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住宅ローン選びで大事な2つのコト
家を建てるとなれば、 ほとんどの方が住宅ローンを利用すると思いますが、 この住宅ローン金利は高いより 安いに越したことはありませんよね。 仮に3000万円借りるとした場合、 0.6%という金利で貸してくれるのと 1.2%という金利で貸してくれるのとでは、 毎月の返済が8,302円も違うし、 利息を35年トータルすると3,486,840円も違いますからね。 そんなわけで、多くの方があっさりと 安い金利を選んでしまうのですが、 果たしてホントに金利は安い方がいいのでしょうか? そこに落とし穴はないのでしょうか? おはようございます。 相馬です。 では、今回は貯金・保険の話に引き続き、 住宅ローンのコトについてお伝えしていきたいと思います。 理解しておくコトはたった2つだけ 住宅ローンで知っておくべきコトはたった2つだけ。 1つが住宅ローンの種類とそのメリットとデメリット。 そしてもう1つがそれを踏まえた上で あなたがどれに向いているのかということです。 まず住宅ローンの種類ですが、大きく分けると 「変動金利」と「固定金利」のたった2つしかありません。 変動金利とは、文字どおり途中で金利が変動するローンで、 固定金利はその逆で最後まで金利が変わらないローンです。 「フラット35」という住宅ローンが固定の代表的な商品ですね。 ちなみに、●●銀行や●●銀行といった 地方銀行が取り扱っている変動金利の住宅ローンは、 「3年固定」とか「10年固定」とパンフレットに書かれているため、 固定と誤解しそうになるのですが、 変動金利なので間違えないようにしてください。 では、まずは「変動金利」について 分かりやすく説明していきますね。 先程の3年固定や10年固定ですね。 これらの最大のメリットは、 固定金利よりも金利が安いということです。 つまり、冒頭でもお伝えした通り、 同じ金額を借りるとしたら 毎月の返済が安くなるというわけですね。 そして、返済が終わるまでずっと 固定よりも金利が安い状態が続いた場合、 固定に比べて圧倒的に利息が少なく済むことになります。 しかし、そう上手くいくかどうかが誰にも分からないのが 変動金利の怖いところでありデメリットでもあります。 過去にバブルがはじけて以来、 日本はずっとデフレが続き物価が上昇せず、 金利も低い水準を推移しているので、 もしかしたら、35年後も変わらず こんな状態かもしれないのですが、 とはいえ、これから先のことなんて 誰にも予測出来ませんからね。 また、変動金利で知っておかないといけないことが、 3年や10年という固定期間が終わる時、 金利が上がるということです。 それゆえ、変動金利を選ぶ場合、 その期間が満了する時に銀行と金利の交渉をするか、 あるいは他の銀行に借り換えるか、 あるいは繰上げ返済をすることで返済負担が増えないようにする、 のいずれかを選択しなければいけません。 ざっと言うとこれらが変動金利の特徴です。 あとは、銀行によって設定されている金利が微妙に違うこと、 交渉やその人の属性(仕事・会社・収入など)によって 金利が違ってくるといったところでしょうか。 では、続いて「固定金利」について。 固定金利に関しては変動金利より金利が高く設定されていて、 かつ、変動金利のように人によっては金利が安くなる ということは基本ありません。 それゆえ、パンフレットやネットに 記載されている金利がそのまま適用になるという感じです。 また、固定金利を選ぶ場合、 融資手数料という手数料がどの銀行でも余分に発生するのですが、 この手数料は変動金利には存在しないので、 この分、家そのものに掛けられる費用が減ってしまうというのも 固定金利のデメリットとなります。 要するに、固定金利を選ぶ場合、 変動金利に比べて 家そのものに掛けられる予算が減るにもかかわらず、 返済額は大きくなってしまうというわけですね。 そして、その変わり返済額はずっと一定となるため、 安心感があるという感じですね。 これが固定金利の特徴です。 いかがでしたか? 住宅ローンは大きく分けるとこの2つしかないのですが、 自分はどっちが向いているか なんとなくお分かりいただけましたか? では、次回は変動を選んだ方がいい人 固定を選んだ方がいい人について 個人的な見解を述べていきたいと思います。 それでは、、、 -
家を建てるタイミングで生命保険を見直すべき理由
