはどのように光を入れればいいか? こんな感じでしょうか。 そして、これらが全て叶う平屋をこの土地に合わせて提案させていただきます。 とにかく個人的には、たとえ少々日当たりが悪かろうと 55坪もあれば平屋を建てるには十分だと思っているので、 平屋を建てたいけど土地の広さや日当たりや家の価格のことで 悩んでいらっしゃる方は一度ご相談にお越しいただければと思います。 きっと何らかの突破口が見つかると思いますよ! それでは、、、

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  • 設計の考え方と土地を見る視点 その2

    設計の考え方と土地を見る視点 その2

    この写真の土地は、 間口約16.10m×奥行き約20.30mのきれいな形をした 約98.5坪の南向きの土地(分譲地の一画)ですが、 仮にあなたがこの土地に家を建てるとしたら、 どのような家をご想像されますか? おはようございます。 相馬です。 さて、今回も前回に引き続き実在する土地を例に挙げつつ、 設計や土地の考え方についてお伝えしていきたいと思います。 前回は北向きで50坪をやや切る土地だったのに対し、 今回は南向きで100坪近くある いわば前回と正反対のような土地についてお伝えしていくので、 「南向きの土地がいい!」とか 「広い土地がいい!」とお考えの方は、 ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。 この土地でやってはいけない2つのこと まずこの土地でやってはいけないのが 「こんな広い土地なのに2階建てを建てる」 ということです。 平屋を建てたとしても莫大な余白が出来てしまうのに、 2階建てなんて建ててしまった時には、 さらに敷地に余白が出来てしまうだけ、ですからね。 仮に1階が20坪の家を建てるとなれば余白が78.5坪も出来るのですが、 そのうちどうしても必要なのが、家の周りの通路分として約10坪、 3台分の駐車場として13.5坪だけだとしたら、 (駐車場は1台4.5坪(2.5m×6m)) 残りの約55坪はなくても良いと言っても過言じゃありませんからね。 であれば、平屋にすることで敷地の無駄な余白を少なくし、 外構工事にかかる負担を少しでも減らした方が 経済的にもそして維持管理の手間的にも絶対に良いですよね? もっとも、余白を少なくすると言っても、 そもそも土地が広すぎるので限界はありますが・・ ゆえ、個人的にはその地域ならでは、の特別な事情でもない限りは (その広さの土地しか売っていない) こんな広すぎる土地は買わない方がいいと思っています。 具体的には、平屋を建てるにしても最大60坪、 2階建てにしたいなら最大45坪もあれば充分といったところでしょうか。 土地が小さくなれば、外構工事面積が小さくなる分、 外構費用は安くなるし、庭の維持管理も楽になるし、 そもそも土地の価格も抑えられるし、固定資産税だって安くなりますしね。 南向きの土地の欠点 2つ目の「やってはいけない」ことは南向きならでは、のことですが、 「日当たりが良いからといって南向きの部屋に拘らない」 ということです。 というのも、写真だけでは読み取りにくいのですが、 この土地は分譲地の一画であり 奥に何軒か家が建つことになるため、 常時、家の前の道を奥の家の方が通ることになるからです。 つまり、南向きの部屋をつくり南向きの窓をつくったとしても、 見られている感が否めないことからカーテンが開けられない家になり、 思っていたような明るさや開放感を感じにくくなってしまう可能性が高い というわけですね。 また、敷地も広いことから 大きなウッドデッキを南につくることも出来ますが、 それもプライバシーが担保されていなければリラックスして使いにくいため、 ほとんど使わないただの飾りになってしまう可能性だって充分考えられます。 ゆえ、実際暮らし出した時どうなるのかまで想像しながら 間取りを考えるようにしなければいけないんですよね。 もっともこの土地の場合、敷地が広いことから 部屋やデッキや庭のプライバシーをガッチリ確保出来そうな 要塞みたいな塀をつくることも出来ますが、 そんなのをつくろうものなら、 それだけで200万円以上かかってしまうので、 これはこれで全く現実的な話じゃありませんしね。 そんなわけでこの土地で家を建てる場合、 庭にまでたっぷりと予算がかけられるとしたら、 具体的には外構工事費用に4〜500万円ほどかけられるなら 全開南向きプランで考えても良いですが、 出来るだけ予算を抑えながら家を建てたいとお考えだとしたら、 「南向きの部屋に拘らない」ようにしていただけたらと思います。 光には「直射光」と「天空光」の2種類があるのですが、 直射光だけに頼って設計するのではなく この2つの光を部屋の用途に応じて上手く使い分けることが 明るく開放的な家をつくる上で最も大切なことなので、 これをぜひ覚えておいてくださいね! それでは、、、

