Blogブログ

相馬建築のブログはこちらから

相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

ブログ一覧

  • 「貯蓄」だけでは損をする?大切な資産の守り方

    「貯蓄」だけでは損をする?大切な資産の守り方

    家を建てる時に、 自分にとって少しでも有利だと思われる住宅ローンを選ぶことで、 金利という出費を減らそうとすることと同じように、 私たちは少しでも多くお金の知識をつけ、 合理的にお金を増やしていくことを覚えていく必要があります。 例えば、貯金。 貯金は「銀行」にするのが当たり前と思われていますが、 現実は銀行に預金しても全くお金は増えません。 無論、たとえ定期預金だとしても、です。 なのに、多くの方がなぜ銀行に預金するのかというと、 「それしか手段を知らないから」ではないでしょうか。 言い換えると、おじいちゃん・おばあちゃんから あるいはお父さん・お母さんからそうするものだとインプットされていて、 それを頑なに守っているといった感じですね。 おはようございます。 相馬です。 もちろん、収入のうちのいくらかは銀行に預けていってもいいとは思いますが、 率直に申し上げて、その資金の多くは「積立投資」に回すべきだと考えています。 「積立投資」とは投資信託商品をこれからずっと毎日、あるいは毎月 欠かすことなく買い続けていくということです。 なぜ積立投資をやるべきなのか? 理由はものすごく単純で、 世界の経済は右肩上がりに成長し続けていっているからです。 つまり、積立投資とは右肩上がりで成長し続ける世界の名だたる大企業の株を 少しずつ分散して買い続けていくことによって その成長の恩恵を授かってお金が増えていく、ということなんですよね。 個人的には、自分で頑張って働いて収入をアップしていくよりも、 名だたる企業の成長の恩恵を受けてお金を増やしていく方が はるかに可能性が高いのでみんな絶対にやるべきだと思っています。 もちろん、自分自身の収入を どんどん上げていくこともとっても大事なことですけどね。 収入が増えれば、積立投資に回せるお金が増えることになりますしね。 また、毎日あるいは毎月少しずつ買い続けていく理由は、 企業の株価というものは業績や時流によってアップダウンするものであり、 いつが買うのにいいタイミングなのかなんて 専業でその仕事をやっている人ですら分からないからです。 ゆえ、高い時にはあまり買わず安い時にいっぱい買えるように、 毎日毎日(毎月毎月)同じ額を無心で積み立ていくというわけですね。 いわば、この長期・分散・積立投資に関しては、 放りっぱなしでいいので誰でも出来るという感じですね。 いかがですか? これまで思っていた投資に対するイメージが 少しは改善されたのではないでしょうか。 おそらく、これまでは「投資=破産」ぐらいの、 極端なイメージが頭にこびりついていた方も決して少なくないと思うので。 というわけで、まずは貯金に対する選択肢を増やしてもらえたらと思います。 ましてや現在は、通常増えた分に課税される約20%の税金が全額免除される 「つみたてNISA」という超絶素晴らしい制度がありますしね。 以上、家と関係ない話について今回は最後までお届けしてみました。 それでは、、、

