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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。

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  • 合理的な収納設計

    合理的な収納設計

    前回、家のコストを抑えるためには なるだけ広くつくりたいと思っている LDK(リビングダイニングキッチン)とて むやみに広げようとせず 適切な広さにすべきだというお話を させていただいたのですが、 なるだけたくさんつくりたいという 声をよくお聞きする「収納」とて つくればつくるほどコストに跳ね返ってくるため、 適切なつくり方を知る必要があります。 人は余白があればそこを埋めたくなる という性質を持っているので、 収納をつくればつくるほどさらにモノが増えて 余計に片付けにくくなるかもしれませんしね。 そんなわけで今回は コストと機能性のバランスが取れた収納をつくるために 知っておいていただきたい2つのコトについて お伝えしていきたいと思います。 いずれもコストを上げずに 収納力をアップさせるための基礎知識なので ぜひ最後までお付き合いください。 おはようございます。 相馬です。 コストをアップさせずに 収納力だけをアップさせるためには、 「床面積」を増やさず 「壁面積」だけを増やすように しなければいけません。 例えば、一般的に収納の奥行きは 91cmでつくられることが多いのですが、 生活の中心となるLDK付近には こんなに奥行きが深い収納は必要ありません。 リビングにせよ、ダイニングにせよ、 キッチンにせよ、細々としたものが多いし、 昔に比べて全てのものが薄型化しているからです。 ゆえ、本来LDK付近には、 持ち物をより管理しやすくするために 奥行きの浅い収納をつくるべきなのですが、 では、そんなのお構いなしで 昔ながらの奥行きが深い収納ばかり つくってしまった場合、 一体どうなるのでしょうか? 間違いなく手前に出来る余白に 何かを置いてしまうことになり、 奥にあるものが取り出しにくくなるか、 あるいは奥に置いてあるものが何なのかも スッカリ忘れてしまうのではないでしょうか。 そんなわけで弊社では、 床面積を増やすよりも 壁面積を増やすよう意識しているというわけです。 先程の例で言うと、奥行きを半分にし その代わりに横幅を2倍にすれば、 床面積は同じのまま使える壁の量が2倍になる という感じです。 いわばコストをアップさせずに 収納力(機能性)だけをアップさせている という理屈です。 手前にモノが置けなくなるコトによって 持ち物も圧倒的に管理しやすくなりますしね。 まずこれが1つ目の基礎知識です。 行き過ぎた最短動線 そして、収納で知っておいてもらいたい もう1つの重要なことが、 「通り抜け動線は収納力を低下させる」 ということです。 理由は簡単で、 「通り抜ける=廊下が出来る」↓ 「廊下が出来る=モノが置けなくなる」からです。 例えば、 3帖のウォークインクローゼットをつくったとして、 この収納を通り抜けにせず、どん詰まりの収納にした場合、 合計約5.2m分の壁を利用することが出来るのですが、 この部屋を通り抜け出来るようにしたら 使える壁の量が半分の2.6mまで減ってしまうことになります。 廊下をつくることによって 2方向の壁が使えなくなってしまうからです。 そしてその結果、いざ暮らし出してみると 思っていたよりもモノが収まらず困った という状況に陥ってしまいます。 そして、それでは片付かないからと 結局、通り道にモノを置いてしまい 通り抜け出来なくなってしまうなんてことも 決して珍しい話ではないと思います。 そんなわけで、 そこまで最短動線を追求する必要もないのではないか と思っている次第です。 これまでお伝えしてきたように なくてもいい場所を削るコトによって 家がコンパクトになれば、 それだけで動線が短くなるわけだし、 基本、平屋を建てるようにすれば、 それだけでかなり動線が良くなるわけですしね。 いかがでしたか? 収納は単純に床面積を増やせば それだけでいいわけでもないということを ご理解いただけたのではないでしょうか。 というわけで「収納」に関しては、 今回の記事を参考にしながら 図面をみていただけたらと思います。 これが理解出来れば、 きっとコストを上げることなく 充分な分量の使いやすい収納を つくることが出来るはずですから。 それでは、、、