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  • 設計の考え方と土地を見る視点

    設計の考え方と土地を見る視点

    この写真の土地はとある場所にある売り土地で、 法務局に備え付けられている寸法図によると 間口約9.25m×奥行き約16.75m 、 面積約47坪の北向きの土地なのですが、 さて、あなたがこの土地で家を建てなければいけないとしたら どんな家を想像するでしょうか? おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 この土地に家を建てなければいけないとしたら 弊社ではどんな住まいを提案するのかについて お伝えしていきたいと思います。 あくまで「弊社ならでは」の考え方ではありますが、 これから土地選びをする方はもちろん、 すでに土地を買ってしまった方も 多少なりとも参考になる内容だと思うので、 ぜひ最後までお付き合いください! 考えられるデメリットを解決する まず、家を建てる方みんなにお伝えしていることが、 「間取りは建てる方の要望だけじゃなく 環境を考慮しておかないといけない」ということです。 環境を無視して家を建てると、 いざ住んでみると確実に 「あれっ?こんなはずじゃなかったのに」となってしまうからです。 その代表的なことが、 日当たりも良いし窓もたくさんつくったにもかかわらず 照明なしでは過ごせないという状況です。 この土地は北向きであり、かつ奥行きも深めであるため、 リビングを道路と反対側に配置しやすいし、採光も確保しやすいし、 南向きの土地に比べてプライバシーも担保しやすいものの、 通過する電車やその向こうのにある教習所から見られやすいことから 単純に南に大きな窓をつくりそこからの採光を頼りにし過ぎると そのような状況になりかねませんからね。 また、今は両隣ともに平屋であるため、 東・西そろって採光が確保しやすいのですが、 この古さを見る限りいつ建て替えが行われてもおかしくないので、 それも考慮しておくべきです。 2階建てが建つとなると、 比較的太陽高度が低い東、西は採光に影響が出るでしょうからね。 さらに、この土地は間口がそれほど広くないため、 居室の日当たりを優先し 水回りを北にまとめて配置しがちになりますが、 これも大きな後悔を引き起こす原因となります。 北に水回りをまとめると、 窓や換気扇や給湯器が全て北に存在することになり、 これらが家を汚す原因となるからです。 北は直射日光が当たらない分、 ただでさえ汚れやすいのに、 それに拍車をかけてしまうわけですからね。 結果、家の正面が汚れやすく、 メンテナンス周期が早くなる可能性が高くなるというわけです。 家の正面だってカッコよく設計しにくいわけですしね。 そんなわけで、 考えられるこういったデメリットを全て解決する方法も考えながら、 どんな家にしたいのかという要望をお聞きしていくという流れになります。 これが、土地が決定した時点で行う「ヒアリング」という作業です。 ✔️敷地を有効に使う そして、どんな土地であっても 弊社では「平屋」に出来ないかを優先して考えるようにしています。 この土地の場合、車を3台置きつつ駐輪場もつくれて、 かつ最大89.43㎡(約27坪)という(間口8.19m×奥行き10.92mで計算) 建築面積の平屋を建てることが出来ます。 仮に玄関ポーチを0.5坪(1帖)、中庭を3坪(6帖)つくるとしたら、 延床23.5坪の平屋なら建てることが出来るというわけですね。 では、その平屋は一体どれくらいの広さなのでしょうか? 1坪=2帖なので23.5坪×2=47帖だとして、 どれくらいの家になるのか考えていってみますね。 玄関とホールに2帖、玄関収納に1帖、LDKに16帖、 寝室に6帖、子供部屋に4.5帖ずつ、トイレに1帖、洗面に1帖、 脱衣に2帖、風呂に2帖、ウォークインクローゼットに3帖、 子供部屋に合計2帖のクローゼット、パントリーに2帖、 これで合計47帖(=23.5坪)ですが、 仮にあなたが「あれっ?これで全然いけそうじゃない?」 「っていうか、これで充分!」と感じられるのであれば、 実は、この広さの土地でも平屋を建てることが出来てしまうんですよね。 いかがでしたか? たった47坪しかないのに「平屋」が建つなんて何だかビックリでしょ? しかも「中庭付き」で。 これに加えて、敷地に無駄な余白を残さなくなる分、 外構面積も小さくなるため外構費用だって抑えられますしね。 というわけで、 今回は弊社の家づくりの考え方を 具体的に土地に落とし込んでお伝えしてみました。 それでは、、、

