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相馬建築のブログはこちらからご覧いただけます。完成見学会の開催情報のほか、優れた土地の取得方法や家づくり・インテリアづくりの極意といった情報を随時更新予定です。便利でお得な情報をキャッチして、理想の家づくりを叶えるためにお役立てください。
ブログ一覧
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人生とリスクヘッジへの備え
現在、日本人の平均寿命は 男性が81歳で女性が87歳と言われていますが、 日本人の寿命は10年ごとに2年延びていっており、 どこかの番組で語っていた ファイナンシャルプランナーの話によると どうやら4人に1人の割合で 100歳まで生きることになるようです。 ゆえ、私たちは100歳とは言わずとも、 90歳ぐらいまで生きると仮定して ライフプランを立てた方がいいし、 家づくりも計画を立てた方がいいのですが、 さて、あなたならどのように計画されるでしょうか? おはようございます。 相馬です。 なんて、いきなり言われても そんな先のことまで具体的に考えるなんて無理ですよね。 子育て期間中は家のことと仕事を両立させるだけで 手一杯なのが当たり前ですから… まずは現状把握から 現在、年金は65歳からもらえることから 65歳で仕事を辞めてそこからは年金生活で! 的なイメージがなんとなく頭の中にあると思いますが、 もしその通りの生活をするとしたら、 退職後に夫婦2人が必要となる最低生活費は 毎月約22.5万円だと言われています。 そして、旅行や趣味を楽しむなどして 余生を満喫したいとお考えなら さらに毎月13万円前後は必要になってくるようです。 つまり、セカンドライフを楽しむためには、 毎月35万円ぐらいは必要だというわけですね。 これに対し、平均的な家庭が受け取っている 年金額がいくらかと言うとざっと約22万円らしいのですが、 (国民年金約6.5万円×2人+厚生年金約9万円) ここから言えることは、 どうやら年金だけでは暮らしていくだけで精一杯で、 悠々自適な暮らしは送ることが出来なさそうだ ということです。 ゆえ、この不足分を埋めるために 計画的にお金を貯めていかないといけないと言われていて、 これが数年前に当時の麻生大臣が語った 老後2000万円問題というわけですね。 この問題への個人的な対策案 しかし、簡単にお金を貯めると言っても 子供には想像以上にお金がかかるし、 給料は現状維持のままなかなか上がらないし、 電気料金や食料品をはじめとして 物価がどんどん上がっていっているしで、 そんな絵に描いたようにお金が貯まっていかないのが 現状ではないでしょうか? なので、個人的には 65歳で退職して年金で生活するのではなく、 75歳まで働くぞ!と割り切って 考えていただくのが良いと思っています。 国民年金は75歳からの受け取りにすれば 65歳からの受け取りよりも 84%増しでもらえることになるし、 (国民年金だけで2人で約24万円もらえます) そもそも働いていると お金がもらえる一方でお金を使うことも少なくなりますしね。 かつ、これからは奥さんも 扶養の範囲を超えて働くことで、 2人とも厚生年金をもらえるようにすれば、 これが一番いいのではないかと思っています。 1人あたり6万円ずつでも上乗せがあれば、 合計36万円ぐらいもらえることになり、 結果、仮に仕事を辞めた時点で貯金が全くなかったとしても 年金だけ充分豊かに暮らしていけますしね。 リスクヘッジもしておく ただし、先程の作戦には 保険をかけておく必要があります。 というのも、日本人の健康寿命は 男性は72歳と言うデータがあるからです。 つまり、誰の手も借りずに 健康でいられる期間が75歳よりも短いということですね。 ゆえ、そのヘッジとして 年金の更なる上乗せ分である 個人型確定拠出年金「iDeCo」を 今すぐにかけ始めることをオススメしています。 仮に、体調不良を理由に 早期に退職しないといけなくなった場合、 この上乗せ分が生活費の足しになってくれるだけじゃなく、 この掛け金は全額所得控除の対象になるし、 この年金は投資信託によって運用されるため、 期間が長くなればなるほどお金は増えるし、 かつ、その増えたお金に課税されないという 無敵の要素を備えているからです。 というわけなので、 もし将来のことが不安でしたら、 ぜひこの記事を参考にして 計画を立てていただけたらと思います。 それでは、、、 -
子供の成長とリアルな出費
