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ブログ一覧
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住宅ローンの返済期間
ウッドショックを皮切りに 5〜600万円上がってしまった建築代は そのまま住宅ローンに組み込まざるを得ない という方がほとんどだと思いますが、 とはいえ、そうなれば毎月15,000円〜20,000円も 毎月の返済負担が上がってしまいます。 (変動金利と固定金利による差です) もちろん、インフレによって企業の業績が上がり続け、 給料が上がっていく見込みがあるとしたら これもまた「仕方無い」と思えるのかもしれませんが、 大多数派の意見としては とてもじゃないけどそうは思えないのではないでしょうか? このままいい感じでインフレが続き、 それが賃金上昇に反映されるとしても それはすぐではなく、 団塊の世代が一斉に退職を迎える 2030年ぐらいじゃないかとも言われていますしね。 それに、普段の生活に密接している 食料品や日用品も軒並み高くなっているし、 今後は、所得税はもちろん消費税に至っても 増税される可能性が高まってきていますしね。 そんなわけで今回は、 住宅ローンの返済負担を上げないようにするための 2つの方法についてお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 まず1つ目の方法が、 「住宅ローンの返済期間を長くする」ということです。 つまり返済期間を35年ではなく 40年で設定するというわけですね。 そうすれば毎月の返済負担が 10,000円ほど抑えられるからです。 とはいえ、そうなれば 住宅ローンに縛られる期間が よりいっそう長くなるため、 その期間ずっと働き続けられるのか と不安に思われるかもしれません。 また、期間が長くなればなるほど 利息を余分に払うことにもなるため、 繰上げ返済をすることで 返済期間を短くしていくべきじゃないか と思われるかもしれません。 住宅ローン期間が長くても問題ない理由 複利効果を最大に活かした 「長期積立投資」をするつもりがない方は、 先程申し上げた不安を払拭するために 少々負担が増えるとしても 返済期間を少しでも短くした方がいいし、 繰上げ返済をすることによって 利息の負担を軽減した方がいいと思います。 銀行への預金や貯蓄性の生命保険によって増えるお金より 住宅ローンの利息の方が圧倒的に多いからです。 一方で「積立投資」を 住宅ローン期間と同じ40年ずっとやり続けるとしたら、 住宅ローン利息の数倍お金が増えている可能性が かなり高い確率であるのは、 過去のデータを見ても火を見るより明らかです。 「投資をする」ということは 「世界経済の成長に投資をする」ということなのですが、 世界の人口はこれまでずっと増え続けてきて、 それに連動して経済は右肩上がりに成長してきたし、 今後も世界の人口は増え続けていくと言われており、 そうなれば経済はきっと右肩上がりに成長するからです。 ゆえ、返済期間を長くすることで 返済負担を少しでも軽減し、 「長期積立投資」がしやすい状況を 作っていただきたいと考えている次第です。 そして返済期間を長くしても問題がないと 考えているもう1つの理由は、 住宅ローンを借りている期間中 ずっと「団体信用生命保険」という 保険が掛かっているからです。 つまり返済期間を短くするということは それだけ保証期間が短くなるということだし、 繰上げ返済によって返済期間を短くしていくということは、 保険を早々に解約しようとしているということでもあるため、 わざわざそんなことをする必要はない (=保証を放棄する必要がない) というわけですね。 そんなわけで、これから家を建てる方は 返済期間を長くすることで 返済負担を少しでも抑えていただき、 生まれた余剰資金を 全て「長期積立投資」に回していただければと思います。 それでは、、、 -
明るい老後を迎えるための2つのシナリオ
「老後」と言われてもまだまだ遠い未来なので 現実味を帯びて考えにくいかもしれませんが、 老後のことまで考えた上で資金計画を立てておかないと 後から取り返しがつかない状況を招きかねないのが 家づくりの恐ろしいところです。 ゆえ、家を建てながらも 安心して過ごし続けていただくために 今回は老後資金についての個人的な見解について お伝えしていきたいと思います。 老後2000万円問題は本当なのか? 数年前、麻生大臣が年金だけでは 老後資金が2000万円ほど足りないという発言をして 物議を醸し出したことがありましたが、 国のデータによると 一般的な家庭の年金支給額と 65歳からの生活費を差し引いてみると マイナスとなってしまう上、 この数字の中には住居費やゆとり費 (旅行や趣味、子や孫への援助金) などは含まれていないため、 それらを合わせると あながちこの話は間違いではないぐらい 家計が大赤字になってしまいます。 