    MORE

  • 失敗しない注文住宅の「土地」の探し方

    失敗しない注文住宅の「土地」の探し方

    家づくりにおいて基本的に、土地探しは自分たちだけでやるべきではありません。 理由は、土地によって建てられる家も違えば、建てるべき家も違うからです。   つまり、あなたが暮らす家の間取りは、 その土地によって決まると言っても過言ではないことから、 また、建てる家によってどんな土地が最適なのかが異なることから、 土地探しをする前に建築のパートナーを決定し、 ともに土地を探すのが理想的だというわけですね。   おはようございます。 相馬です。   例えば、南向きの土地は一見日当たりが良さそうに見えますが、 日当たりがよくなるように部屋を全て南につくってしまうと 外から中が丸見えになるため、必然的にプライバシーも低くなるし、 同時に間取りがバレバレで防犯性も低いし、 結局カーテンを締め切っているので明るい家にはなりません。   それゆえ、弊社では日当たりの良さを活かしつつ、 プライバシーと防犯に優れた住まいになるよう間取りを考えるのですが、 そうなれば、必然的に視線が気になる南面に 窓をつくる必要がない間取りが出来上がることになります。   つまり、せっかく日当たりがいい南向きの土地を買ったのに、 全くと言っていいほどそうした意味がなくなるというわけです。   そんなこんなで、弊社で家を建てる方には、 南向きの土地を買うだけお金がもったいないので、 出来ればやめといた方がいいですよとお伝えするのですが、 では、どんな土地をオススメするのかというと、南向き以外の土地です。   南向き以外の土地だと、仮に南向きに部屋をつくったとしても 道路から家の中が丸見えになりにくいというのが1つ。   そしてもう1つが、南向き以外の土地でも、 リビングに直射日光が入る間取りをつくることが出来るからです。 「中庭」や「吹き抜け」などの手段を利用しつつです。   ただ、個人的にオススメしないというか 絶対にオススメしたくないのが「2階リビング」ですね。 単純に歳をとったら不便になる可能性が高いだろうし、 自力で2階に上がれなくなった場合、かなり大きな出費が必要になるからです。   それはいいとして、何が言いたいのかと言うと、 これはあくまで弊社の考え方であり、 工務店によって建てる家の考え方も違えば、 そうなればその家に適した土地も違ってくるということですね。   なので、まずはいきなり土地を探し始めるのではなく、 自分がどんな家に住みたいのか? そして、どこでお願いするのか? を先に決めてから土地を探し始めることをオススメします。   土地によって出来ることと出来ないことがあるし、 どんな土地が最適なのかは工務店によっても違ってくるので、 この順番を覚えておいて下さいね。   それでは、、、

    MORE

  • 注文住宅を建てるなら平屋?二階建て?

    注文住宅を建てるなら平屋?二階建て?

    弊社が基本的に「平屋」をオススメし 「2階建て」をオススメしない理由の1つに耐震性があります。 2階建ては、2つの理由からバランスが悪くなる上に、 強風や重量車両の通行などの影響を受けやすいからです。   また、2階建てならでは、のこれらのデメリットは、 耐震等級3を取りつつ制震ダンパをつければ緩和することが出来るものの、 これらを合わせると60万円〜70万円ほどコストがかかるため、 コスト的な観点から考えても率先してオススメ出来なかったりします。   おはようございます。 相馬です。   というわけで今回は、 2階建ての耐震性が悪くなる 2つの理由についてお伝えしていきたいと思います。   言われてみると「なるほど!」となるのですが、 言われるまで、ほとんどの方が気が付くことすらないことなので、 この機会にぜひ知っておいてください。   上下のバランスが悪い   まず、1つ目の理由がこれです。 1階の柱や壁の量よりも2階の柱や壁の量の方が多くなるからです。 1階には大空間のLDKをつくるのに対し、 2階は細かく部屋をいくつもつくりますからね。 つまり、下よりも上の方が重いため 上からの荷重負担が大きくなるということですね。   また、LDKを明るくするために 1階の窓はサイズを大きめに、かつ多めにつくろうとしますが、 こうすれば1階の壁がもっと少なくなるため、 さらに上下のバランスが悪くなってしまいます。   そんなこんなで、2階建てにして 1階をパブリックスペース、2階をプライベートスペースとする 間取りをつくろうとした段階で、 必然的に上下のバランスが悪くなり耐震性が悪くなるというわけです。   南北のバランスが悪い   そして、もう1つの理由がこれです。 南に出来るだけたくさん部屋をつくり、 その部屋には出来るだけたくさん大きな窓をつくるのに対し、 北には水回りを配置することが多く、 窓をつくったとしても小さめの窓ばかりにするからです。   つまり、ほとんどの家が南と北の壁のバランスが悪いというわけですね。 (北は自然と壁が多くなり、南は自然と壁が少なくなるということです) その上、南の2階部分には、 南に突き出してベランダをつくるのが一般的になっていますが、 こうすればさらに南に荷重がかかることになるため、 必然的に家のバランスも悪くなります。   そんなこんなで、先程の上下のバランスに加えて 南北のバランスまでも悪くなってしまうのが2階建てのお家というわけですね。   2階建てのコストが安いは嘘!?   この他、2階建ては平屋に比べて家事動線も悪いし、 掃除や片付けにも手間がかかります。 なのに、ほとんどの人が2階建ての家を建てている理由は何か?   それは、「平屋は高く2階建ての方が安い」 という間違った情報が市場に流通しているからではないでしょうか。 つまり、平屋にしたくても経済的な面で ハナから諦めてしまっている方がたくさんいるからということですね。   しかし、結論から申し上げると、決して平屋が高いわけでもないし、 予算を抑えたいと思っている方はむしろ平屋にすべきだと思っています。   平屋が安くなる理由は、 2階建てよりも床面積を大幅に抑えることが出来るからです。 階段も必要なくなるし、2階のトイレも必要なくなるし、 設計によっては廊下もなくせるし、余分な部屋もカット出来るからです。   また、平屋を建てるためには、 土地もかなり広くないといけないと思っている方がいらっしゃいますが、 実は60坪もあれば、充分平屋を建てることが出来るし、 それ以下の面積でも、例えば50坪や55坪でも 家族4人がゆったり暮らせる平屋を建てることが出来ます。   まー、あくまでこの理論は僕自身の個人的な意見であって 決して一般的ではないと思うので、 こんな考え方もありかなと思った方は、 いつでもお問い合わせいただければと思います。   それでは、、、