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  • 適切な広さとその理由

    適切な広さとその理由

    コロナ前と比べると 建築費が25%ほど上がってしまった現在、 その負担を少しでも軽減するためには、 家の面積を圧縮する他ありません。 そして、そのためには前回お伝えしたように 「なくてもいい場所」を削ると同時に、 部屋の広さはもちろん、収納の広さまでも 「一体どれくらいが適切なのか」 を知らなければいけません。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 「適切な広さ」について お伝えしていきたいと思います。 寝室や子供部屋はもちろん、 みんなが広くつくりたいと思っている LDK(リビングダイニングキッチン)に関しても、 必要以上に広くつくれば その分コストに直結してしまうので、 LDKに関しても言及していきますね。 寝室に広さは必要なのか? 寝室は、文字通り「寝るだけの部屋」であり、 実際、家で過ごす時間の大部分を リビングに費やしていると思います。 また、現在の家は昔の家に比べて収納も充実しており、 実家にあるようなタンスやドレッサーを 寝室に置く必要もないし、 テレビも薄型&壁掛けになってことで テレビを置く場所も必要ありません。 それどころか、そもそもテレビ自体が 必要なくなってきているぐらいですしね。 ゆえ、基本寝室にはベッドだけしか置かない という前提で広さを算出するので十分ではないでしょうか。 そして、そう考えると 置くベッドの数とサイズによるものの、 セミダブルを2台並べて置いたり シングルとダブルを並べて置くのであれば、 実は6帖もあれば十分だったりします。 子供部屋は狭くて十分? 子供部屋に関しても、 全くもって広くつくる必要は ないのではないでしょうか。 その最大の理由は、 子供たちはやがて家を出ていき、 その部屋は基本「空き部屋」となるからです。 ゆえ、そのうち訪れる思春期に備えて 部屋はつくってあげた方がいいものの、 そこに多大なコストを割く必要は 全くないのではないでしょうか。 個人的には、最大で4.5帖、 コストカットのためであれば3.75帖でも良くて、 お子さんが3人以上居て、 それぞれに部屋をつくってあげたいとお考えであるのなら、 一人当たり3帖で良いぐらいの 腹を持っておいていただくことをオススメしています。 LDKを広くつくるとどうなる? 最後にLDKについて。 今や絶対的主役であるこのLDKでさえも、 闇雲に広くつくれば不用意にコストを 押し上げてしまうだけじゃなく、 別の問題の引き金になりかねないので、 適切な広さにすることをオススメしています。 では、その別の問題とは? LDKは広くすればするほど 圧倒的な開放感を感じることが出来ます。 が、反面広くなればなるほど 空間に余白が生まれることになるのですが、 その余白の大部分は、 ダイニングスペースとリビングスペースの間に生じます。 そして、その生まれた余白スペースには 必ずと言っていいほど 人は何か物を置きたくなります。 その代表的なものが毎日使う物です。 おもちゃ、絵本、ランドセル、教科書、 習い事道具、なんなら制服やパジャマも。 これと同じ現象が起こりやすいのが LDKに隣接してつくられる和室とキッチン前カウンターです。 和室に関しては、客間としての機能を果たすことが 年に1回あるかないかであることが多いため、 いつの間にか物置部屋になりやすいし、 キッチン前カウンターに関しては、 料理の受け渡しなんて一日わずか数分だけである上、 丁度いい高さの物置スペースとなるため、 いつの間にか所狭しと 生活雑貨が並べられているでしょうからね。 というわけで個人的には、 無駄な余白はただただモノが増える原因となるため、 たとえ絶対的主役であるLDKでさえも 無駄に広くつくらない方がいいと思っている次第であります。 もちろん、この考え方には 反対の方もいらっしゃるでしょうし、 予算的に問題がないのであれば、 わざわざ小さくする必要もないんですけどね。 というわけで、これから家を建てる方は、 予算面も踏まえた上で 自分にとっての適切な広さについて 今一度ご家族で話し合っていただけたらと思います。 それでは、、、