家を建てるにあたり銀行からお金を借りるとしたら 団体信用生命保険という 掛け捨ての定期保険に加入することになるため、 現在入っている生命保険を必ず見直すべきだと思います。 また、生命保険の仲間には 医療保険や学資保険などがありますが、 これらも家を建てると同時に見直すことをオススメしています。 そもそも学資保険は、 以前のように掛け金以上にお金が増えることも なくなってしまいましたしね。 ま、今の日本の金利水準を見る限り、 当たり前と言えば当たり前のことなんですけどね。 おはようございます。 相馬です。 では、その理由について もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。 まずは生命保険からです。 保険はお金が増えるのか? 生命保険には、 「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つがあり、 後者2つは死亡保障と同時に貯蓄機能を備えているのですが、 もしもの時の保障に備えつつ、 ほぼノーリスクでお金が増えるという魅力に惹きつけられ、 銀行にお金を預けるぐらいならこっちの方がいいなと思い、 加入している人も決して少なくないのではないでしょうか? 確かにこれらの保険は 中長期的に保険料を払い続けていくことによって それなりにお金は増えるので、 銀行に預金するよりは良いとは思うのですが、 正味の話をすると、 自分自身で積立投資を長期的にしていった方が、 比べものにならないぐらいお金が増えていくので 確実に保険よりも積立投資を優先すべきだと思います。 とはいえ、積立投資の商品には 保険のように死亡保障がついていないし リスクもゼロではないので、 それも考慮したら保険の方がいいじゃないの? と思ってしまいますよね・・ 死亡保障はそこまで必要ない? しかし、実際のところ、 そこまで死亡保障を手厚くする必要はありません。 債務者にもしものことが起こった時、 ローンが全額返済される掛け捨ての保険に 住宅ローンを申し込むと同時に加入するからです。 仮にご主人が単独名義でローンを借りた数年後、 不幸にも亡くなってしまったとしましょう。 この場合、あなたのご主人の給料は 全くなくなってしまいますが、 逆に必要じゃなくなる費用もたくさん出来ます。 まずは住宅ローンの返済です。 そして、ご主人に掛けていた保険も全ていらなくなるし、 車の維持費もいらなくなります。 また、携帯代や食費、雑費、交際費、 小遣いといった費用も全ていらなくなります。 さらに、これに加えて、 遺族には国から年金が支給されることになります。 となると、おそらくトントンか あるいは、今より家計に少しゆとりが生まれるかもしれません。 あるいは、あなたがガッツリ仕事をしているとしたら、 けっこうゆとりが生まれるのではないでしょうか。 さらに、お子さんが成長し大学に行きたいとなった時も、 最悪、その家を売却し実家に帰り親御さんと一緒に暮らせば、 その資金の多くを捻出してやれるでしょう。 そんなわけで、家を建てた瞬間に全ての保険を見直し、 なんならその多くを解約してもいいと思っている次第です。 あるいはもし入るとしたら、 子供たちが大学を卒業するまでの間、掛け捨ての定期保険に ちょっとだけ入っているぐらいでいいのではないでしょうか。 もはや子供たちが仕事をやり始めた時点で、 もしもの時に備える必要なんてありませんからね。 医療保険が最小限でいい理由 医療保険に関しても、 国民健康保険が充実している 日本ではほぼ入る必要がないと思います。 治療費がわずか3割しかからないからです。 また、日本では国民健康保険さえきちんと払っていれば、 高額療養費制度が適用されるため、 大きな病気をしたとしても それほど大きな治療費を請求されることがありません。 そのほとんどを国が負担してくれるからです。 そんなわけで基本的には医療保険にも入る必要がないし、 仮に入るとしても高額療養費でまかなえないものにだけ 入るぐらいでいいと思っている次第です。 以上を踏まえて、家を建てる機会に 今入っている生命保険をしっかりと見直し、 浮いた資金を積立投資に回すという マインドに切り替えていただければと思います。 では次回は、家づくりでとっても大切な 住宅ローンについてお伝えしていきたいと思います。 それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談はのご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 https://www.soma-arc.jp/ -
アップデートすべき8つの常識
✓貯金は定期預金でしている ✓生命保険にバッチリ入っている ✓住宅ローン金利は安いほど良い ✓太陽光発電はつけても無駄だ ✓家は35坪以上欲しい ✓土地は南向きじゃないとダメだ ✓土地は少しでも広く買いたい ✓投資は危険だから絶対にしない この8つの項目は、 多くの方にとって当たり前に なっていることかもしれませんが、 これら8つの全てか、 あるいはその多くに該当するとしたら、 将来、苦しい生活になる可能性が高くなる と言っても過言ではありません。 一方で、この8つ全てに該当しない方は、 家を建てた後もお金の不安なく暮らし続けられる 可能性がグンと高くなります。 というのも、 これを知っているか知らないかで、 35年後に手元の残る資産が 数千万円違ってくるかもしれないからです。 そんなわけで、 これから家を建てようと思っているあなたに 家を建てる前に絶対に知っておいた方がいいお話を 数回に渡ってしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 多くの方が家を建てる前は 賃貸アパートかマンションに 住まれているかと思いますが、 これらの住まいにはそもそも窓がそれほどありません。 おそらくベランダに出られる窓が1つか2つと、 玄関脇の共用部分に面した窓が1つの、 計2つか3つといったところでしょうか。 