一般的な家庭の年金支給額が 月額約21万円なのに対し、 老後の最低生活費が月額約22.5万円で、 これに住居費とゆとり費が加算されると、 85歳ぐらいまで生きることを前提とすると 支出は月平均35万円ぐらい必要だと言われているからです。 この数字を元に計算してみると、 毎月14万円×12ヶ月×20年 =3360万円ほど老後資金が足りない ということになってしまうわけですね。 ゆえ、なんらかの方法でこの不足分を 補填していかないといけないのですが、 個人的にはその最良の方法が銀行預金ではなく また貯蓄性の保険でもなく 「長期積立投資」だと考えています。 理由は、これから仕事を辞めるまでの長い間、 「複利」効果を利用しながら お金を運用し続けていくことによって 銀行や保険よりも圧倒的にお金を増やすことが出来る 可能性が高いからです。 「複利」とは元本に利息を加えた額に さらに利息がかかるようになる計算方式のことで、 期間が長くなればなるほど その恩恵が雪だるま式に膨らんでいくのが特徴です。 仮に毎年10万円ずつ積立し、 それを年率5%ずつ増えていくとしたら、 1年目:10万円×5%=5,000円 2年目:(10万円+5,000円)+10万円 =20万5,000円×5%=10,250円 3年目:(20万5,000円+10,250円) +10万円=315,250円×5%=15,763円 という風に、増えていく割合が 年々大きくなるというイメージですね。 ゆえ、基本的には複利効果を最大化出来る この「長期積立投資」を 老後資金づくりのメインシナリオに 考えていただきたいと考えています。 老後資金のサブシナリオ とはいえ、家計の状況によったら たとえ保険を見直し、 かつ住宅ローン返済の負担を減らしたとしても 充分な資金を長期積立投資に回せない という方もいらっしゃると思います。 ゆえ、その状況が濃厚な方には 出来るだけ長く働き続けてください とお伝えさせていただいています。 理由は、単純に働き続ければ 安定収入が入ってくるから。 そして、安定収入があることで 年金支給を遅らせることが出来れば、 年金額を増やすことが出来るからです。 年金は65歳から受け取ることが出来ますが、 支給率は1ヶ月遅らせるごとに0.7%上乗せされるため、 65歳から受ける年金額を1とすれば 70歳まで遅らせるとしたら142%になり、 限界の75歳まで遅らせるとしたら184%になるからです。 具体的な数字で示すと、 通常65歳から受け取ることが出来る 国民年金の額が約13万円なので、 70歳に遅らせると約18.5万円、 75歳まで遅らせると約24万円になり、 これに厚生年金の上乗せ分が 支給されることになるというわけですね。 仮に夫婦そろって働き続けていけたとしたら おそらく毎月35万円を超える年金になるのではないでしょうか。 これが、僕が考える老後の不足資金を補填するサブシナリオです。 ただ、このシナリオにはずっと健康であることと、 いつ死ぬか分からないから 貰えるものは早く貰っておきたいと考えてしまう 心理的な壁の2つの障壁があるため、 あくまで「サブシナリオ」の枠に とどめておいて欲しいんですけどね。 とはいえ、この2つのシナリオさえ知っていれば 安心して家づくりを進めることが出来ると思うので、 ぜひ覚えておいていただけたらと思います。 それでは、、、 -
保険の役割と現実
生命保険の仲間に 「学資保険」と「医療保険」がありますが、 この2つも生命保険同様に 思い切って見直してもいい保険だと思います。 学資保険に関しては、 20年近くもお金を運用するにもかかわらず 金利が低過ぎて全くお金が増えないから。 そして医療保険に関しては、 そもそも日本人は問答無用で 「国民健康保険」に加入しており、 そもそもこれがとっても良い保険だからです。 おはようございます。 相馬です。 では、それぞれもう少し詳しく ご説明していきたいと思います。 学資保険<長期積立投資 結論から申し上げると、 現在の学資保険は 以前の学資保険のようにお金が増えず、 増えるとしても銀行の預金程度なので そもそも入る必要がありません。 ゆえ、子供たちの大学への進学費を 学資保険で賄うという考えは 早々に捨てていただけたらと思います。 では、大学の進学費用はどうすればいいのか? 子供が生まれたばかりや まだ子供が小さいのであれば、 大学卒業までの期間で考えると 20年前後の期間があるので、 学資保険にかけようと思っていた分を そっくりそのまま長期積立投資に 回していただくのがいいかと思います。 