    MORE

  • 弘前で土地から買って家を建てる人のマスト条件

    弘前で土地から買って家を建てる人のマスト条件

    土地から買って家を建てなければいけない人は、 土地を買う必要がない人に比べて 銀行からの借り入れが大きくなるため、 夫婦いずれかの所得だけで満額借りるのが難しくなってきます。   結果、夫婦で収入を合算しつつお金を借りる場合が多くなるのですが、 もちろん、現在は夫婦そろって働き続けることが当たり前ではあるものの、 個人的には、どっちもがフルタイムで働き続けることを前提として お金を借りるべきではないと思っています。   理由は、これから先もずっと今と同じように 働き続けることが出来るかどうか分からないからです。 今の給料のまま同じ会社で働き続けられる保証がないのが一つ。 そして、親御さんたちがまだまだ現役で働き続けているとしたら、 子供たちの世話を頼むにしても限界があるし、 また、その親御さんたちが、介護が必要になる可能性もゼロではないからです。   そんなこんなで、土地から買って家を建てなければいけない人は、 家づくりの予算を抑える方法を知った上で家を建てるべきだと思います。   おはようございます。 相馬です。   では今回は、 家づくりの予算を抑える現実的で具体的な方法について ダイジェストでお伝えしていきたいと思います。   ✔️平屋にする   家の予算を抑えるためには平屋にすべきです。 平屋にすれば階段がなくなるし、 間取りのつくり方によっては廊下もなくすことが出来るため、 面積を抑えることが出来るからです。   ✔️なくてもいいものをなくす   ただし、ただ平屋にしただけでは、 充分にコストが落ちるわけではありません。 なので、なくてもいいものをなくすという作業をしなくてはいけません。 それぞれの部屋の広さや部屋の数などですね。   これによってさらに面積を抑えることが出来るため、 この時点でみんなが建てている 2階建ての普通の家より安いコストで建てられます。   ✔️土地は必要な広さに止める   建てる家がコンパクトに出来そうなら、買う土地もコンパクトに出来ます。 そして、探す土地の広さの目安は、あなたが必要な平屋の建築面積の他、 家の周囲に10坪程度、車1台につき4.5坪なので、 あなたが必要だと思う台数分、これらを足した広さで充分です。 仮に建築面積が30坪の平屋で置きたい車の台数が3台だとしたら、 53.5坪ぐらいの広さを目安として土地を探せばいいというわけですね。   ✔️余分な外構工事をなくす   これまでお伝えした内容で土地を買い、家を建てれば、 必然的に外構工事の面積が最小限になります。 そして、外構工事のコストをさらに下げるために必要な要素が、   ✔️プライバシーが担保された家にする   ということです。 つまり、周りからの視線が気にならない家をつくるということですね。   これが出来れば、防犯のために塀の工事にお金をかける必要がなくなると共に、 目隠しのための植栽や塀をつくる必要がなくなります。 かつ、プライバシーが担保された住まいは、 必然的に家の外観も美しくなるので、 庭にも余分な装飾をする必要がなくなります。   ✔️土地の日当たりは気にしない   そして最後に、一番大事なこととしてこれを覚えておいてください。 これを知っていれば格段に土地の価格を落とすことが出来ますからね。   なぜ、土地の日当たりを気にしなくていいのかというと、 日当たりを良くしたい部屋は 日が入ってくる場所につくればいいだけだし、 どんな土地でも、土地全体が、日当たりが悪いわけではないからです。   つまり、土地に合わせて間取りを考えさえすれば、 どんな土地でも明るく日当たりがいい家をつくることが出来る というわけですね。   いかがでしたか? ものすごくダイジェスト的にお伝えしたのですが、 これが家づくりのコストを最小限に抑えるために必要な全ての要素です。   これらを知っていたら、 他の人たちに比べて圧倒的にコストを抑えながら、 他の人より格段にいい家を建てることが出来ます。 そしてお金の不安を小さくすることが出来るので、 ぜひこの内容を覚えておいていただけたらと思います。   それでは、、、