なので、賃貸住宅では、 窓の管理が全然大変じゃありません。 一方で、家を建てると窓の数が一気に増えます。 賃貸では2方向しか窓がなかったのに対し、 東西南北4方向全てに窓が出来るし、 かつ、それが1・2階両方となるからです。 また、防犯性や意匠性を考慮してか、 小さなデザイン窓をたくさん使うので、 なおのこと窓だらけになってしまいます。 そんなこんなで、 これまで2、3ヶ所だった窓が 一気に20ヶ所以上になってしまうというわけです。 (下手したら30ヶ所ぐらいある家もあります) そして、最初のうちは風通しを良くするために、 こまめに窓を開けたりするのですが、 これが新たな心配事を発生させます。 「あれっ?あの窓閉めたかしら?」 「あれっ?あの窓鍵かけたかしら?」 という心配事を。 そして、いつの間にか窓を開けなくなっていきます。 開けてしまうと、いつも閉めたかどうかが気になるからです。 そして、いつしか決まった窓しか開けなくなってしまいます。 それどころか、開けない窓はカーテンも閉まったままになり、 光すら入ってこなくなっているかもしれません。 管理出来る範囲でつくる この事実から言えることは、 窓はやみくもに増やすべきではないということです。 増えたら増えた分だけ管理が行き届かなくなり、 する必要のない心配事が増えるからです。 また、冒頭でもお伝えしたように、 確実に耐震性も悪くなるし、 確実に断熱性も悪くなるし、 確実に家も汚れやすくなるし、 確実に掃除の手間も増えるからです。 そして、窓が増えれば、 それに反比例するかのように収納も減ってしまいます。 窓が増えるということはイコール家の壁が減ることであり、 家の壁が減れば、 設置出来る棚の範囲が少なくなるからです。 で、その結果、思っていたよりもモノが置けず 収納の中に所狭しと、 ギュウギュウ詰めにモノを詰め込まざるを得なくなり、 どこに何があるのか分からなくなってしまいます。 つまり、収納までも 管理しにくくなってしまうというわけですね。 ということで、これから家を建てるあなたは、 明るさや開放感にこだわるあまり 窓のつくり過ぎないように注意しつつ 家づくりをしていただければと思います。 窓を厳選してつくれば その分コストも落ちるわけですしね! それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談はのご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 https://www.soma-arc.jp/ -
60-間取りは土地で決まるもの
例えば、あなたが家を建てる土地が、 東が道路に接している 間口11m×奥行き16.5mの55坪の土地で、 その南に2階建の家が建っており、 そのせいで、敷地の半分ぐらいまで 日陰になっているとしたら、 どのようなお家を建てるべきでしょうか? さらに、南だけじゃなく 西と北にも家が建っており 周囲を家に囲まれているとしたら、 そこにどのようなお家を建てるのが 最も理想的なのでしょうか? おはようございます。 相馬です。 この場合、一般的には、 日陰になっている所を避けて 家を建てようとします。 つまり、陰になっていない部分にだけ 家を建てようとするため、 必然的に2階建ての家になるというわけですね。 そして、1階の日光が入ってくる場所には、 リビングや和室をつくり、 日が当たらなくていい場所には、 お風呂や洗面やトイレといった 水回りを配置すると思います。 2階には、寝室や子供部屋といった プライベートルームを配置し、 出来るだけ、全ての部屋を 日当たりがいい南に配置し、かつ、 その南にはベランダをつくるのではないでしょうか。 さらに、道路面である東からも 朝の光がたくさん採り込めることから、 東にも大きな窓をつくり、 東と南からたくさんの光が 採り込めるようにすると思います。 これが、この土地に建つ、 最もポピュラーな間取りですね。 ですが、残念ながらこのポピュラーなお家は、 実際住んでみると、 様々なデメリットを痛感することになります。 例えば、1階のリビングにつくった 大きな窓から見える景色は、 「すぐ南に立ったお家の裏側」です。 つまり、エアコンの室外機や給湯器、 換気扇によって汚れた外壁や ゴミが並べられた勝手口などを 眺めながら暮らすことになります。 それゆえ、そうならないように、 隣との境界に目隠しを設置することになります。 そうしないとカーテンも開けられないので、 家の中が薄暗くなってしまうし、 せっかくつくったウッドデッキも、 使いにくくなりますしね。 では、道路面につくった大きな窓はどうでしょうか? これらの窓からは、光もたくさん入ってきますが、 同時に視線もたくさん入ってくるため、 カーテンを開けることが出来ません。 そして、光が遮られ家の中が薄暗くなってしまいます。 また、2階につくった子供部屋は、 小さな子供たちにとって、 使いやすいのでしょうか? もちろん、そんなはずはありませんよね? 子供たちはお母さんの近くで居たいものだし、 散らかしたおもちゃを 片付けることもままならない子供たちが、 さらにそれを自分の部屋に 持って行くとは考えにくいですもんね。 