とはいえ、20年後思っていたように 増えていないという状況も考えられますし、 積み立てを開始した時期が遅い場合 運用期間が短いと思っていたように増えていない という状況も考えられるので、 こんな場合は増えていない資産を切り崩さずに 「奨学金」という手段を使っていただくのがいいと思います。 もちろん、奨学金はローンであり、 子供に借金を背負わせることになるため 利用してはいけないという意見もあります。 しかし、奨学金は金利も低いし、 返済が始まるのも大学を卒業してからであるため、 子供たちに払わせるのではなく 自分たちで払っていってもいいわけですしね。 子供たちが働きだせば、 子供たちにお金がかからなくなるので 親も家計に若干のゆとりが生まれますしね。 そんなわけで、 この学資保険に回そうと思っていた資金は そっくりそのまま「長期積立投資」に 回していただけたらと思います。 不足分だけでいい医療保険 医療保険に関しても、 我が国日本では全員が 「国民健康保険」という最強の保険に 問答無用で加入しているため、 必要最小限しか入る必要がありません。 国民健康保険があることによって そもそも私たちは30%しか医療費を負担しなくていいし、 それに加えて高額療養費制度を利用出来るため、 大病を患ったとしても 病院に支払う費用は十数万円程度で済みますからね。 ゆえ、仮に医療保険に入るとしたら 高額療養費制度では賄えないことにだけ 備えておくのでいいのではないか というのが個人的な考え方です。 そして、見直すことによって 若干でも浮いた医療保険の掛け金も 学資保険同様「長期積立投資」に 回していただけたらと思います。 保険だと病気や怪我の時にしかお金がおりてこないのに対し、 いつでも出し入れ出来る場所にお金を貯めていっておけば、 病気や怪我以外の用途にもお金を使うことが出来ますしね。 というわけなので、 家を建てるタイミングで生命保険は全て見直していただき、 全て「長期積立投資」による 貯蓄に回していただけたらと思います。 車にこだわりがない自分としては、 大きな固定費となる「車」に関しても、 燃費や税金のことを考慮すると同時に 出来るだけ車体費用を抑えて 少しでも長期積立投資に回す資金を つくっていただくことをオススメしているんですけどね。 運用資金が多ければ多いほど、 これから先の不安がより払拭出来るのは 間違いありませんからね。 それでは、、、 -
家を建てると必要じゃなくなるもの
家づくりに取り掛かると決めたら 現在入っている生命保険を 見直すことをオススメしています。 というのも、 家を建てるにあたりほとんどの方が 住宅ローンを利用すると思いますが、 実は住宅ローン金利の中には、 もしものことが起こった時のために 生命保険料が含まれているからです。 つまり、住宅ローンの名義人に もしものことが起こった場合、 生命保険会社から銀行に 全額繰り上げ返済が実行されることで ローンの残債がゼロになり 経済的な負担が大きく減る というわけですね。 もちろん、もしものことが起こった場合、 収入が激減してしまうのも事実なので、 「そうは言っても・・・」と 思ってしまうかもしれません。 しかし少々辛辣なことを申し上げると、 保険料や車の維持費、 食費や生活費などの負担も大幅に減るし、 それに加えて遺族年金も支給されるため、 もしものことが起こっても、 これまで通り奥さんが仕事を続けることさえ出来れば、 実は生活は苦しくならないどころか むしろ楽になるかもしれないのが良くも悪くも現実です。 ゆえ、家を建てると決めたら すぐさま生命保険の見直しに 取り掛かって欲しいと思っている次第です。 おはようございます。 相馬です。 また、銀行にお金を預けていても 全くお金が増えないことから 「貯蓄性」という機能を重視して 生命保険に入っている方も 多くいらっしゃると思いますが、 これも正味の話、 全て見直してもいいのではないでしょうか。 理由は、今後数十年にも渡って お金を預けていくにもかかわらず わずか20%程度しかお金が増えないからです。 つまり、保険会社にお金を預けるよりも 自分自身で長期積立投資をしていった方が、 過去の歴史を見る限りお金がより増える可能性が高く そっちを優先したほうが良いからというわけですね。 しかも、保険で増えた分には課税がされるのに対し、 「NISA」を利用しつつ長期積立投資をしていった分には 一切課税されませんしね。 要は手取りベースで考えるとさらに差が開くというわけですね。 そんなわけで、 もしもの時のことや将来に備えて入っている生命保険は 家を建てるタイミングで全て見直し、 その浮いた資金を「長期積立投資」に回していただきたい と思っている次第です。 生命保険は全て解約しても問題ないのか? とはいえ、 いきなり全ての生命保険を全て解約するとなると、 保険会社の方から猛反対を受けるでしょうし、 全力で繋ぎ止めようとされるでしょう。 