    MORE

  • 家づくりの予算と4つの投資

    家づくりの予算と4つの投資

    10年ごとに2年ずつ寿命が伸び続けてきた結果、 私たち日本人は人生100年時代を迎えたと言われているのですが、 ゆえ、この長い道のりを安心して暮らしていくために 4つの投資を意識した上で 家づくりの予算計画を立てないといけないと考えています。   おはようございます。 相馬です。   というわけで今回は、 これから家を建てる誰もが意識しておいた方がいいと考えている 4つの投資についてお伝えしていきたいと思います。   その1:自己投資   働く期間が50〜60年となると、 勤めている会社がずっと存在するかも分からないし、 そこに最後まで勤め続ける可能性もほぼないと思います。   ゆえ、これだけの長い期間を働き続けるためには、 セカンドキャリアも視野に入れつつ、 常に自己投資をしておくべきではないでしょうか。   そして、そのためには、本を読んだり、学びに行ったり、 旅に出たり、新しい人と交流することで視野や見聞を広げ、 変化する時代の流れを感じ、それに対応する力や 周りから必要とされる能力をつけておいた方がいいと思っているのですが、 もちろん、これらには時間とお金が必要なのは言うまでもありませんよね。   その2:健康のための投資   これも自己投資の中の1つですが、 長く働き続けなければいけない以上、 健康を維持するための努力も常にしていくべきだと思っています。   もちろん、そうは言っても不運にも病気になる可能性はあるのですが、 とはいえ、出来るだけそうならないように、 そして良いパフォーマンスで仕事が出来るようにしておくことが 大事だと思っています。   このためには、常日頃から食べるものに気を付けることと、 適度な運動をすることだと思いますが、 栄養がある食事を中心にすると食品コストも高くなりやすいし、 適度な運動を維持するためには、 お金を払ってジムに通うことが一番手っ取り早いのではないでしょうか。 常に誰かに監視されていたらやらないわけにはいかないですもんね(笑)   その3:子供への投資   そして、忘れてはいけないのが子供たちへの投資です。 子供たちが早く自立してくれないと、 いつまでも子供たちに手間とお金がかかり続けますからね。   ゆえ、子供たちへの教育資金についても 余力を残しておくべきだと思っています。 超現実的な話になりますが、データや調査によると 親の所得や家計が子供たちの学力にかなり強く影響を及ぼすようですしね。   なので、子供たちの未来の選択肢をより広げたやるために、 そして、子供たちが早く自立出来るようになるために 子供への投資余力も残しておいて欲しいと考えています。   その4:積立投資   そして、最後の投資がこれです。 この理由は、体調を崩し働けなくなった時、 あるいは十分な状態で働けなくなった時に備えるため、 そして老後に備えるためです。   要は、自分が働くことによる収入だけじゃなく 同時にお金にも働いてもらうことによって もし自分に何かがあったとしても困らないようにするという考え方です。   この手段としてやって欲しいのが「長期積立投資」です。 つまり、一攫千金を狙って まとまったお金をハイリターンが期待出来るものに突っ込むのではなく、 毎月(毎日)コツコツと小さな金額を積み立てていくということです。 かつ、このお金は必要になる時まで絶対におろさないと心に決めることです。   いかがでしたか?   個人的には、以上の4つの投資は 長い人生を心にゆとりを持って歩んでいくためには 例外なく誰もが必要だと思っているのですが、 家や車にお金を使い過ぎてしまうと、 これらに回すお金の余力がなくなってしまいます。   ゆえ、思い立ったらいきなり家づくりに進むのではなく、 まずはこういった費用についても家族で話し合った上で、 家づくりや家づくりの予算について考えてみてもらえたらと思います。   それでは、、、