つまり、リビングやダイニングに 荷物の全てが集中してしまうというわけですね。 結果、片付けしにくい家となり、 同時に、掃除もしにくい家になってしまう、 というわけですね。 この他、避けた日陰に出来た余白にも、 外構工事が必要となるため、 外構費用が余分にかかることになります。 ざっと、挙げると、 こういったことがこのお家を建てた場合、 考えられるって感じでしょうか。 では、次回は、 この土地にはどのような家を建てるべきなのか? 全く違う視点でお伝えしていきたいと思います。 この土地の可能性をより引き出す家づくりの考え方です! それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談のご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
59-2000万以下で平屋は建てられないのか?
例えば、土地の広さが100坪あれば、 問答無用で平屋を建てるべきなのですが、 多くの方が、そんな広大な敷地に ポツンと2階建の家を建てています。 その理由は「平屋は高い」と 思い込んでしまっているからだと思いますが、 平屋は、本当に前評判通り 高くなってしまうのでしょうか? おはようございます。 相馬です。 その答えは、 「イエス」でもあり「ノー」でもあります。 つまり、家をどう考えるかによって、 どちらにもなりうるということですね。 では、高くなってしまう方は、 どのように家を考えてしまう方なのでしょうか? 坪数にこだわる人 平屋が高くなってしまう方は、 坪数にこだわってしまう人です。 「家はこれくらいなければいけない」とか、 「部屋はこれだけなければいけない」とか、 「部屋の広さもこれくらいないといけない」とか、 なんせやたらとデカさにこだわる人です。 これは平屋に限ったことではなく、 2階建てでも同じですが、 家は大きくなればなるほど、 それに連動して家の価格も高くなります。 そして、あれもこれもと どんどん付け加えていった結果、 坪単価は安くなっていくものの、 それに逆行して家の価格は高くなっていってしまいます。 家が高くなれば、色々と高くなる そして、家の坪数にこだわれば、 建築費が高くなるだけにとどまらず、 そのほかの様々な費用も高くなってしまいます。 ランニングコストとなる光熱費や固定資産税、 そして、塗り替えなどのメンテコスト、 さらには、将来リフォームする時のコストなどが、です。 それゆえ、コストを抑えながら平屋を建てるためには、 坪数や大きさにこだわらないようにすべきである、 そして、それが結果的にランニングコストも 抑えられるようになるというわけですね。 無駄を省きながら平屋を建てる! では、前回お伝えさせていただいたこちらの土地では、 1800万円という予算の中で、 一体どのような家を提案したのでしょうか? もちろん、これだけの広さがなので、 当たり前のように平屋を提案させていただいたのですが、 まず道路面である西面に玄関と収納をまとめました。 玄関は明るい方がいいものの、 かといって厳しい西日を入れる必要はないし、 収納にいたっては、 そもそも日光を入れる必要なんてありませんからね。 結果、正面となる西面から窓をなくすことが出来、 スッキリした美しい外観になると同時に、 汚れの原因となる窓がなくなれば、 家の汚れも目立ちにくくなります。 また、間取りが分からない 防犯に優れた住まいにもなります。 そして、たっぷりと直射日光が入り、 明るく開放的なスペースにしたいリビングは、 視線が気にならない場所に配置しつつ、 視線が気にならない窓をつくりました。 結果、たとえ曇りの日でも 自然光だけで日中過ごすことが出来る 明るいリビングが出来上がりました。 もちろん、光を拡散させる工夫も織り交ぜることで 明るさを際立たせていますがね。 コスト面はどうでしょうか? コストを抑えるためには、 広さにこだわらないことが大切であると申し上げましたが、 では、そうするためには一体どうすればいいのでしょうか? まずは、廊下をなくすことです。 廊下がなければ家の中の温度差が生まれにくくなり、 快適な環境も維持しやすいですしね。 また、部屋の数や広さについても、 必要・不必要をよく考えるべきです。 子供部屋の数や広さ、寝室の広さ、ですね。 収納に関しても、 ただ闇雲にたくさんつくればいいわけじゃありません。 床面積が増えれば、 それに比例してコストが高くなってしまうからです。 それゆえ、床面積を増やさずに収納を増やす工夫を 家の至るところに織り交ぜました。 そして、こういった工夫をした結果、 1800万円でゆとりを持って暮らすことが出来る 平屋の住まいをつくることが出来たというわけです。 ということで、家づくりをする時は、 なにげなく受け入れてしまっている 思い込みを一旦捨てていただくと同時に、 本当に自分たちに必要なものが何かをよく考えながら 土地を選び、間取りをつくっていただければと思います。 それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談のご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
58-100坪もあるのになぜ2階建??