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  • 住宅ローンのリスクヘッジ

    住宅ローンのリスクヘッジ

    家という大きな買い物をする場合、 借金をゼロにすることは不可能ですが、 なるだけ減らすことを意識しつつ、 ローン返済に並行して借りた利息以上のお金を生み出すなにかを 同時にした方がいいと個人的には考えています。 おはようございます。 相馬です。 例えば、住みたい地域で土地を買って家を建てようと思えば、 銀行から4000万円お金を借りなければいけないとします。 この場合、おそらく800〜1000万円ほど 利息を払わなければいけないのですが、 仮に、何らかの方法によってその予算を1000万円圧縮出来れば、 単純に200〜250万円も利息の支払いを圧縮することが出来ます。 実家に土地があってそれを使ってもいいとか、 親御さんが土地を買ってくれたとか、 住むエリアを変更しつつ建てる家を小さくするなどの方法によってです。 そして、次に考えていただきたいことが 利息を帳消しにする方法についてです。 まず考えられることは、自らの収入をアップさせる方法ですが、 それはスキルアップかもしれないし、 転職かもしれないし、副業(複業)をすることかもしれません。 とにかく手段は人それぞれですが、 どのみち子供の成長とともに出費は増えていくばかりなので、 これは誰もが真剣に考えるべきところですよね。 今後、消費税や所得税などの増税も十分考えられますし、 社会保険料の負担も上がり続けていくため、 給料がそのままだと実質の手取りは下がっていくばかりですしね。 続いての方法が、節税によってお金を増やすということです。 例えば、あなたの年収が500万円だとしたら、 所得税と住民税の税率はそれぞれ10%なのですが、 仮に個人型確定拠出年金「iDeCo」に 毎月2万円積み立てていくとしたら、 今後年末調整によって毎年2.4万円所得税が返ってきて、 翌年の住民税が2.4万円安くなるため、 年間で合計4.8万円お金が増えたということになります。 これに加えて、家を建てたら13年間は 住宅ローン控除という節税制度の恩恵を受けられ、 もちろんこれは借入額によるものの、 大抵の場合、所得税は丸々返還で住民税もかなりの額が控除されます。 この他、「ふるさと納税」も所得控除の対象になりながら 住民税を納めた市町村からなんらかの返礼品もいただけるので、 iDeCo同様に前向きにやっていただくといいのではないでしょうか。 最後に、チャレンジしていただきたいことが、 長期積立投資を行うということですね。 銀行への貯金ではなく投資信託をこれからずっと 毎日・あるいは毎月買い続けていくということです。 仮に毎年2%ずつお金が増えていったとしたら、 35年後には元本が約2倍に膨れ上がるし、 ここから得られるリターンは長期になればなるほど大きくなるので、 それを遥かに上回る可能性が高いでしょうしね。 そんなわけで、 家を建てるにあたり住宅ローンをたくさん組むのだとしたら、 以上の3つ全てに取り組んでいただきたいと思っている次第であります。 今後、土地の資産価値はそう大きく変化しないと思いますが、 家は建てた時が、一番評価(価値)が高く、 以降、その価値は徐々に目減りしていき 35年後には価値がほぼゼロになってしまいます。 これに加えて家を維持管理していくための費用だって 生きている限りずっとかかり続けます。 なので、家を建てるにあたっては、 出来るだけ予算を減らす方法がないかを模索してみること、 そして、収入アップ、節税、積立投資に前向きに取り組むこと、 この2つを意識していただければと思います。 これらの合わせ技をやることで、 家を建てた後も豊かに暮らし続けていきましょう! それでは、、、