また、自分自身も不安を感じると思います。 しかし、冷静に考えてみると、 「保険」が持つ最大のメリットである 「死亡保証」が必要である期間というのは、 子供たちが親から巣立っていくまでの期間だけではないでしょうか。 子供たちが自分で働きお金を稼ぎ出した途端、 保証は必要なくなるのではないでしょうか。 あなたのパートナーだって自分が生活していく分ぐらいなら 問題なく稼ぐことが出来るでしょうしね。 そんなわけで、 全てを解約するのが不安だという方には、 子供たちが巣立っていくまでの期間だけ、 最も保険料が安い掛け捨ての 「定期保険」に入っておくことを オススメさせていただいています。 考えようによれば、 その期間何も起こらなければ、 掛け金をドブに捨てるようなものとも捉えられますが、 毎月1,500円を20年入ったとしても 合計支払額は36万円なので、 その金額でもしもの時に充分に備えられると考えれば、 悪くないのではないでしょうか。 というわけなので、 家を建てる時には以上のような要素を踏まえつつ 現在入っている生命保険に 積極的にメスを入れていただけたらと思います。 それでは、、、 -
資金計画の前にすべきこと
ここ2、3年で建築費が 500万円〜600万円ほど上がってしまたため、 これから家を建てる方は単純に その分予算が上がってしまうわけですが、 とはいえ、インフレは食料品や日用品といったものも 当然値上がりしているため 単純に上がった分だけ返済負担を上げるという 選択を取るのはかなり勇気がいることだと思います。 インフレによって 今後所得が上がっていく可能性があるとしても、 実際に所得に反映されるまでは けっこうなタイムラグがあるでしょうし、 今後は社会保険や税金なども 容赦無く上がり続けていくのは ほぼ間違いなさそうですしね。 そんなわけでここからは 資金計画を立てる前にやってもらいたいことついて お伝えしていきたいと思います。 これらを知り実行していただくかどうかで きっと今後、金銭的にも気持ち的にも 大きな差が生まれることは間違いないので、 まずは知識を頭に入れてください。 おはようございます。 相馬です。 家を持ちながらも金銭的にも気持ち的にも 充分なゆとりを持っていただくためには、 まずは家計を見直すことによって 「貯蓄資金」を少しでも多くつくらなければいけません。 そして、その「貯蓄資金」の大部分を分散しつつ 長期に渡り積み立ていかなければいけません。 長期積立投資に回す理由は、 長期間になればなるほどお金が雪だるま式に増える 「複利」の力が最大化していくから。 そして、短期的、中期的には アップダウンを繰り返す株式市場も、 過去のデータを見る限り 長期的に見れば右肩上がりで進んでいくので、 目先の動きを気にせず 積み立て方式で買い続けていけば、 自然とお金が増えていくような 仕組みになっているから。 そして、なによりその増える割合が、 過去のデータが実証しているように 0.02%(普通預金金利)や 0.3%(10年定期預金金利)という 銀行の預金金利はもちろん、 1%前後の住宅ローン金利よりも圧倒的に高いからですね。 過去のデータをもとに 平均的に見積もると年率6%〜7%、 弱気にその半分として見積もっても、 年率3%ぐらいの割合では 毎年平均でお金が増えていくのでは と個人的には考えています。 仮に、今後40年間 毎月5万円ずっと貯蓄していくとして、 これが銀行であれば元本の2400万円に 毛が生えた程度にしかなりませんが、 年利3%ずつ増えていくとしたら 元本の2400万円が4000万円に、 年利6%ずつ増えていくとしたら 6000万円にもなる可能性があるのが 長期積立投資の真骨頂ですからね。 これだけの資金余力が確保出来るとしたら、 たとえ私たちが老後を迎える時、 年金が減ってしまうかもしれないとしても 不安を感じることもないのではないでしょうか。 また、長期積立投資を継続することによって 金銭的にも気持ち的にもゆとりが手に入るとしたら、 これからの働き方にも大きな違いが 生まれてくるのではないかと思っています。 そんなわけで、 お金が増える可能性があるこの「長期積立投資」を 今後絶え間なく継続していただくために まずはその資金を出来るだけ多く つくってもらう必要があるというわけですね。 現在は、国が推奨する「NISA」という制度があり、 増えた分に通常かかる約20%の税金も免除されるため、 その分さらにお金が増えるわけですしね。 では、この「貯蓄資金」を 少しでも多くつくるためには 一体何をどうすればいいのか? もちろん、夫婦で協力して働き 所得を上げることが大前提ではありますが、 まずは、いらない保険は全て解約すること。 そして、住宅ローンの返済を最大限長くすること。 最後に、家づくりのコストを少しでも 抑えられるような家の建て方を知ること。 大きく分けるとこの3つなので、 次からはこれら1つ1つについて 詳しくお伝えしていきたいと思います。 それでは、、、 -