下の図のように 家を建てようと思っている土地の 南に3階建ての家が建っていて、 敷地の一番北まで日陰になってしまうとしたら、 どのような家にすればいいのでしょうか? もちろん、この答えは、 建築地の広さによって異なるのですが、 仮にこの建築地が100坪だとしたら あなたなら一体どのような 家が建つと想像されるでしょうか? おはようございます。 相馬です。 この土地は、幸いなことに、 3階建の影響を受ける部分のほとんどが、 駐車場として使う部分であり、 家を建てる部分の南に建っているお家は平屋であるため、 そもそもそれほど日照を心配する必要がありません。 それゆえ、平屋のお家を建てるのが 最も妥当な選択となります。 もちろん、平屋を建てるとなると 3階建ての陰になる場所も出来るし、 3階部分から見下ろされることも想定した上で 間取りを考えなければいけないし、 西日を遮断しながら採光を確保する必要があるので、 これらを織り込みつつ、 間取りを考えていかなくてはいけませんけどね。 また、その土地でどんな家を 建てるべきなのかを考える際、 土地の形状や環境と共に 考えなければいけないことが 「予算」です。 では、あなたが家に使える予算が、 税込1800万円だとしたら、 あなたはどのような選択をされるでしょうか? 2階建はコスパがいい!? 多くの住宅会社が、 土地の広さや土地の環境に関係なく、 当たり前のように2階建てを提案します。 2階建ての方が、コスパがいいからです。 つまり、あなたが望む広さの家を 予算内で最も叶えやすいのが 寝室や子供部屋などを全て2階につくる いわゆる総2階建ての家であるため、 その提案が基本となるわけですね。 では、1800万円という予算では、 具体的にどのような2階建の家になるのでしょうか? おそらく、その家は1階にリビングダイニングキッチンと 小さなタタミコーナーがある家になるでしょう。 そして、2階には人数分の子供部屋と無駄に広い寝室をつくり、 かつ、本来1階につくるべき納戸をつくることでしょう。 また、ベランダも広くつくってくれることでしょう。 しかし、この家は使いやすいお家となるのでしょうか? 明らかに、暮らしの中心となる1階に、 部屋も収納も足りないお家になるのではないでしょうか? また、わざわざ2階に上がるのが面倒くさい子供たちが 自分たちの荷物をリビングに置いていくため、 よりいっそう1階が散らかる生活感満載の 雑然とした家になりやすいのではないでしょうか? 敷地も余白が多くなり、 外構工事にも余分なコストが掛かってしまいますしね。 いかがでしょうか? 多くの住宅会社が、 平屋は高いという理由から きっと2階建ての家を提案することでしょう。 平屋が建つ土地であるにもかかわらず。 しかし、建て方によっては 平屋は高くなるどころか、 むしろコストを抑えることが出来ます。 もちろん、そのためには、 あなたの頭の中にこびりついている いろいろな家づくりの既成概念を 一旦捨てていただかないといけませんけどね。 ということで次回は、 弊社なら、この土地にどんな家を提案するのか? についてお伝えしていきたいと思います。 それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談はのご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
57-日当たりが悪い土地ほど居心地がいい!?