    MORE

  • 親に立ちはだかる「進学資金」の壁

    親に立ちはだかる「進学資金」の壁

    大学にさえやれれば、「万事オッケー!」とは思わないものの、 子供たちの未来の可能性を少しでも広げてやるために 大学には行かせてやりたいと思うのが 「親」というものではないでしょうか。   しかし、そこに立ちはだかるのが金銭的な問題です。 大学に行くとなると、授業料はもちろん、 家賃・光熱費・生活費なんかも親が払わないといけませんからね。   ゆえ、子供が生まれたと同時に、 多くの方が当たり前にように学資保険に入るように、 出来るだけ早いタイミングから 大学進学を見据えてお金を積み立てていくことをオススメしています。   おはようございます。 相馬です。   では、その具体的な費用と積立方法について 一緒に考えていきたいと思います。   ︎一気に跳ね上がる子供へのコスト   大学と一口に言っても、 国公立か私立かでも授業料が大きく違うし、 私立でも文系か理系かでも大きく違います。 (医学系はさらに上を行きます)   ざっと言うと国立の場合、 4年間の授業料を合わせると約243万円が必要で、 私立文系の場合が約398万円で 私立理系の場合が約542万円といった感じです。   毎月にならすと国立の場合でも約5万円、 私立文系になると約8万円で 理系にもなると約11万円ってことですね。   高校の授業料が毎月1万円弱なので、 そう考えるととんでもないぐらい跳ね上がるというわけです。 その分、大学では塾代がいらなくなりますけどね。   また、子供たちが県外に行くとなれば、 授業料とは別に家賃・光熱費・生活費を払わないといけません。 ゆえ、授業料にプラスして毎月10万円ぐらいの支出が必要だと 考えておいた方がいいのではないでしょうか。   そんなわけで、たとえわずか4年間だとしても 確実に大きな負担となるこれらの費用に関しても 出来るだけ今のうちから準備していっておくべきだと考えている次第です。   教育資金の準備方法   子供たちの人数と年齢にもよりますが、 仮に小さな子供が2人いる場合、 2人分の私立大学の授業料を 銀行預金と学資保険で準備していくとしたら、 全くと言っていいほどお金が増えないため、 毎月4万円ほど積み立てていかないといけません。   ゆえ、個人的には、 銀行への預金や学資保険に預けるのはやめて、 その資金を全て長期積立投資に回すことをオススメしています。   前々回お伝えしたように、 年率3.5%以上の割合でお金が増えていくとしたら 20年前後の積立期間があれば、 預けたお金が2倍ぐらいになっている可能性が高いからです。   逆に言うと、長期積立投資で授業料を準備していくとしたら 毎月2万円ほど積み立てていけば 同じだけの資金が準備出来るかもしれないということだし、 また毎月4万円ほど積み立てていけるのであれば、 家賃、光熱費、生活費までも準備出来るかもしれないというわけですね。   いかがでしょうか?   もちろん、これはあくまで理論上の話であり 確実にそうなるわけでもありません。 また、多かれ少なかれ投資に対する抵抗もあると思います。   しかし、個人的には、 これが進学資金の最も合理的な準備方法だと思っているので、 ぜひ、この記事も参考にしていただければと思います。 こういった資金も計画に織り込んだ上で、 家づくりの予算を決めることはとっても大切なことですから。   それでは、、、