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  • 『足る』を知るということ

    『足る』を知るということ

    自分の気に入った家を持つことが出来ると、 日々の暮らしが豊かに感じられるので、 私たち住宅会社は出来る限りお客様の理想を叶えたい と思っているのですが、 どっこい家づくりで常に私たちの前に立ちはだかるのが、 理想と現実との間に生じるギャップです。 つまり、気持ちを考えると 全てを叶えてあげたいと思う反面、 ローン返済や家計のことを考えると そういうわけにもいかないため、 その落とし所をどうするのかに 常に頭を抱えているというわけです。 ネットを開けば夢が膨らむ情報が氾濫しているし、 建てる家の基準はどんどん高くなっていくし、 それに追い討ちをかけるように インフレの影響もモロに受けている中、 それに逆行するように減っていっているのが 手取り金額というのが社会の現実ですからね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 こんな時代の中 家のコストを増やさないようにする たった1つの方法について お伝えしていきたいと思います。 これは間違いなく 家のコストが落ちる最善の手段なんですが、 今回の記事をご理解いただいていないと 実行するのが難しいので、 なんとなく受け入れてしまっている 常識をリセットする意味でも ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。 必要最小限を心がける 家のコストを抑えるために 最も必要なことは「建てる家のサイズを抑える」 ということです。 家のコストは使う材料や品質よりも 面積によって左右されやすいからです。 また、仕上げはSNSの普及によって、 品質は国が定める基準の向上によって、 抑えることが難しくなっているからです。 ゆえ、家を建てる時には、 面積を数字だけで判断しない ということを心がけていただきたい というのが私たち住宅会社の本音です。 かつ、家の面積が小さくなれば、 1坪あたりの建築コスト(坪単価)も 必然的に割高になるため、 その辺も同時にご理解いただけると助かります。 では、家のサイズを抑えるためには 具体的にどのように考えていけばいいのでしょうか。 もちろん、サイズを抑えたことで 暮らしやすさや使いやすさが 劣化したのでは全く意味がないので、 それらを一切失わないようにしつつ 実現することが大前提となります。 なくてもいいものを考える まず初めに考えるべきは、 「これってなくてもいいのでは?」 と思う場所を考えるということです。 例えば「廊下」。 ただ通るだけの場所であるだけじゃなく、 廊下があれば空気の循環も遮ってしまいますからね。 せっかく断熱と気密を強化して 家全体に温度差が出ないようにしているのに。 また、廊下が増えれば面積が増えるだけじゃなく、 ドアやスイッチの数も増える可能性が高くなりますからね。 続いて考えていただきたいところが いわゆる「客間」と呼ばれている部屋。 年に数回しか使わない部屋のために 数百万円もお金をかけると考えると、 ちょっと勿体無い気がするからです。 ゆえ、弊社では基本的に子供部屋を1階につくり、 子供部屋に客間機能も備えてもらうようにしています。 親御さんが泊まりに来るとしたら 子供たちが小さいうちだけだろうし、 子供たちは小さいうちは親と一緒に 寝室のベッドで寝ていますからね。 いわゆる「ランドリールーム」と呼ばれる部屋も 本当に必要かどうかを考えていただきたい と思っている部屋です。 というのも、現在のお家は 「ながら作業」がしやすいようになっているからです。 なんといっても 料理の支度をしながら・・ 子供たちの勉強の様子を見ながら・・ 洗濯物をたたみながら・・ 子供たちと一緒に遊びながら・・ を実現出来る素晴らしい空間が 今やお茶の間の定番と化した広々としたLDKですからね。 ゆえ、わざわざわずか数分間の作業のためだけに 100万円以上のコストをかけるのは勿体無いではないかと 思っている今日この頃です。 いかがでしたか? 取り急ぎ、カット出来そうなポイントを いくつかご紹介させていただいたのですが、 「確かにそうかもなー」と思っていただけたでしょうか。 というわけで、 次回はこの続きをお伝えしていきたいと思います。 次回は「それぞれの部屋の広さ」についてです。 それでは、、、