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  • 資金計画の事前準備のやり方

    資金計画の事前準備のやり方

    前回、ローンの返済額を決めるに当たって まずは家計の収支を把握してくださいというお話をしましたが、 では、あなたはどれくらい家計の収支状況を把握されているでしょうか? ぶっちゃけた話、 どんなものにお金がいっているのかはなんとなくは理解しているけど、 じゃあ具体的にどれくらいなのかまで把握している方は 割と少ないのでないかと思います。 なので、今回は予行練習がてら 一般的だと思われる家庭(子供2人)をモデルにして 家計の収支を洗い出していってみたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 では、まずは収入からですが、 仮にご主人の年収が400万円で 奥さんの年収が300万円だとしたら、 おそらくご主人の手取りは毎月平均26万円ぐらいで、 奥さんの手取りは毎月平均20万円ぐらいだと思います。 つまり毎月46万円ぐらいが世帯収入ということですね。 続いて支出です。 前回お伝えした項目に数字を当てはめていってみますね。 ・家賃+駐車場代=月75,000円 ・電気代=月平均6,000円、 ・ガス代=月平均6,000円、 ・水道+下水道代=月平均4,000円、 ・家財保険代=月平均1,000円、 ・車のローン(2台分)=月50,000円 ・ガソリン代(2台分)=月平均30,000円 ・車検代(2台分)=月平均10,000円 ・車の保険代(2台分)=月平均10,000円 ・車の税金(2台分)=月平均5,000円 ・車のメンテ代(2台分)=月平均2,000円 (オイル、バッテリー、タイヤ交換など) ・習い事代(2人分)=20,000円 ・携帯代=12,000円 ・ネット&TV代=7,000円 ・美容室代(2人分)=月平均12,000円 ・外食代=月平均10,000円 ・旅行代=月平均10,000円 ・サブスク代=月5,000円(ネットフリックスやアマゾンなど) ・食料品代=月平均100,000円(日用品代・化粧品代・衣料品代なども含む) ・小遣い(2人分)=40,000円 ・生命保険代=月10,000円 ・医療保険代=月5,000円 ・学資保険代(2人分)=20,000円 ざっとこんな感じでしょうか。 これらを合計すると450,000円となったので、 仮にこれに加えて奨学金があるとしたら、 貯金が出来ないどころか、 これまで貯めた貯金を吐き出すような 状態になっているということになります。 それゆえ、このご家庭に関しては、 返済額をいくらにするかの前に家計を矯正しなければいけません。 現状では家賃並みの返済でも貯金を吐き出し続けてしまうだけですからね。 見直すべき点は固定費 まず、見直すべきところは車にかけるお金です。 上記項目の中で車に関連した費用を合計すると 1台所有すれば毎月5万円以上かかるわけですからね。 なので、車の台数を1台にするとか(これが最も効果があります) あるいは、買う車を中古にし、車体価格をグンと抑えるとか、 ランニングコストとなる燃費をグンと抑えられる車にする といった工夫をなるだけ早くすべきだと思います。 続いて見直すべきところは保険です。 生命保険に関しては、家を建てると必然的に 団体信用生命保険という掛け捨ての定期保険に入ることになるため、 万が一の死亡保証に備える必要がなくなると 考えていただいて問題ないと思います。 学資保険に関しても、 保険期間が短過ぎることから残念ながら全くお金が増えないので、 入っている意味はほぼないと考えていただいても問題ないかと思います。 というわけで、保険に関しても家を建てると同時に 思い切って見直してみていただけたらと思います。 そして、ここで浮いてきたお金は全て「つみたてNISA」に 注ぎ込んでいただきたいと考えています。 もちろん、夫婦そろってです。 理由は、銀行にお金を預けておくよりも、 また保険で運用するよりもお金が増える可能性が高いから、 そして、必要なタイミングでお金を引き出すことも出来るからです。 個人的には、ここまでしていただいた上で、 家づくりに取り掛かっていただきたいと考えています。 先程リアルに数字をご覧いただきましたが、 よほど突き抜けて収入が高くない限りは、 たとえ共働きだとしても決して生活が楽なわけではないはずです。 なので、これから家を建てようとお考えの方は、 夫婦で未来の計画についてよく話し合っていただいた上で、 より正確な資金計画が立てられるよう 収入と支出について考えていただければと思います。 それでは、、、