これからの家づくり新常識
2020年に発生したコロナウイルスによる 経済的な大混乱を防ぐべく、 世界中の中央銀行が市場にたくさんのお金を放出したこと、 そして流通にも多大なる支障が出たことで 2021年以降驚異的なインフレが起こり、 原材料の多くを輸入に頼る建築業界もその影響を大きく受け、 コロナ前と比較すると25%ほど建築費が高騰しました。 金額に換算すると 500〜600万円ほどの値上がりであり、 これを35年ローンに換算すると 毎月1.5万円〜2万円ほどの負担増です。 そして一旦上がった原材料価格や人件費は そう簡単には安くならないと思うので、 これから家を建てる方は、 建築費はこのまま高止まりした状態が 続くことを前提として 家づくりの計画を立てざるを得ない というのが現実だと思います。 そんなわけで、こんな状況下でも これから先ずっとお金の不安なく暮らし続けるためには どのように家づくりをすべきなのかについて 順を追ってお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 個人的には、 1.マイホームがあることで 暮らしが格段に豊かになること。 2.マイホームがあることで もしものことが起こったとしても 家族を守ってあげられること。 3.マイホームがあることで 今後さらに高騰する電気料金の 心配をしなくてよくなること。 この3つの理由から マイホームを持った方がいいと思っているのですが、 その持ち方次第でこれからの人生が大きく変わる と言っても過言ではないので、 より良い方向に進んでいただくために 知識を身につけていただきたいと考えています。 まずは資金計画をかっちりとやること! 本格的に家づくりを進めるにあたり、 真っ先にやることが「資金計画」です。 資金計画とはどのように資金調達を行い、 その調達した資金を土地、家、外構、その他諸々の経費に それぞれいくらずつ振り分けていくのか を決めていく作業です。 例えば、あなたが家づくりのために 貯めたお金が200万円あり、 家を建てるにあたり親御さんが 300万円贈与してくれるとしたら あなたが準備出来る自己資金は 500万円ということになり、 あなたが払っていけそうな額から 逆算した借入額が3500万円だとしたら、 あなたの総予算は4000万円 ということになりますよね。 そして、まずはここから 家を建てるにあたり必要になるであろう 諸々の経費を差し引いていきます。 銀行に支払う費用、火災保険や地震保険料、 土地や建物に必要となる登記代、地盤改良費用、 新居に必要となる家電製品や家具代、 地鎮祭や引越し、ネット回線工事といった費用ですね。 仮にこれらに合計350万円必要だとしたら 先程の4000万円から350万円を差し引いた 3650万円が土地、家、庭にかけられる予算ということですね。 ゆえ、この3650万円を 住む地域やどんな家を建てたいのか といったことをお聞きしながら 土地、家、庭にそれぞれいくらずつ 振り分けるべきなのかを決めていくのが 資金計画の大まかな流れになります。 分かりやすく1つ例に出してみると、 住む地域の土地の平均価格が坪あたり15万円だとして、 平屋を建てたいのでそれに必要な土地が60坪だとしたら 土地代に900万円ぐらいの予算を割き、 土地取得のための経費に土地価格の約10%の90万円を割き、 その広さで必要な庭の予算が坪2万円だとしたら 庭に必要な予算は120万円ということになるので、 3650万円から土地代900万円と土地取得経費90万円と 庭の予算120万円を差し引いた2540万円が 家にかけられる予算ということになる感じでしょうか。 これから家を建てる方は 家づくりを経験したことがないので、 いきなり資金計画と言われても いまいちピンとこないかもしれませんが、 具体的な数字を出したことで ざっくりとイメージしていただけたでしょうか? これが資金計画というやつであり、 この計画をどのような手順で立てるのかで 今後の暮らしが大きく変わる可能性があるため、 個人的には資金計画は家づくりの最重要項目だと考えています。 ゆえ、まずはしっかりと資金計画の手順を 頭に入れておいていただければと思います。 この手順を間違えてしまうと 大幅に予算オーバーする可能性が高まり、 後から大変なことになってしまいますからね。 では、資金計画の話はここまでにして 次は資金計画をする前にやっておくべきことについて お伝えしていきたいと思います。 それでは、、、 -
建築費の高騰対策