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  • 「貯金」が出来る家づくり

    「貯金」が出来る家づくり

    毎月、確実に貯金をしていくためには、 住宅ローンの負担をなるだけ軽減出来るような 予算計画を立てなければいけません。 というのも、家という資産を持つと 賃貸生活ではなかった固定資産税の支払いもあれば、 火災保険費用もグンとアップするからです。 また、将来的なメンテや改装コストを 折り込んだ上で予算を立てないと、 そういった局面に立った時、 住宅ローンに上乗せして 金利が高いリフォームローンを組まざるを得なくなり、 ますます貯金が遠のいていきます。 ゆえ、自分の身の丈に合った適正な予算を算出し、 その中で実現可能な家づくりをすることが とっても大事なんですよね。 おはようございます。 相馬です。 では今回は家づくりで最も大事なことだ といっても過言ではない 「自分の予算と建てる家のギャップを埋める方法」 についてお伝えしていきたいと思います。 ただ、これを理解したとしても、 これだけ情報に満ち溢れた中で これを実行することは並々ならぬ忍耐強さが必要であり 相当難しいことだと思いますが、 知らないことには実行することすら出来ないので、 ぜひ最後までお付き合いただければと思います。 毎月の返済額は手取りの◯%までに 建築費が高騰してしまった現在でも、 収入が上がっているわけではないので、 本音を言うと、毎月の返済負担を 上げるべきではありません。 そして、個人的には、 家を建てつつ貯金をしていくためには、 手取りの25%以内がベターで、 限界点が手取りの30%じゃないかなと考えています。 仮に税込年収が400万円の方なら、 手取りが月26万円ぐらいなので ベターなのが6.5万円で限界点が7.8万円、 税込年収が500万円の方なら、 手取りが33万円ぐらいなので ベターなのが8.25 万円で 限界点が9.9万円といったところでしょうか。 なので、出来ればベターな額から 逆算した金額を銀行から資金調達し、 それに出せる範囲の自己資金を足すというのが 理想的な家づくりの予算だと思っています。 年収500万円の方なら 銀行から借りてもいい額は 2900万円前後という感じですね。 (金利1%・期間35年で試算)で そして、これに出せる自己資金を 合わせた額で家づくりをするのが ベターという感じでしょうか。 ただ、建築費が高騰してしまった現在、 この予算で土地を買って家を建てるのは かなり難しい状況となっています。 ゆえ、これから家を建てる方に至っては、 住む場所を柔軟に考えることが とっても大事なことだと考えています。 例えば、実家に土地があるのなら、 そこに建てるという選択肢も検討する。 あるいはもっと土地が安く手に入るエリアも検討する。 といったところです。 ここ青森県に住んでいる限りは、 たとえ青森の中心部に住んでいようとも 車がいらなくなるわけでもないし、 電気自動車が普及すれば 太陽光発電と蓄電池さえ設置していれば、 少々通勤距離が長くなったとしても 燃料費が高くなることもありませんしね。 そんなわけで少しでも土地価格を抑えることを まずは考えていただければと思います。 そしてその上で建築費を抑える努力も必要となってきます。 情報が氾濫している今の環境では、 設備や仕様などでコストを抑えるのが 限りなく難しくなってきているので、 住みやすさを損なうことなくコストを抑えようと思うと、 ただただ面積を抑える工夫をするしかないわけですが、、、 というわけで次回は、 家の面積を抑えるために必要なことについて お伝えしていきたいと思います。 これは建てる方の理解なしでは 実現不可能なことなので、 ぜひ次回もご覧いただければ幸いです。 それでは、、、