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  • 資金計画より大事なこと

    資金計画より大事なこと

    家づくりを具体的に進める前に「資金計画」をすることは どこの住宅会社でも当たり前になりつつありますが、 この資金計画をするにあたり、なにより大事なことが 「何を根拠にローンの返済額をその金額に決めたのか?」です。 この根拠がしっかりしていないと、 あれよあれよという間に予算が上がってしまいやすいから、 そして住宅会社の都合が良いように予算を上げられやすいからです。 とりわけ原材料費のインフレによって 建築コストが上がりつつある現在は、 その度合いも大きくなりがちなので、 どこまでなら大丈夫でどこからがダメなのかのラインを 自分自身が把握しておけるように、 資金計画をする前に一手間かけていただくことをオススメしています。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 「資金計画の前準備」についてお伝えしていきたいと思います。 要は、資金計画では最初に銀行からの借入額を決定するので、 借入額を決定するにあたり必要な三要素 「返済額」「金利」「年数」の中の「返済額」をいくらにすべきなのかを 決定するための根拠を出すということですね。 家計の収支と今後を考える 現実と向き合い過ぎるとブルーになるので、 僕自身もあまり正確に収入や支出を把握したくないのですが、 家を建てる時、まずここから始めるべきなのは間違いありません。 どれくらいずつ収入があって、 その中で何にどれくらいお金を使っていて、 どれくらいを貯金や保険に回しているのかを 全て洗い出して把握するということですね。 出費の内訳としては、 家賃、駐車場代、電気代、ガス代、水道代(下水道代)、家の家財保険代、 車のローン、ガソリン代、車検代、車の保険代、車の税金、車のメンテ代、 習い事代(塾代)、携帯代、ネット&TV代、美容室代、外食代、衣料品代、 旅行代、サブスク代(音楽・本・新聞・映画など)、食料品代、日用品代、 小遣い、貯金、生命保険代、医療保険代、学資保険代、 といったところでしょうかね。 あと奨学金がある場合、そのローン返済と。 なので、まずはこれらにどれくらいお金がいっているのか ある程度正確に把握することから始めていただければと思います。 そして、次に考えていただきたいのが、 今後はもっと出費が増えるということと、 家を持つとさらに出費が増えるということです。 出費が増える理由は、子供の成長と共に 食費・旅費・習い事や塾代・携帯代などが高くなるからです。 その上、大学に行くとなれば、 県外なら学費の上に家賃と生活費が、 県内なら学費の上に車代とガソリン代、車検代と保険代と税金が それぞれ必要になってくるので、 早い段階からその備えをしていかないと 家計が火の車になるのは必至です。 また、家を持ったからには当然 維持していくためのお金も必要となります。 まず、4月に納税通知が届く固定資産税。 次に、火災保険。(入るなら地震保険も) そして、定期的な外壁塗り替え費用。 (15年に一度ぐらいにペースです) さらに、水回りの入れ替えに伴う修繕工事。 (20〜25年に一度ぐらいのペースです) 最後に、家電製品の買い替え費用。 これらが家を持っている限り必要となるコストなのですが、 要はこれらの資金のことまで考慮した上で 毎月のローン返済額を決めた方がいいというわけですね。 じゃないと、家のローンに上積みして 子供たちの進学資金や定期的な修繕費用をローンに頼ることになり、 死ぬまでずっと借金地獄から抜け出せなくなってしまいますからね。 家計が厳しくなれば車だってローンで買うしかなくなるでしょうしね。 というわけなので、 単純に家賃と比較していけるかどうかを決めるという 危険な賭けだけは絶対にしないでもらえたらと思います。 家計の収支と今後の必要経費を全てテーブルの上に出し 把握した上で返済額を決める。 面倒臭がらずこのルールに従って 家づくりを一歩一歩進めていただければと思います。 それでは、、、