    MORE

  • 進化すべき常識の概念

    進化すべき常識の概念

    現在当たり前とされていることは、 歴史を遡るとその成り立ちがよく分かるし、 同時にその当たり前を未だ採用する理由がないこともよく分かります。   例えば、『貯金』という文化は、 一説によると太平洋戦争の時に浸透したと言われています。 理由は、戦争中は戦争のための資金を外国から集めることが出来ないため、 国民から調達するしか選択肢がなかったからです。   そして、その手段として 当時国営だった郵便局への貯金が奨励されたようなのですが、 これ以降、金利が高い郵便局にお金を預けておきさえすれば、 放っておいてもお金が増えたため銀行への貯金が当たり前化し、 今なお、貯金一択の考え方が浸透しているというわけですね。 今や、貯金しても全く増えないにもかかわらずです。   おはようございます。 相馬です。   では続いて、家づくりの歴史を少し遡りつつ、 それをもとにこれからの家づくりについて意見を述べていきたいと思います。   ✔️国民所得倍増計画   岸田政権が「令和版」と称して打ち出しているし、 社会の授業で習ったのでご存知だとは思いますが、 高度成長期の真只中、当時の内閣が打ち出した政策が国民所得倍増計画ですが、 この時住宅の需要が一気に膨れ上がりました。 そして、国民の多くが家を持つことが当たり前になり、 日本のGDPが一気に伸びました。   当時は、現在のようなモノ余りじゃなかったので、 家や車や家電といったモノを所有することが幸せの象徴だったこともあり、 なおのこと急速に普及していったんでしょうしね。   そして、この時に急速に普及していった住宅が 公団住宅であり、ハウスメーカーの商品住宅です。 いわば、コストと工期を圧縮した大量生産型の家が普及したというわけですね。 総二階建てならでは、の家族間でのプライバシーも考慮した (1階が団欒・2階がプライバシー) という触れ込みも当時は画期的だったでしょうしね。   そんなわけで、今や家を持つことは 国民の夢ではなく当たり前となっているのですが、 では、今なお大量に建てられている 高度成長期以降に急速に普及した商品住宅は暮らしやすいのでしょうか? 現在のライフスタイルに合致していると言えるのでしょうか?   ✔️長期視点で考えるのが鍵   これらの制度が出来た当時と比べ、 現在はいろんなことが変化してきています。 それゆえ、それらに合わせて家のカタチも見直すべきではないでしょうか。   例えば、家は2階建てが当たり前ですが、 長寿化しつつある現在、 そこに50〜60年住む可能性が高いことから ホントは平屋にすべきではないでしょうか。   子供たちはやがて家を出ていくし、 歳をとれば足腰も弱ってきて2階に上るのが億劫になる可能性が高く そうなれば2階につくった部屋は使わない無駄な部屋になるからです。   また、子育て期間中のことを考えても 子供部屋が1階にあった方が確実に使い勝手がいいと思いませんか? 1階に子供部屋があれば、 わざわざ2階まで荷物を持ち運びしなくていいので、 自分の部屋に荷物を片付けてもらいやすくなるでしょうからね。     そんなわけで、 これまでの時代に沿ったままの常識に従うのではなく、 これからの時代に沿った考え方のもと 家づくりに取り組んでいただきたいと考えています。   そんな家づくりが出来れば、 より暮らしやすく、より幸せで、より充実した日々を きっと送ることが出来るのではないでしょうか。   それでは、、、  

    MORE

  • 数字だけでは分からないこと その2

    数字だけでは分からないこと その2

    前回、リビングダイニングは数字上同じ広さだったとしても 仕上げや間取りによって感じ方が大きく違ってくる ということをお伝えしましたが、 断熱性能もまた、数字だけで判断しがたいものの1つです。   というのも、性能を表す数値は、 そこまで良くないものが実は体感的にはかなり良い場合もあるし、 逆に性能を表す数値は良いのに、 体感的には全然良くない場合もあるからです。   具体的には、発泡系(吹き付け)の断熱材が前者で、 グラスウールやロックウールが後者といったところでしょうか。   おはようございます。 相馬です。   しかも、困ったことに 後者の断熱材は数値的が良いだけじゃなく、 コストも安いという特徴も持っています。   ゆえ、コストと性能の話だけを聞いただけで、 実際の住まいを体感していない人は、 「じゃあ、こっちでお願いします!」となってしまいやすいというわけですね。 まー、ここは北海道や東北ではないので、 グラスウールやロークウールでも別段問題ないんですけどね。   とはいえ、これまで建てたお施主さんの住まいや 建築現場を数多く見てきた自分としては、 体感が驚くほど違うのを知っているし、 なにより現場で働く職人さんたちから聞く感想が違うので、 ”数字よりも体感が大事“ということを何とか伝えたいと思っている所存です。   いざ、住みだすと夏の暑さの感じ方も違えば、 冷暖房の効きの良さや速さも違うし、 冷暖房効果の持続性も全く違いますからね。   また、多くの方が2階建ての家を建てますが、 これも快適性を損なう原因の1つなので、 建てることが出来るなら平屋に出来ないかをまずは優先して考えるべきです。 理由は、階段があることによって空気の流れが分断され、 上下階で温度差が生まれやすくなるからです。   つまり、移動するたびに温度差を感じることになり、 あまり家が快適じゃなくなってしまうというわけですね。 体感上良くない断熱材だとしたら なおのこと、この不快さを感じることになりますしね。   そして、それを解決するために、 空気が全ての部屋を循環する空調システムを設置するようになり、 結局、数百万円ものコストが上乗せされることになります。 もちろん、断熱材の差額なんて全く比べ物になりません。   そんなわけで、出来れば平屋を建て、 体感上良い断熱材を使うことをオススメしているというわけですね。 平屋だと屋根から入ってくる熱が多くなる分、 使う断熱材によってさらに違いが出やすくなりますからね。   ✔︎耐震等級3<平屋   そして、数字だけではなんとも判断しきれないものがもう1つ。 「耐震等級」です。 もちろん、確認申請が通る基準となる 耐震等級1よりも耐震等級3にした方が頑丈であることは 火を見るより明らかなことです。   ですが、ただそうしただけで良いのかというと、 決してそうではありません。   例えば、耐震等級3をとった家に囲まれていない土地に ポツンと建つ2階建ての家と、 耐震等級3はとってないけどぐるりと家に囲まれた土地に建つ平屋では、 必ずしも前者の方が耐震性や耐久性が高いとは言い切れません。   ポツンと建つ家は、台風の時などの強風をまともに受けるのに対し、 周囲に家がある平屋は、強風をまともに受けないのに加え、 そもそも風を受ける面も2階建てよりも少ないからです。 平屋は上からの荷重も少なく足腰もしっかりしていますしね。   そんなこんなで、耐震的な理由からも 出来れば平屋を建てることをオススメしているというわけです。   もちろん、平屋にしつつ耐震等級3をとった方が なお安心だとは思いますが、 そうするにしても20万円ほどコストが余分にかかるので、 その判断はお任せしているんですけどね。 どんな家でもほぼ確実に耐震等級3がとれますからね。   ということで、断熱にせよ耐震にせよ、 数字で表すことが当たり前になっていて それももちろん大事なことですが、 「それだけでもないんだよ」ってことも 知っておいていただければと思います。   それでは、、、