現在は2、3年前に比べて 500万円ほど建築費が上がっているのですが、 そうなれば上がった分だけ自己資金を入れない限り、 単純に毎月の返済にその負担がのしかかってきます。 固定金利にて35年返済で考えると、 100万円ごとに3000円弱返済負担が増えるので、 この上昇分を全てローンで賄うとしたら 15,000円弱も負担が上がってしまうということですね。 そんなわけで、 物価は上がれど賃金が追いついていない現在、 この負担増を少しでも和らげるために、 固定金利に比べて金利が安い 変動金利を選ぼうとしている方が けっこういらっしゃるのではないかと思います。 変動金利は固定金利に比べて 銀行に支払う手数料も少なく、 その分、家に予算を回せるというメリットもありますしね。 おはようございます。 相馬です。 もちろん変動金利を選んだとて、 変動金利の最大のリスクである 「金利の上昇」に直面し、 急激に返済負担が上がるということは 今の段階では考えにくいので、 少しでも金利を低くし返済負担を下げるのも 一つの手ではあるのですが、 とはいえ変動に比べて高いと言われている固定金利も 現時点ではべらぼうに高いわけではないので、 収入に不安がある方なんかは、 手堅く固定金利を選んでおいてもいいのではないかと 個人的には思っていたりするんですけどね。 では、仮にあなたがどちらかというと 固定金利を選びたいなーとお考えだとしたら、 一体どのように資金計画を立てればいいのでしょうか? 返済期間を長くする 住宅ローン金利は「複利」で計算されるため、 期間が長くなればなるほど、 支払い利息が雪だるま式に膨らんでいきます。 ゆえ、セオリー通りに考えると 期間を長くするなんてことは もっての外の行為であり、 むしろ頭金をたくさんいれ、 積極的に繰上げ返済を行うことで、 なるだけ期間を短くすべきです。 しかし、そうは言っても 増えるどころか減っていっている 給料の現状を考えると、 毎月の負担が上がってしまうのは、 それこそ「貯金」をする余裕すら 奪ってしまうことになります。 そして「貯金」出来る余力がなくなれば、 「長期積立投資」を行うことすら 出来なくなってしまいます。 「複利」の効果を活かす 仮に返済期間を5年延ばすと 借入金額にもよりますが 返済負担がざっと1万円ほど軽減されます。 また、住宅ローン金利の中には 掛け捨ての生命保険料が含まれており、 返済期間が長くなるということは この保証期間も長くなるということだし、 もしものことが起こった時も、 家族に「住む場所」というかけがえのない資産を 残してあげることが出来るので、 家を建てた段階で現在加入している生命保険を 全て見直してもいいと思います。 そして、この浮いたお金を 先程の返済期間を長くしたことによって 浮いたお金と共に「長期積立投資」に回してください。 いや、回し続けてください。 なぜ、そうして欲しいかについては、 「複利」の効果を活かして欲しいからです。 出来るだけ期間を長くすることによって お金を雪だるま式に増やすという効果を。 また、長期積立投資があなたにもたらす利回りは、 間違いなく住宅ローン金利よりもはるかに高いからです。 つまり、高々1%前後の 住宅ローン利息を必死に圧縮するよりも その数倍以上の利回りが期待出来る 長期積立投資にお金を回した方が、 圧倒的に手元に残るお金が増える可能性が高い ということですね。 以上、これから家を建てる方で 出来れば固定金利を選びたいなとお考えの方は ぜひ参考にしていただければと思います。 それでは、、、 -
保険の役割と現実
生命保険の仲間に 「学資保険」と「医療保険」がありますが、 この2つも生命保険同様に 思い切って見直してもいい保険だと思います。 学資保険に関しては、 20年近くもお金を運用するにもかかわらず 金利が低過ぎて全くお金が増えないから。 そして医療保険に関しては、 そもそも日本人は問答無用で 「国民健康保険」に加入しており、 そもそもこれがとっても良い保険だからです。 おはようございます。 相馬です。 では、それぞれもう少し詳しく ご説明していきたいと思います。 学資保険<長期積立投資 結論から申し上げると、 現在の学資保険は 以前の学資保険のようにお金が増えず、 増えるとしても銀行の預金程度なので そもそも入る必要がありません。 ゆえ、子供たちの大学への進学費を 学資保険で賄うという考えは 早々に捨てていただけたらと思います。 では、大学の進学費用はどうすればいいのか? 子供が生まれたばかりや まだ子供が小さいのであれば、 大学卒業までの期間で考えると 20年前後の期間があるので、 学資保険にかけようと思っていた分を そっくりそのまま長期積立投資に 回していただくのがいいかと思います。 とはいえ、20年後思っていたように 増えていないという状況も考えられますし、 積み立てを開始した時期が遅い場合 運用期間が短いと思っていたように増えていない という状況も考えられるので、 こんな場合は増えていない資産を切り崩さずに 「奨学金」という手段を使っていただくのがいいと思います。 