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  • 土地選びの2つの追加チェック項目

    土地選びの2つの追加チェック項目

    住む場所を選ぶ時、 立地(利便性)、環境、形状、広さ、向き、価格、災害情報、 小(中)学校までの距離、などを総合的に捉えながら 土地を購入するか否かを検討されると思いますが、 個人的には、もう2つ検討材料に加えた方がいいのではないかなと 思っていることがあります。 1つは、どの地域で土地を買う場合でも絶対にやってもらいたいことで、 もう1つは、弘前市以外に住む方は みんな考えておいた方がいいのではないかと思っていることです。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、言われてみると「あっ!そっか!」となるものの、 言われないと案外気付かない2つのことについてお伝えしたいと思います。 昼だけじゃなく夜も見に行く みんなに共通していることは土地を昼間に見に行くということです。 夜に見に行っても土地の形も分からないし、 周辺の状況も分からないし、 暗い夜道をウロウロするのは危ないので当たり前のことなのですが。 しかし、昼間じゃなきゃ分からないことがあるように、 夜じゃなきゃ分からないこともありますよね? 家の周辺に街灯があるのか? 昼間にあることは確認出来ても実際その街灯が充分に明るいのか? 通わせる学校まで街灯が続いてあるのか? そしてその街灯は充分に明るいのか? 同じく最寄りのJRの駅やバス停までも。 それゆえ、個人的には「おっ!この土地いいかも!」と直感的に感じたら、 必ず夜(日没)にも見に行った方がいいと思っている次第であります。 そして、そのついでに小学校や中学校、 そして最寄りの駅やバス停まで車を走らせ環境を見てもらえたらと思います。 かつ、そのタイミングがご近所さんの帰宅と重なった場合、 思いきって話しかけてみてもいいかと思います。 どんな方が住んでいるのか自らの肌感で知っていた方が 今後お互い何かと安心でしょうしね。 自治会のことやゴミ出しのことや集団登校のことなど、 聞くことはたくさんあるのでぜひ思いきって話しかけてみてください! 高校のことも考えておく そしてもう1つがこれです。 というのも、住む場所によったら高校の選択肢がものすごく狭くなるし、 選択肢を広げようとすると、 子供たちがものすごく頑張らないといけないからです。 なんせ学区外から高校に通おうとしたら、 学区内の子たちよりも平均点が一教科ごとに10点ぐらい 高くないといけませんからね。 また、地方に住むと選択肢によっては 電車通+チャリ通となることだってあるのですが、 そうなれば、汽車の定期代と駐輪場代が3年間かかり続けることになるので、 確実に毎月1万円は負担が増えると覚悟しておいた方がいいと思います。 実際、僕自身がそうですから。 この上、高校近くの塾に通うとなれば、 送り迎えに掛かる負担も大きくなることが予想されるので、 ずいぶんと先の話ではあるかもしれませんが、 その点も考慮しておくに越したことはないと思っている次第です。 というわけで、今回は案外忘れがちなというか 言われてみて初めて気付く土地選びのポイントについて 簡単にお伝えさせていただきました。 それでは、、、