    MORE

  • 数字だけでは分からないこと

    数字だけでは分からないこと

    何かを判断する時、基準となるのは数字ですが、 家づくりでは、数字だけでは判断しきれないことが多々あります。   例えば、部屋の広さ。 仮に、同じ16帖というリビングダイニングキッチンが存在しても、 見る家によっては、すごく狭く感じることもあれば、 逆に、すごく広く感じることもあった経験はありませんか?   では、なんとなくそう感じた原因について 今回は説明していきたいと思います。   おはようございます。 相馬です。   この説明をするにあたって、 対比となる2つのリビングダイニングの写真があれば分かりやすいので、 (狭く感じる家と広く感じる家) ホントはそうしたいのですが、 勝手に写真を使うのは失礼なので、 頑張って言葉だけでお伝えしていきますね。 頭でイメージを膨らませながらついてきてください!   ✔︎なぜか狭く感じる理由   まず1つ目の理由が 「ドアと天井の間に壁があるから」です。 この写真の右側がそうです。 この壁のことを「垂れ壁」と呼ぶのですが、 なぜこの壁があると狭く感じてしまうのかと言うと、 視線がその壁によって止まるからです。   左の写真であれば、 天井がずっと奥の方まで続いているように見えるのに対し、 右の写真は、ここで一旦縁が切られてしまいますからね。   また、視線が止まるだけじゃなく、 右と左の写真では、 天井の明るさに違いがあるのがお分かりいただけると思います。   つまり、垂れ壁があることによって視線が止まり 「抜け感」が出ないことに加え、 天井付近が薄暗くなり、天井が妙に低く感じてしまうというわけですね。   そして、2つ目の理由が「窓と天井の間にも壁があるから」です。 この窓とは、外に出られる床まである大きな窓のことですね。 これも先程のドアと同じで、 出来た「垂れ壁」によって視線が遮られ「抜け感」が消滅する原因となります。   また、室内に入ってくる光量も減るし、 かつ、天井付近にも光が届きにくくなり、 薄暗い天井が圧迫感を出してしまうというわけですね。   3つ目の理由は「カーテンが開けられないから」です。 これが狭苦しさを感じさせる最も大きな理由となります。   カーテンが閉まったままの状態は、 そこに壁があるとまではいかなくても、 外の景色や空を見ることが出来ませんからね。 カーテンによって室内への採光をさらに減らしてしまうわけですしね。 そりゃあ、この写真のように天井までドアや窓があり、 かつカーテンがいらない家と、 垂れ壁だらけで、かつカーテンだらけの家では、 数字上は同じ広さだったとしても、 体感的には大きな差が生じてもおかしくないというわけですね。   ✔︎天井を高くする意味   開放感を出すために 天井を高くしたいと多くの方がおっしゃいます。 もちろん、天井を高くすれば幾分開放感は生まれると思います。   しかし、ドアや窓の高さが低いまま天井だけを高くしたら、 なおのこと天井付近が暗くなるし、 その上、その窓のカーテンが閉まったままだとしたら、 全く開放感が出ないのが現実です。   ゆえ、天井だけを高くするだけでは、 それほど意味がないということを まずは知っておいていただけたらと思います。 それよりも「垂れ壁」と「カーテン」を なくすことが出来る間取りづくりの方が、 遥かに明るさと開放感を出してくれることは間違いありませんから。   それでは、、、