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  • 知らないと大損する情報

    知らないと大損する情報

    色んなことに縛られない 自由で豊かな人生を歩んでいただくためには、 複利効果を最大限活かせるように 「貯金」をやり続けることが大事で、 それを実現するための一歩として 前回住宅ローン選びの重要性について お伝えさせていただいたのですが、 絶やすことなく「貯金」をやり続けていくために もう1つ大切なことが「電気料金」にどう対処するのか ということです。 2022年の10月をもって 燃料調整費の上限が撤廃されたことで 電気料金が一気に値上がりしたし、 電気料金はこれからも容赦なく 上がっていく可能性が高いですしね。 ゆえ、「貯金」の元手を減らす 直接的な原因となる可能性が高い 電気料金の値上がりに 家を建てるタイミングで、 しっかりと対処していただきたい と考えている次第です。 電気料金は、 いつか終わりがある住宅ローンと違って 生きている間ずっと必要となるコストですしね。 おはようございます。 相馬です。 では、そのためにはどうすればいいのか? それは、断熱性能を高めることではありません。 また、換気性能を高めることでもありません。 これらは、日々の暮らしの快適性を 格段に高めてくれるものであることは 疑いようのない事実ではあるものの、 これらによって電気料金が安くなる というのは正しい情報ではありません。 家庭の電気料金の中で冷暖房が締める割合は 年間で28%ぐらいしかないからです。 (国が発表しているデータです) そして、家を高性能化したことによって これがゼロになるわけでもなく、 せいぜい2〜30%削減出来ればいい所だ というのが事実だからです。 つまり、仮に年間で必要となる 電気料金を20万円だと想定した場合、 冷暖房にかかっている電気料金は その28%の56,000円であり、 仮に20%削減出来たとしても、 月ベースでは1000円弱しか安くならない というのが現実だということですね。 いわば、家の高性能化は 電気料金を抑えるための対策ではなく、 長い目で考えるとより快適な暮らしを コストアップすることなく手に入れるための手段である というわけですね。 ゆえ、電気料金に正しく対処するためには、 「家の高性能化」という手段ではなく、 「太陽光発電の設置」という手段を 推奨させていただいています。 太陽光発電の間違った認識 太陽光発電は電気料金の中で 28%を占めている冷暖房費だけじゃなく、 28%を占めている給湯器や その他全てを占めている家電などの 動力の料金も全てまかなってくれます。 ゆえ、リアルタイムで 高騰し続けていっている電気を 電力会社から買わないようにするための 最善の手段であることは 火を見るよりも明らかなことなのですが、 以下の2つの間違った認識によって 後ろ向きに感じている方が けっこういらっしゃるのではないでしょうか。 その1:パネルが長持ちしない 1つ目の認識がこれです。 現在、国内メーカーの発電補償は 25年という家電製品では 異例の長さであるにもかかわらず、 なぜか多くの方が10年ぐらいで パネルがダメになるんじゃないか と思っていたりします。 また、パネルの廃棄が ものすごく高いという間違った認識も なぜかよく耳にするのですが、 これも国内メーカーの製品では 全くそんなことはないし、 そもそも何十年も先のことを心配して 下手したら何百万円も 無駄なお金を支払うことになると考えたら、 めちゃくちゃ勿体無いですよね。 その2:採算が合わない これも反対派の人がよく口にすることですが、 買取金額が48円や42円だった時の 電気料金と現在の電気料金が いかに違うのかに目を向ければ、 これがいかに出鱈目なのか ご理解いただけると思います。 もはや現在は 余った電気を売って儲けるのではなく、 高騰していく電気を 電力会社から買わないことによって 手元からの資金流出を防ぐ というのが正しい認識ですからね。 ゆえ、こういった 裏付けがない間違った情報に惑わされないように 気をつけていただければと思います。 現在の世界の動きを見ている限りでは、 電気の製造コストは下がるどころか 上がっていく一方であり、 太陽光発電すらつけてないお家は 家計の負担は上がり続けてしまいます。 というわけで、 ローン選びにせよ電気料金に対する対処にせよ、 家づくりをする時は 人生の大きな分かれ目になるといっても過言ではないので、 よく勉強してから家づくりを行っていただければと思います。 それでは、、、