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  • 日陰は決して悪ではない

    日陰は決して悪ではない

    設計士の多くは日陰となる場所に家を建てたがりません。 そこには太陽高度が低くなる冬に直射日光が入ってこないからです。 一番、直射日光を入れたい冬に。 それゆえ、彼らは家を建てる敷地が、日当たりが悪そうな場合、 広さ的には充分平屋が建てられる土地であるにもかかわらず、 当たり前にように2階建てを提案します。 あるいは、あなたがこれから土地を探すのだとしたら、 直射日光を阻害されることがない南向きの土地を優先してオススメするか、 直射日光が確保出来そうな広々とした土地をきっとオススメするでしょう。 しかし、これらの提案は決してベストな提案ではないし、 コスト的にも負担がかかりやすくなることから 弊社ではこれらと180°反対の提案をさせていただいています。 おはようございます。 相馬です。 まず弊社では、平屋が建てられるなら たとえ日当たりが悪い土地でも平屋を提案しているのですが、 これは、その方が圧倒的に暮らしやすいからです。 子供部屋も、 2階にあるより1階にあった方が小さいうちから使ってもらいやすいし、 自分たちのものを自分の部屋に持っていってもらいやすいですしね。 寝室やクローゼットだって 2階にあるより1階にある方が何かと便利ですよね? 毎日のこととなれば、いちいち上に行くのってホント面倒くさいですからね。 家事動線も上下移動がなく水平移動だけとなれば、 ずいぶんと楽になるのは火を見るより明らかですよね。 これらはほんのちょっと想像したら誰でも分かることだと思いますが、 最悪なのは歳をとってからだと思います。 健康な状態の今はこんなこと想像もつかないと思いますが、 誰だっていつどのタイミングで足腰が悪くなってもおかしくないし、 そうなれば2階に上がるのがホント億劫になってしまいます。 で、そのうえ下に部屋が足りないとなれば 改築に加えて増築までしないといけなくなり、 大きな出費を余儀なくされるかもしれませんしね。 空っぽになった子供部屋さえ下にあれば そんな無駄な出費をしなくて済んだのに、です。 以上のような理由から 基本、平屋を提案しているというわけです。 そして、南向きや広い土地を提案しない理由は コストを出来るだけ抑えながら家づくりをするためです。 南向きの土地は一番人気なので割高に価格が設定されているし、 広くなればなるほど土地の値段は上がってしまうし、 広くなれば土地代だけじゃなく外構費用も高くなるし、 固定資産税も高くなりますからね。 南向きの土地で南に部屋を配置して南に大きな窓なんてつくった暁には、 「みなさん!私の家の中見て見てー!!」状態になってしまって、 プライバシーもクソもあったもんじゃないわけですからねー。 もちろん防犯的にも良くありませんしね。 で、見られないようにするためや敷地に侵入しにくくするための工事に 多額のお金を突っ込まざるを得なくなり、 終わってみるとずいぶんと余分なお金がかかってしまった・・・ なんてことになってしまいます。 「明るい=直射日光」じゃなくてもいい 例えば、玄関や廊下などは明るいに越したことはありませんが、 かといって、それが直射日光じゃなきゃダメなわけではありません。 それと同様に、寝室にも必ずしも直射日光が必要なわけではありません。 通常、寝室は日が沈んでから日が昇るまでの間に使う部屋ですしね。 また、子供部屋しかり。 明るくしてあげないといけませんが、 その手段が直射日光である必要はないと思いませんか? 書斎や仕事部屋も同じですが、 ガンガン直射日光が入ってくると日や時間によって光量にムラが出て 勉強や仕事をするにしてもなかなか集中出来ませんからね。 そんなわけで、各自のお部屋は 直射日光にこだわらずにつくってもいいと思っている次第であります。 もちろん暗いのだけは絶対にNGですけどね! これらの部屋の配置にこだわらなければ、 土地選びもしやすくなるし間取りの幅もずいぶんと広がるでしょう。 また、土地取得コストも抑えられるし、 より暮らしやすい家をコストを抑えながら建てることが出来るでしょう。 なので、これから家を建てる方は 部屋の向きにまでこだわる必要はないということを覚えておいてくださいね。 家は直射日光が本当に必要な場所だけ 南向きでつくることが出来ればいいわけですから。 それでは、、、