北側接道で奥行きが浅く、 かつ南に隣接して家が建っている 日当たりが悪い土地で家を建てる場合、 光の採り込み方に工夫が必要です。 南にリビングを配置し大きな窓をつくっても、 そこからは全く光が入ってこないでしょうし、 光を補うために東や西に大きな窓をつくっても、 それらも全てカーテンで防いでしまうとなると、 そこからも光が入ってこなくなるからです。 おはようございます。 相馬です。 ではこの場合、どのようにして 室内に光を採り込めばいいのでしょうか? リビングの位置を南にこだわらない 日当たりが悪い土地に共通して言えることは、 「リビングの位置を南にこだわらないこと」です。 そこにこだわればこだわるほど、 室内に光が入ってこなくなるからです。 南からの光を採り込むためには、 南の建物から充分な距離が必要です。 それゆえ、南に建つ建物から 充分な距離が取れる位置に リビングを配置するという選択肢も 視野に入れておく必要があるというわけですね。 吹抜けをつくる リビングの位置をずらしただけでは、 まだ充分な光が採り込めないとしたら、 吹抜けをつくることも視野に入れるべきです。 高い位置から光を採り込むことが出来れば、 安定した明るさを維持しやすくなると同時に、 吹き抜けの窓から空が見えるため 開放感がグンとアップしますしね。 ただ、吹抜けにはメリットもあれば デメリットもあるため、 そのデメリットを打ち消す工夫も 同時にする必要があります。 例えば、吹抜けをつくれば、 少なからず耐震性は悪くなってしまいます。 それゆえ、バランスを考えた 間取りづくりや窓のつくり方が非常に大切です。 また、吹抜けがあれば、 そこに熱が逃げていくことになるため、 断熱や暖房のことも考慮しておく必要があります。 もちろん、断熱性能が高いことは、 現在の家では標準的なことなので、 それは当たり前だとして、まず考えるべきは、 無駄に窓を多くつくらないということです。 いくら窓の性能が以前より高くなったとはいえ、 壁よりも圧倒的に断熱性能は劣るからです。 また、家の面積を無駄に大きくしない ということも大事なことです。 廊下を無駄に多くつくらない、 部屋数を無駄に多くつくらない、 部屋も無駄に広くつくらない、 といった工夫をすることによって、です。 そして、暖房にも工夫することもオススメします。 例えば、吹抜けがある場所には、 床暖房を設置するという選択肢があります。 体感温度は足元の温度に左右されるし、 暖かい空気は冷たい空気より軽いため、 下から上に上がっていくという特徴があるからです。 また、エアコンを使用する場合も、 つけたり消したりするのではなく、 1日中つけっぱなしにしておくことをオススメしています。 つけっぱなしの方が 逆に電気代が安いとも言われているし、 その上、ずっと温度が一定に保てるし、 家全体の温度差も生まれにくくなるからです。 いかがでしたか? こういったことを同時に考えながら、 家づくりをすることが出来れば、 どんな土地でも例外なく 住みやすい家をつくることが出来ます。 なにより、日当たりが悪い土地は、 1階に大きな窓をつくっても意味がないため、 プライバシーが担保された とっても居心地がいい家がつくりやすい という大きなメリットもあるわけですしね。 ということで、あなたが 家を建てようと思っている土地が 日当たりが悪かったとしても、 そう悲観的にならないように していただければと思います。 設計の工夫次第でなんとかなりますから! それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談はのご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
56-どんな土地でもいい家は建つ!?