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  • これからの家づくり3つのタブー

    これからの家づくり3つのタブー

      目的のあるなしに関係なく 「貯金」をしていくことは とっても大切なことです。 理由は選択肢と柔軟性が手に入るからです。 貯金があれば待つべきときはじっと我慢して待てるし、 チャンスが来たら飛びつくことも出来ます。 また、じっくりと考える時間もつくれるし、 人生の軌道修正もしやすくなります。 さらに、貯金の一部を長期積立投資に回し、 複利効果を最大限に利用出来れば、 老後資金の大部分をつくることも出来ます。 つまり、貯金によって 金銭的なゆとりを持つことが出来れば、 誰かに所有されていた自分の未来を 少しずつ奪い返すことが出来るというわけですね。 ゆえ、弊社では家を建てたとしても 「貯金」が途切れないような 資金計画を立てることを推奨しているし、 継続的に「貯金」をしていただくために 以下の3つの提案を心がけています。 おはようございます。 相馬です。 では、今回はこれからの家づくりで 絶対に心がけておいてほしい3つのことについて お伝えしていきたいと思います。 3つの全てに 賛否両論あるかと思いますが、 この3つを知り、実行するかどうかで 今後の家計状況が違ってくるのは間違いないと思うので、 ぜひお付き合いいただけると幸いです。   1:住宅ローン選び 住宅ローンを選ぶ時、 一番の争点となるのが「金利」であり、 そこを最重要視すると 金利が安い「変動型」の住宅ローンを 選ぶことになるのですが、 個人的には多少金利が高くても 「固定型」の住宅ローンを 選ぶことをオススメしています。 現在の金利水準と 今後予想される動向から考えると、 「変動型」を選んでおく方がいい と言われているんですけどね。 現在時点から推測すると、 インフレが続くことによって 今後賃金が上昇していく可能性が 高くなってきているとしても、 それが現実化するのは 団塊の世代が一斉退職し出す 2030年頃だと言われているし、 そうなれば「変動型」の金利も 上がりやすくなりますが、 それもおそらく数年間のタイムラグが あると言われていますしね。 まー、とはいえそんな中でも 僕が「固定型」をオススメするのは、 絶対にないだろうと言われている 変動金利の基準となる短期金利を 日銀が絶対に上げないとは 誰も言い切れないからです。 そして「変動型」の金利が上がり出してから 「固定型」に切り替えるという方法は そう上手くいかないからです。 「変動型」の金利が上がる頃には、 「固定型」の金利は確実に上がっているからです。 つまり借り換えを検討するタイミングでは、 「固定型」の金利はさらに上がってしまっているので、 利息の支払いを抑えるどころか、 むしろもっと払うことになる可能性が高いというわけですね。 そんなわけで、 個人的には多少金利が高くとも 最初から「固定型」を選択することを オススメしています。 そして「貯金」の中の一部を長期積立投資に回し、 住宅ローン期間と同じだけの期間で 複利運用していただくことを並行してオススメしています。 ただ「固定型」にすれば、 借り入れ時の手数料が余分にかかることになり、 その分、家にかけられる予算が減ってしまいます。 また、多少なりとも金利が高い分、 借入額を減らさないと 毎月の返済金額が上がってしまうだけなので、 そこを調整するとなれば さらに家づくりにかける予算が 減ってしまうことになります。 ゆえ、それらを踏まえた上で、 家づくり全体の予算計画を立てないといけないし、 かつ、その予算の中でどんな土地を買い、 どんな家を建てるのかを考えないといけないので、 綿密な資金計画と取捨選択が セットにはなってくるんですけどね。 これが1つ目に 心がけておいていただきたいことです。 では次回は、 2つ目の重要ポイントである 「電気料金」についてお伝えしていきたいと思います。 これも家計を大きく左右する要因となるので、 ぜひ現実を知りその対策を見落とさないためにも 次回もご覧いただけたらと思います。 それでは、、、

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  • 美しいが故のシナジー効果

    美しいが故のシナジー効果

    美しい外観は周辺環境に配慮しながら 合理的に間取りをつくることによって 必然的に得られるものですが、 家の正面は人目に晒され、 また自分たちも必ず毎日見る方向であることから とりわけそのデザインに配慮すべき場所ではないでしょうか。 ゆえ、弊社ではどの方位が家の正面になろうとも 家の顔となる正面が美しく、 かつその美しさがなるだけ持続するように 外観を考えているわけですが、 では具体的にそのためにはどのようにし それにどのような効果を期待しているのかについて 今回はお伝えしていきたいと思います。 美しい正面をつくるためには そもそも景観を損なう恐れがあるものを 正面につくらないことが大前提となるのは もはや言うまでもないと思います。 ・不均一な窓(勝手口含む) ・換気扇の外部フード ・エアコンの室外機と配管カバー ・給湯器 ・樋(とい) などが景観を損なう恐れとなるものですね。 ゆえ、正面に窓をつくらずとも 風が通るような住まいにすること、 水回りを家の正面に配置しないこと、 エアコンの位置まで考えながら間取りを考えること、 給湯器の位置も踏まえた上で水回りの位置を考えること、 太陽光発電を設置することや 樋の落ち口まで考えながら屋根の形状を考えること、 これら全てを動線や要望と並行して 考えていく必要があるんですよね。 見た目が美しくなることによる利点 家の見た目が美しくなれば、 間違いなくその家で住むことが よりいっそう楽しくなると思います。 遊びに来た友達からは褒められるどころか きっと羨ましがられるでしょうし、 見ず知らずの人にまで褒められるでしょうしね。 建てられている家の多くが デザイン的な観点が抜け落ちているので、 個人的にはこれが最大の利点だと思っています。 続いての利点が、 外構工事のコストを大幅に削減出来ることです。 理由は、外部に窓が少ないことで 防犯やプライバシーの担保のために 塀、目隠し、植栽などに コストをかける必要がないからが1つ。 とりわけ塀に至っては、 家の外壁そのものが塀のような存在となるので、 立地条件によったらそもそも塀を立てる必要すら ない場合もありますからね。 そしてもう1つは、 家のデザインが美しければ外構工事によって 家を美しく見せようとする必要がなくなるからです。 つまり、家そのものが美しくなれば そもそも装飾のための工事を する必要がないということですね。 最後の利点は、 メンテナンスコストが抑えやすい ということでしょうか。 外壁が汚れる原因となる部材を 家の正面から全て排除しているため、 美しい状態がより持続しやすくなるからです。 もちろん、これは立地条件や 使用する外壁材によっても違ってくるので 一概にそうとは言えないのですが、 とはいえ、正面から汚れの原因となる 部材の一切を取り除いておけば、 正面が汚れにくくなるのは 理屈的には正しいのではないでしょうか。 そんなわけで弊社では 「正面を美しくつくる」ことを推奨させていただいているので、 これから家を建てようとお考えの方は こういった目線も持っていただきつつ、 ぜひ弊社の施工実例をご覧いただけたらと思います。 それでは、、、