もちろん、奨学金はローンであり、 子供に借金を背負わせることになるため 利用してはいけないという意見もあります。 しかし、奨学金は金利も低いし、 返済が始まるのも大学を卒業してからであるため、 子供たちに払わせるのではなく 自分たちで払っていってもいいわけですしね。 子供たちが働きだせば、 子供たちにお金がかからなくなるので 親も家計に若干のゆとりが生まれますしね。 そんなわけで、 この学資保険に回そうと思っていた資金は そっくりそのまま「長期積立投資」に 回していただけたらと思います。 不足分だけでいい医療保険 医療保険に関しても、 我が国日本では全員が 「国民健康保険」という最強の保険に 問答無用で加入しているため、 必要最小限しか入る必要がありません。 国民健康保険があることによって そもそも私たちは30%しか医療費を負担しなくていいし、 それに加えて高額療養費制度を利用出来るため、 大病を患ったとしても 病院に支払う費用は十数万円程度で済みますからね。 ゆえ、仮に医療保険に入るとしたら 高額療養費制度では賄えないことにだけ 備えておくのでいいのではないか というのが個人的な考え方です。 そして、見直すことによって 若干でも浮いた医療保険の掛け金も 学資保険同様「長期積立投資」に 回していただけたらと思います。 保険だと病気や怪我の時にしかお金がおりてこないのに対し、 いつでも出し入れ出来る場所にお金を貯めていっておけば、 病気や怪我以外の用途にもお金を使うことが出来ますしね。 というわけなので、 家を建てるタイミングで生命保険は全て見直していただき、 全て「長期積立投資」による 貯蓄に回していただけたらと思います。 車にこだわりがない自分としては、 大きな固定費となる「車」に関しても、 燃費や税金のことを考慮すると同時に 出来るだけ車体費用を抑えて 少しでも長期積立投資に回す資金を つくっていただくことをオススメしているんですけどね。 運用資金が多ければ多いほど、 これから先の不安がより払拭出来るのは 間違いありませんからね。 それでは、、、 -
家を建てると必要じゃなくなるもの
家づくりに取り掛かると決めたら 現在入っている生命保険を 見直すことをオススメしています。 というのも、 家を建てるにあたりほとんどの方が 住宅ローンを利用すると思いますが、 実は住宅ローン金利の中には、 もしものことが起こった時のために 生命保険料が含まれているからです。 つまり、住宅ローンの名義人に もしものことが起こった場合、 生命保険会社から銀行に 全額繰り上げ返済が実行されることで ローンの残債がゼロになり 経済的な負担が大きく減る というわけですね。 もちろん、もしものことが起こった場合、 収入が激減してしまうのも事実なので、 「そうは言っても・・・」と 思ってしまうかもしれません。 しかし少々辛辣なことを申し上げると、 保険料や車の維持費、 食費や生活費などの負担も大幅に減るし、 それに加えて遺族年金も支給されるため、 もしものことが起こっても、 これまで通り奥さんが仕事を続けることさえ出来れば、 実は生活は苦しくならないどころか むしろ楽になるかもしれないのが良くも悪くも現実です。 ゆえ、家を建てると決めたら すぐさま生命保険の見直しに 取り掛かって欲しいと思っている次第です。 おはようございます。 相馬です。 また、銀行にお金を預けていても 全くお金が増えないことから 「貯蓄性」という機能を重視して 生命保険に入っている方も 多くいらっしゃると思いますが、 これも正味の話、 全て見直してもいいのではないでしょうか。 理由は、今後数十年にも渡って お金を預けていくにもかかわらず わずか20%程度しかお金が増えないからです。 つまり、保険会社にお金を預けるよりも 自分自身で長期積立投資をしていった方が、 過去の歴史を見る限りお金がより増える可能性が高く そっちを優先したほうが良いからというわけですね。 しかも、保険で増えた分には課税がされるのに対し、 「NISA」を利用しつつ長期積立投資をしていった分には 一切課税されませんしね。 要は手取りベースで考えるとさらに差が開くというわけですね。 そんなわけで、 もしもの時のことや将来に備えて入っている生命保険は 家を建てるタイミングで全て見直し、 その浮いた資金を「長期積立投資」に回していただきたい と思っている次第です。 生命保険は全て解約しても問題ないのか? とはいえ、 いきなり全ての生命保険を全て解約するとなると、 保険会社の方から猛反対を受けるでしょうし、 全力で繋ぎ止めようとされるでしょう。 また、自分自身も不安を感じると思います。 しかし、冷静に考えてみると、 「保険」が持つ最大のメリットである 「死亡保証」が必要である期間というのは、 子供たちが親から巣立っていくまでの期間だけではないでしょうか。 