例えば、以下の2つの選択肢があった場合、 あなたはどちらを選ばれますか? 1つは、親が所有している土地があり、 そこに家を建てれば土地代は必要なくなるが、 土地が狭く、かつ南に隣接して家が建っており、 どう考えても日当たりが悪い。 そして、もう1つは、 住みたいと思っている地域で 土地を買うという選択肢。 しかし、少なくとも 1000万円予算が上がってしまい、 毎月の返済が3万円以上違ってくる。 さて、あなたなら、 どちらを選ばれるのでしょうか? おはようございます。 相馬です。 もちろん、この選択は、 あなたの年齢や収入、 自己資金の加減によって 違ってくるものなので、 正解があるものではないのですが、 「わざわざ新たに土地を買う必要はない」 と個人的には考えています。 たとえ、その土地が 日当たりが悪かったとしても、です。 例えば、間口は広いものの奥行きが浅い 約35坪の北向きの土地があり、 かつ、すぐ南に隣接して2階建ての家が 建っているとしましょう。 冬の午後にこの土地を見ると、 この土地は南の建物によって、 敷地の多くが日陰となっています。 それゆえ、パッと見た瞬間、 全く日が当たらない最悪の土地であると感じ、 検討の土台にすら乗らないかもしれません。 家の一番南にリビングを 配置しても意味がないという現実 この土地の場合、 リビングを家の一番南に配置しても、 全く意味がないことは お分かりいただけると思います。 であれば、そういう配置を しなければいいだけなのですが、 なぜか、多くの方がその選択だけは絶対にしません。 そして、日当たりが悪い土地を避け、 日当たりが良い土地を買おうとするのですが、 日当たりが良い土地で、 家の南にリビングを配置したら一体どうなるか 想像してみたことはあるでしょうか? 家の中が丸見えになりますよね? となると、設置したカーテンが閉まったままの家になり、 家の中が薄暗く、照明なしでは暮らせなくなります。 また、台風や防犯に備えてシャッターも必要になるし、 プライバシーと防犯を担保するために、 塀や目隠しや植栽などにも多額の費用が必要になります。 つまり、土地代が余分にかかるだけじゃなく、 家や外構にかかるコストも割高になってしまうため、 3万円どころか下手したら4?5万円も 毎月の負担が上がってしまうかもしれません。 それゆえ、別で土地を買っても、 そもそもの設計の考え方を変えない限りは、 ほぼ意味がないというわけです。 考えるべきは、この土地をどう活かすか? わずか35坪で車を2台停められるように 家を建てようとすれば そこに建つ家は必然的に2階建てとなるのですが、 となると、明るさ、開放感、プライバシー、防犯はもちろん、 洗濯、片付け、掃除などの家事のしやすさにも、 十分に配慮しなければいけません。 リビングが散らかりにくくなるにはどうすればいいのか? 洗濯物を干しに行く動線と取り込む動線、 そして、洗濯物をたたむスペースと、 それらを片付ける動線をいかに効率的に出来るか? といったことですね。 また、家づくりはイニシャルコストだけじゃなく、 ランングコストも同時に考えなければなりません。 生涯払い続けることになる電気代や 定期的な壁の塗りかえ費用、 部屋不足を補うための無駄な増築などです。 これらのコストが高くなれば、 必然的に負担が上がってしまいますからね。 ということで次回は、 このような狭小地で、 かつ日当たりが悪い土地では、 どのように間取りを考えるべきかについて、 お伝えさせていただきたいと思います。 それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談のご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
55-変動型も選べる人
変動型の住宅ローンのメリットは、 固定型に比べて金利が安いことです。 また、借入時にかかる経費が、 固定型よりも少ないのも変動型の大きな魅力です。 この他、固定金利に比べて、 貸し出し条件に融通がききやすいのも この変動型住宅ローンの 隠れメリットなのですが、 とはいえ、誰もが変動金利を 選んでいいわけではありません。 おはようございます。 相馬です。 その理由は、返済が終わるまでずっと 返済金額が固定されないからです。 つまり、3年後や5年後、10年後に 返済金額が変わってしまうかもしれない ということですね。 それゆえ、変動型の住宅ローンは、 選んでもいい方と選ぶべきじゃない方に分かれます。 では、選んでもいい方は一体どういう方なのでしょうか? 借入金額が少ない方 若干、抽象的な表現になってしまいましたが、 一体どれくらいが少ないのか?というと、 個人的には1500万円以下だと思っています。 となると、土地を持っていることは最低条件で、 かつ、自己資金をそれなりに入れられる人 ということになります。 あるいは、親からの援助がかなり期待出来る方ですね。 この理由は、借入金額が少なくて済むのと、 返済期間を短く設定することが出来るからです。 例えば、返済期間を20年で設定出来れば、 10年後に金利が変わる 変動型の住宅ローンを選んだとしても、 大してリスクがありません。 ほぼ半分返済が終わっているため、 多少金利が上がっても、 返済金額にそう大きな影響がないからです。 