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  • 美しさは結果論

    美しさは結果論

    注文住宅を建てる際、採光の手段を外周面だけに限定すると、 家のコストは下がりやすいものの、 逆に土地のコストと外構のコストが上がりやすくなります。 土地のコストが上がる理由は、 充分な採光を確保するためには 隣に建つ家から適度な距離が必要なため、 その分広めに土地を買わないといけなくなるからであり、 外構が高くなる理由は、 土地が広くなる分施工面積が増えると同時に、 防犯性の強化のために塀や目隠しなどに 余分なコストを投じざるを得なくなるからです。 つまり、採光の手段を 外周面だけに限定した家の建て方は、 家の施工面積が抑えられる分 家のコストは安くなるものの、 その見返りとして土地代と外構代が高くつき、 逆に家づくり全体のコストが 高くつきやすいというわけですね。   おはようございます。 相馬です。 また、外周面だけで採光を確保するという手段は、 外観が窓だらけになってしまうことから、 「外観を美しくつくりにくい」 という副作用も発症します。 結果、それを補うために さらに外構工事に予算を注ぎ込むことになり、 更なる負担増を招きかねないという 建てる前には気付きにくい 落とし穴に直面しやすくなります。 そんなわけで、 これから家を建てようとお考えの方には、 もっと間取りづくりを柔軟に考えていただきたい と思っている次第です。 結果的に美しくなる 「中庭」をつくると家が高くなる。 この意見は事実であり、 実際、中庭をつくることによって 施工面積が増えることから、 家のコストは確実に高くなります。 しかし、一方で下がるコストがあることも また一つの事実です。 例えば、土地のコスト。 土地のコストが下がる理由は、 中庭から採光をとるという手段を取ることによって 隣に建つ家を気にせず家を建てることが出来るからです。 つまり、敷地に無駄な余白をつくることなく 家を建てることが出来るため その分土地面積を圧縮出来るから、 また土地の日当たりを気にせず 土地を買うことが出来るため その分土地の坪単価を抑えられるから、 というわけですね。 そして、そうなれば 必然的に外構工事の施工面積も少なくなるので、 外構工事のコストも削減出来ます。 また、採光を家の真ん中から取ることが出来れば、 家の外周面から採光を取る必要がなくなるため、 外周面には風を抜くための小窓しか必要なくなります。 この結果、 プライバシーの担保のためや防犯性の担保のため、 そして外観を美しくするために、 外構工事に余分なコストをかける必要がなくなることから、 後から判明する外構工事の追加コストに頭を悩ますことも 全くと言っていいほどなくなります。 つまり、家のコストは高くなってしまうものの、 土地と外構工事コストが下がるので、 結果的には、冒頭でお伝えしたような家と そう変わらないコストか あるいはよりコストを抑えながら 家づくりをすることが出来るというわけですね。 同時に美しい外観を確実に手に入れながら。 いかがでしたか? 家づくりは全体コストで 考えるべきなんだなということを 知っていただけたのではないでしょうか。 そして、美しい家は 合理的な家づくりをすることによって 結果的に手に入れられるものであるという事実も 知っていただけたのではないでしょうか。 そんなわけで これから家を建てようとお考えの方は、 今回の内容を頭に入れた上で、 家づくりに望んでいただけたらと思います。 「知っているか知らないか」 たったこれだけでこれからの暮らしが きっと大きく変わりますから。 それでは、、、