    MORE

  • 合理的で正しい家づくりの流れ

    合理的で正しい家づくりの流れ

    自己所有の住まいを持てば日常がより豊かになるでしょうし、 子供たちを育てるのに申し分のない環境を手に入れることが出来ます。 ゆえ、マイホームを持つことはとっても素晴らしいことなのですが、 どっこい豊かな暮らしに欠かせない経済面をないがしろにしたような 持ち方は絶対にすべきじゃないというのが僕の持論です。   そんなわけで今回は、 経済面をないがしろにせずにマイホームを持つために、 家を建てようと思ったら、 何をどのようにどういった順番で進めていけばいいのかについて 時系列でお伝えさせていただきたいと思います。   おはようございます。 相馬です。   (1)お金の預け先を見直す   まずやるべきことは、 家の予算を考える前にお金の預け先を見直すことです。   つまり、住宅ローン金利の中には 掛け捨ての生命保険の掛け金も含まれているので、 (団体信用生命保険に加入するので) これを機に現在の生命保険を見直すこと、 そして貯蓄の手段を学資保険や銀行ではなく つみたてNISAを利用しつつ長期積立投資にすること、 これが最初にしていただくことですね。   かつ、長期積立投資の資金は社会保険料のごとく 強制的に天引きされるようなものだと自分に言い聞かせて、 やめることなく今後ずっと掛け続けていってください。   (2)家の予算を計画する   この見直しの目処が立った上で、 初めて家の予算について具体的に考えていきます。   そして、その順番としては、 まずは毎月の返済額を基準に銀行から借り入れする額を決めること。 続いて、これに自己資金(貯金・贈与)を合わせて家づくりの総予算を出すこと。 そこから家・土地・庭以外にかかる全ての経費を差し引くこと。 その上で、土地・家・庭にいくらずつ 予算を振り分けることが出来るかを算出すること。 といった流れですね。   こうすることによって、自らの土地予算がいくらなのか? その予算だと、どんな土地を買うべきなのか? あるいは土地を買わずに実家の余った土地を使うべきなのか? 自らの家の予算がいくらなのか? その予算だと、どれくらいの広さの家にすべきなのか? その予算で家を建てるためには、何を優先し何に妥協すべきなのか? といったことが具体的に見えてくるようになります。   (3・4)土地を探す&プラン・見積もりをする   そして、土地にかけるべき予算と 自分がどんな家が建てたいか? その予算でどんな家が建てられるか? その家を建てるためには土地の広さはどれくらいにすべきか? などが分かったら土地を探していきます。   そして、土地が見つかった場合すぐに契約をするのではなく、 出来れば契約をする前にその土地に合わせてプランを描いてもらうべきです。 その土地に理想的な家が建つかどうか分からないまま 土地を買うのはリスクが高いからです。   なので、まずはプランをし、 その土地に納得のいく家が建つことが分かってから、 かつ、その家が予算内で収まり資金的にも問題ないことを確認してから 土地の契約に進むようにしてください。   (5)土地&家の契約をする   以上のプロセスを経た上で土地や家の契約をするのが理想的な流れです。 つまり、家づくりでは、 土地と家の契約はほぼ同時のタイミングでするのがベストな流れだ ということを理解しておいてください。   これで暮らし面でも経済面でも、 安心しながらこれからずっと暮らし続けられると思います。 家を持ちながらも、子供たちの大学進学に備えた準備も出来れば、 自分たちの老後に備えた準備も出来るわけですからね。   (6)太陽光発電の設置の可否をデータをもとに判断する   そして、家の契約後に必ずやってもらいたいことが、 太陽光発電を設置するかどうかを、データをもとに判断するということです。   もちろん、これに関しては どんな家を建てるのかと立地条件によって異なるのですが、 周りの意見や先入観にとらわれず、 データ(数字)をもとに判断してもらえたらと思います。   死ぬまでずっと払い続ける電気料金だからこそ、 設置したかしなかったかで 住宅ローンの金利差なんて比じゃないぐらい経済的に差が生じるので、 その点を忘れないようにして下さい。   以上が、僕が個人的に推奨している家づくりの進め方です。 というわけで、うちで家を建てるか否かにかかわらず、 暮らしの豊かさと経済的な豊かさを同時に手に入れるために、 ぜひこの流れを参考にしてもらえたらと思います。   それでは、、、

    MORE

1 12 13 14 15 16 22

トップに戻る