子供たちが自分で働きお金を稼ぎ出した途端、 保証は必要なくなるのではないでしょうか。 あなたのパートナーだって自分が生活していく分ぐらいなら 問題なく稼ぐことが出来るでしょうしね。 そんなわけで、 全てを解約するのが不安だという方には、 子供たちが巣立っていくまでの期間だけ、 最も保険料が安い掛け捨ての 「定期保険」に入っておくことを オススメさせていただいています。 考えようによれば、 その期間何も起こらなければ、 掛け金をドブに捨てるようなものとも捉えられますが、 毎月1,500円を20年入ったとしても 合計支払額は36万円なので、 その金額でもしもの時に充分に備えられると考えれば、 悪くないのではないでしょうか。 というわけなので、 家を建てる時には以上のような要素を踏まえつつ 現在入っている生命保険に 積極的にメスを入れていただけたらと思います。 それでは、、、 -
資金計画の前にすべきこと
ここ2、3年で建築費が 500万円〜600万円ほど上がってしまたため、 これから家を建てる方は単純に その分予算が上がってしまうわけですが、 とはいえ、インフレは食料品や日用品といったものも 当然値上がりしているため 単純に上がった分だけ返済負担を上げるという 選択を取るのはかなり勇気がいることだと思います。 インフレによって 今後所得が上がっていく可能性があるとしても、 実際に所得に反映されるまでは けっこうなタイムラグがあるでしょうし、 今後は社会保険や税金なども 容赦無く上がり続けていくのは ほぼ間違いなさそうですしね。 そんなわけでここからは 資金計画を立てる前にやってもらいたいことついて お伝えしていきたいと思います。 これらを知り実行していただくかどうかで きっと今後、金銭的にも気持ち的にも 大きな差が生まれることは間違いないので、 まずは知識を頭に入れてください。 おはようございます。 相馬です。 家を持ちながらも金銭的にも気持ち的にも 充分なゆとりを持っていただくためには、 まずは家計を見直すことによって 「貯蓄資金」を少しでも多くつくらなければいけません。 そして、その「貯蓄資金」の大部分を分散しつつ 長期に渡り積み立ていかなければいけません。 長期積立投資に回す理由は、 長期間になればなるほどお金が雪だるま式に増える 「複利」の力が最大化していくから。 そして、短期的、中期的には アップダウンを繰り返す株式市場も、 過去のデータを見る限り 長期的に見れば右肩上がりで進んでいくので、 目先の動きを気にせず 積み立て方式で買い続けていけば、 自然とお金が増えていくような 仕組みになっているから。 そして、なによりその増える割合が、 過去のデータが実証しているように 0.02%(普通預金金利)や 0.3%(10年定期預金金利)という 銀行の預金金利はもちろん、 1%前後の住宅ローン金利よりも圧倒的に高いからですね。 過去のデータをもとに 平均的に見積もると年率6%〜7%、 弱気にその半分として見積もっても、 年率3%ぐらいの割合では 毎年平均でお金が増えていくのでは と個人的には考えています。 仮に、今後40年間 毎月5万円ずっと貯蓄していくとして、 これが銀行であれば元本の2400万円に 毛が生えた程度にしかなりませんが、 年利3%ずつ増えていくとしたら 元本の2400万円が4000万円に、 年利6%ずつ増えていくとしたら 6000万円にもなる可能性があるのが 長期積立投資の真骨頂ですからね。 これだけの資金余力が確保出来るとしたら、 たとえ私たちが老後を迎える時、 年金が減ってしまうかもしれないとしても 不安を感じることもないのではないでしょうか。 また、長期積立投資を継続することによって 金銭的にも気持ち的にもゆとりが手に入るとしたら、 これからの働き方にも大きな違いが 生まれてくるのではないかと思っています。 そんなわけで、 お金が増える可能性があるこの「長期積立投資」を 今後絶え間なく継続していただくために まずはその資金を出来るだけ多く つくってもらう必要があるというわけですね。 現在は、国が推奨する「NISA」という制度があり、 増えた分に通常かかる約20%の税金も免除されるため、 その分さらにお金が増えるわけですしね。 では、この「貯蓄資金」を 少しでも多くつくるためには 一体何をどうすればいいのか? もちろん、夫婦で協力して働き 所得を上げることが大前提ではありますが、 まずは、いらない保険は全て解約すること。 そして、住宅ローンの返済を最大限長くすること。 最後に、家づくりのコストを少しでも 抑えられるような家の建て方を知ること。 大きく分けるとこの3つなので、 次からはこれら1つ1つについて 詳しくお伝えしていきたいと思います。 それでは、、、