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  • 住宅ローン金利の仕組みと今後の動向

    住宅ローン金利の仕組みと今後の動向

    今年の春闘で順調に賃金が上昇したこともあり ついに日銀が17年ぶりに マイナス金利を解除する運びとなりました。 これを受けて 住宅ローン金利が上がることになるため 返済に苦しむ人が増えるだろうという ニュースをチラホラ目にするのですが、 果たして住宅ローン金利は 今後どのようになっていくのでしょうか・・・   というわけで今回は、 これから家を建てたいなーとお考えの方が 最も気になっていることであろう 「住宅ローン金利」について お伝えしていきたいと思います。

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  • 周辺環境を考慮した間取り

    周辺環境を考慮した間取り

    この分譲地のE〜Hは最も競争率が高い 南道路の日当たりがいい土地ですが、 仮にあなたがFの土地に家を建てるとしたら、 どのような要望をお伝えになるでしょうか。   この場合、一般的には出来るだけ多くの部屋を 南向きでつくりたいとお考えになると思います。 ゆえ、住宅会社はそれを実現すべく そもそも2階建てありきで 間取りを組み立てようとします。 そして、その意図の通り 出来るだけ多くの部屋を南向きでつくり、 その部屋の南に大きな窓を つくることになると思います。 しかし一見ベストな提案のように思える この王道的な間取りも、 蓋を開けてみると大きな落とし穴が潜んでいます。 例えば、日当たり。 この土地で南向きに窓をつくるということは イコール(=)家の中が丸見えになる ということでもあります。 つまり、この間取りの弱点は、 プライバシーが担保されていない ということなのですが、 これが様々な支障をもたらします。 まず、南向きの窓全てに カーテンが必要となります。 視線を遮断するためにです。 そしてカーテンによって 光が遮断されてしまい 家の中が常に薄暗くなります。 それどころか、家の奥の方、 つまり北になればなるほど もっと光が届かなくなり、 昼夜問わず照明をつけ続けて おかないといけません。 つまり、明るいはずのお家が 暗くなってしまうという思いも寄らない現実を 突きつけられてしまうわけですが、 カーテンというアイテムは 明るさと同時に「開放感」をも奪ってしまいます。 カーテンが開けられない ということは、 窓があることによって 感じられるはずだった 「抜け感」が感じられなくなる ということでもありますからね。 また、南向きの土地は 庭を道路に面してつくらないといけないため 庭も家の中同様に丸見えになってしまう という弱点も持ち合わせています。 ゆえ、南にウッドデッキをつくっても 思っていたようには使うことが出来ない という悲しい現実に直面します。 あるいは、どうしてもデッキを使いたい とお考えなのであれば、 「目隠し」をつくるという手段を 百万円近いコストを捻出して行うか の選択を強いられることになります。 そんなわけで、 間取りプランを考える時は、 周りの環境まで考慮した上で 考えなければいけないというわけですね。 本当に住み心地がいい家を建てるためには。 一番の解決策とは? では、この問題を解決するためには 一体どうすればいいのか? それは、そもそも南向きの土地を買わないことが 実は一番の解決策だと考えています。 南向きの土地を買ったのに南に部屋を配置せず、 南に大きな窓をつけないというのは きっと多くの方にとってハードルが高いからです。 プライバシーの担保と安定採光の 両方を実現するためには、 たとえどれだけ日当たりがいい 南向きの土地だとしても、 単純に南に部屋を配置し、 南に大きな窓をつくるという 単純なプランにはしませんからね。 そういう間取りは、 カーテンやシャッターといった オプションもたくさん必要になるし、 確実といっていいほど外構工事にも 多額のコストが必要になるため、 土地だけじゃなく、家や庭代までも 高いものにしてしまいますからね。 そんなわけで、 これから土地選びをしようとお考えの方は、 この記事を参考にしていただき 出来れば南向きの土地は 避けていただければと思います。 南向きの土地にこだわらなければ 土地代も含めて家づくりのコストを抑えることが出来、 その分、ローンの負担を減らすとか、 より家具やインテリアにこだわっていただけますから! それでは、、、  

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