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  • 外構予算の決め方と減らし方

    外構予算の決め方と減らし方

    家づくりの予算を大きく狂わせる一番の要因が 「外構工事」です。 住宅会社は建築工事の予算を減らして欲しくないがために 外構工事の予算を減らす傾向があるし、 かつ、出来上がっていく家の姿を見ると 外構にもより手を加えたいという欲求が生まれてくるからです。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 外構工事の予算の決め方と外構予算の減らし方について お伝えしていきたいと思います。 まず外構工事の予算に関しては、 土地の広さや状況、そして建てる家によって違ってくるものの、 ハウスメーカーのような一般的な間取りのお家を建てる場合、 少なく見積もって坪あたり3万円、普通に考えると坪あたり4万円、 それなりにこだわりたいなら坪あたり5万円は 最低見積もっておくべきだと思います。 つまり、50坪の土地だとしたら 150万円では思ったような仕上がりにならない可能性が高いので、 200万円はみておいた方がよくて出来れば250万円にした方がいい。 60坪の土地だとしたら 180万円では思ったような仕上がりにならない可能性が高いので、 240万円はみておいた方がよくて出来れば300万円にした方がいい。 といった感じですね。 お施主様の期待に応えてお洒落に仕上げてあげたいのに、 全く予算が合わなくて困っている外構屋さんの気持ちを代弁すると こんなところではないでしょうか。 なので、資金計画の時、 家と外構の合計予算が3500万円になったとしたら、 土地が50坪の場合は家の予算を3250万円にすべきで、 土地が60坪の場合は家の予算を3000万円にすべきだ ということになります。 もちろん選んだ土地によって予算が変化することもあるため、 土地が決まった時点でもう1回予算の見直しが必要ですが、 このシンプルな法則に従って予算を確保しておくと 概ね狂わないんじゃないかと思います。 逆に言うとこの知識を持っていれば土地も選びやすくなるし 家のことも考えやすくなるし、 納得のいく外構仕上げにもなりやすいと思うので、 この機会にぜひ覚えておいてもらえたらと思います。 外構予算を減らす方法 では、ここからは外構予算を減らす方法について お伝えしていきたいと思いますが、 まず1つ目は「無駄に土地を広く買わない」ということです。 先程の予算振り分けのところをご覧いただくと一目瞭然ですが、 土地が広くなればなるほど外構予算は膨らむわけですからね。 それゆえ、探しているエリアに土地情報がほとんどないとか、 そもそも広い土地しか売っていないといった特殊な状況じゃない限りは、 出来るだけ広く買わないように心がけていただけたらと思います。 そして、それを実現する方法として 土地を探し始める前にどんな家を建てたいのかを 明確にしておくことをオススメしています。 建てる家に合わせて土地を探せば、 ちょうどいい広さで土地を買いやすくなるからです。 続いての手段が「2階建て」ではなく「平屋」にすることです。 えっ? 「さっき土地を狭くしろと言ったのに平屋にしたら広くなってしまうやん!」 と思われたかもしれませんが、 実は、たとえ平屋を建てるにしても70坪以上の土地は必要ありません。 それ以上の広さの土地を買うと、 固定資産税だって割高になってしまいますしね。 というわけで、 平屋を建てることを前提として65坪くらいの広さで土地を探し、 かつ見つけた土地に出来るだけ余白を残すことなく 家を建てるように設計することで外構工事の施工面積を極限まで減らす という方法によってコストを抑えるというわけですね。 で、その上で「余分な装飾が必要ない家を建てる」と さらにコストが抑えられます。 いわば、塀も植栽も目隠しも必要なく、 外観を引き立たせるための一切の工事が必要ない家を建てるというわけですね。 端的に言ってしまうと 砂利とコンクリだけで終わりって感じです。 この3つの要素が全て揃うと、 外構工事の予算は坪あたり1.5万円と考えて、 60坪の土地なら90万円前後でオッケーってことですね。 というわけで、 外構工事にそんなにたくさんお金を使いたくない・・ 庭の手入れとかめんどくさいから手間がかからないようにしたい・・ そうお考えの方は、ぜひこの考え方を参考にしてもらえたらと思います。 それでは、、、

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