また、この場合、 金利見直し時に他の銀行で借り換えすれば、 再び最安のキャンペーン金利で 返済していくことが出来るし、 あるいは、それを阻止したい銀行が、 いい条件を提示してくれるかもしれないので、 結局、返済金額も上がりにくいという メリットも享受出来たりします。 貯蓄が出来る方 変動金利のリスクは返済金額が 最後まで一定じゃないというところです。 それゆえ、もし金利が上がった時には、 返済額が上がってしまわないように、 リスクヘッジが出来ないといけません。 そして、そのリスクヘッジが繰上げ返済です。 仮に、返済金額が一気に2万円も上がってしまったら、 とっても困りますよね。 でも、この時に繰上げ返済をすることで、 返済金額を今までと同じように保てれば、 別段困ることもないですよね。 そんなこんなで、 あなたがどのような状況であったとしても、 怠ることなくコツコツと貯蓄していくことが出来るのなら、 変動型を選ぶリスクはほとんどない と言っても過言ではないと思っています。 むしろ金利が安い分、 最後まで大して金利が上がらなかったとしたら、 終わってみたら最も金利の支払いが少ないかもしれませんしね。 いかがでしたか? この2つのいずれかに当てはまるなら、 個人的には変動金利をオススメさせていただきます。 間違えても、冒頭でお伝えした メリットばかりに焦点を当てた状態で、 つまり目先の利益だけに囚われた状態で、 住宅ローン選びをしないように 気をつけていただければと思います。 ぜひ参考にしてください。 それでは、、、 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談のご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。 -
54-固定型を選ぶべき人
住宅ローンには、 変動金利と固定金利の2つの種類がありますが、 どっちが良いかは一概には言えません。 しかし、それぞれに、 メリットとデメリットの両方が存在し、 それらは、あなた自身の状況によって 良い方向にも働けば、 逆に悪い方向にも働くものなので、 まずは、あなた自身の状況に どちらが適しているのかを知ることが大切です。 おはようございます。 相馬です。 では、今回は住宅ローンについて お伝えしていきますが、 そんなに難しい話じゃないので、 ぜひ最後までお付き合いください。 まずは固定金利を選んだ方が良い方からいきますね。 土地を買わないといけない人で、 かつ、土地を現金で買わない人 土地から買うとなると、 土地を持っている人に比べて、 土地の取得費用が丸々余分にかかります。 となると、当然のごとく 借入金額も大きくなり、 毎月の返済額とのバランスを考えると、 どうしても返済年数を長くせざるを得ないのですが、 そうなれば、途中で金利が上がってしまった時、 返済額がグンと上がってしまうかもしれないからです。 住宅ローンは商品の性質上、 はじめのうちは元本よりも利息の比率が高いため、 なかなか元本が減っていかないですしね。 そんなこんなで、 土地から買って家づくりをする人は、 少々金利は高いかもしれませんが、 景気の動向に関係なく、 返済額がずっと変わらない固定の方を 選ぶべきだということですね。 貯蓄が苦手な方 また、貯蓄が苦手な方(出来ない方)も、 固定金利を選んでおいた方が賢明です。 家づくりをする時に、 自己資金を全く入れられなかったり それほどいれられなかった方、ですね。 理由は、変動金利を選ぶ場合、 金利上昇リスクに備えて コツコツと貯蓄していけないといけないのですが、 これまで貯蓄出来てなかった人が、 家を建てたからと言って、 急に貯蓄出来るようになるとは思えないからです。 それゆえ、少々金利が高く 変動よりも返済額が増えてしまうものの、 家を失ってしまうという 最悪のリスクから身を守るためにも、 このタイプの人にも固定金利をオススメしている次第です。 最低限のことを勉強して知ることが大事 そして、僕が家を建てるみんなにお伝えしたいことが、 不動産屋や住宅会社に言われるがままの 住宅ローンを選ばない、ということです。 彼らの言いなりになってしまうと、 取引している銀行の住宅ローンをすすめられ、 良いか悪いかも分からないまま、 少ない選択肢の中で選ばされることになるからです。 結果、自分が選んでいる住宅ローンが、 どんな商品なのかもよく理解していないまま、 ローンを払っているという 最悪の状況になってしまいます。 また、固定金利を選べば、 どれを選んでも良いというわけでもありません。 銀行によって金利や手数料といった 条件が全く違うからです。 それゆえ、大切なお金のことは、 全て人任せにするのではなく、 自分自身も勉強して、 最低限の知識をつけるように していただければと思います。 では次回は、変動金利を選んでも良い方 についてお伝えしていきたいと思います。 まっ、簡単に言うと今日と反対の方ですかね。 株式会社相馬建築では随時、家づくり相談を行っております。 家づくりを始める前に失敗しない住宅ローンの選び方や 知っておいてほしいことや集めておくべき情報を 分かりやすくお伝えします! ご相談のご予約はお電話(0172-40-0237) またはホームページからお問い合わせください。