我が家がまさにそうですが、 子供たちが大きくなるにつれて なんやかんやと出費が激増します。 まず、学費が月に約1万円で 教材費やなんやでざっと月平均1万円。 そして電車通学となると、 定期代と駐輪場代で約月1万円。 これに塾代が加算されるといった感じですね。 1年生の時が月1.5万円ぐらいで、 2年生になると月2.5万円になり、 塾長によると受験生となる3年生は 月5万円は覚悟しておいてくださいとのこと・・・ あっ、そうそう。 2年生になると修学旅行があるので、 1年生の時はその積み立て費用として さらに月1万円ずっとかかっていましたね。 おはようございます。 相馬です。 とまあ学校関係の費用だけを見ても 高校になると中学までとは 比べものにならないぐらいお金がかかり出すのですが、 これに付加して洋服代や美容品代や小遣いなども 中学の時とは比べものにならないぐらい必要となってきます。 とはいえ、大学になれば 学費だけでも5〜10万円は必要になるし、 これに加えて家賃、光熱費、生活費なども必要になり、 4年間ずっと毎月20万円ぐらいかかり続けるかもしれないので、 この段階からヒーヒー言っている場合じゃないんですけどね。 しかし、このあたりの期間は、 家計が火の車になりやすいのは どの家庭でも間違いなく同じだと思うので、 個人的には家を建てるタイミングは この資産形成を始めるには丁度いいタイミングだと思っている次第です。 資産形成の方法 ではどうやって資産形成していけばいいのか? これには大きく分けて2つの選択肢があります。 1つ目の選択肢が「銀行への預金」&「学資保険」です。 銀行への預金や保険商品はお金が減るリスクがないので 慎重な方はこれらの選択を取りがちですが、 今の金利状態では全くお金は増えないので この場合、かなりの資金を預けていかないといけません。 仮にこれから20年で2400万円貯めたいなーと思ったら、 単純に2400万円÷240回なので 毎月10万円は進学資金として 貯金していかないといけないという感じですね。 たとえ共働きだとしても、 継続的にずっとこれだけの貯金を していくのは結構しんどいですよね。 冒頭にお伝えしたように、 子供の成長とともにかかるお金は どんどん増えていくわけですしね。 ゆえ、この選択肢の場合 「奨学金」を利用してもらいつつ銀行で教育ローンを組み、 それでも足りない分は稼いだ所得から払っていくという 合わせ技を使っていくことになるかと思います。 これが多くの方が取られている選択肢ではないでしょうか。 そして、もう1つの選択肢が「積立投資」という手段ですが、 個人的にはこちらをオススメしています。 具体的には経済が成長し続けている米国に 毎月(毎日)コツコツと分散投資を やり続けていくという感じですね。 この場合、前者の銀行預金のように、 預けたお金がどれくらいになりますとは 99.99%言い切れないのですが、 保守的に試算しても年平均6%ずつ成長していっていることから 20年後には預けたお金が2倍以上に なっている可能性が十分考えられます。 つまり、毎月10万円も貯金しなくても、 その半分の5万円を継続的に積立していけば 2400万円以上貯金が出来ているかもしれないということですね。 しかも「つみたてNISA」で積立をしていけば、 増えた分に対して通常かかる約20%の税金が 全くかからないわけですしね。 なので、これから家を建てようとお考えの方は、 積立投資が出来る余力を残しつつ 家づくりをしていただきながら、 その余力資金で積立投資をすることを 前向きに検討していただければと思います。 問題に直面してからでは 対処できないのがお金の問題なので、 子供たちがまだ小さいであろう 今のタイミングでよく考えてみてもらえたら幸いです。 それでは、、、 -
インフレが進む中での家の持ち方
最低時給は確実に上がっていっているものの、 それ以上に進むインフレによって 確実に私たちの生活は逼迫しているのですが、 そんな中でもマイホームを持ちたいという気持ちは 誰もがお持ちだと思います。 ゆえ、今回は家づくりをするにあたって、 前向きに取り組んでいただきたい2つのことについて お伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 まず1つ目のことが、 「家にお金をかけすぎないこと」です。 要は、単純に毎月の固定費を減らすべきだというわけですね。 そして、そのためには建築代はもちろんのこと、 土地代や外構代なども抑える工夫をしなければいけません。 といっても、建築代に関しては 原油と材木価格の上昇によって 20%〜25%ほどコストが上がっているので、 コストを抑えるのはかなり難しい状況になっているのですが。 なので、個人的には、 実家に家を建てることが出来る土地があるのならば、 新たにどこかで土地を買うという選択は 取らないようにした方がいいと考えています。 土地を買うか買わないかによって 場所によっては1000万円以上コストが変わってくるし、 実家の近くに家を建てるとなれば、 親御さんが土地の造成をしてくれたり、 外構費用を負担してくれたりするかもしれませんしね。 親御さんとの距離が近くなると お互い何かとストレスを感じることが増えるかもしれませんが、 これからの厳しい時代を生きて抜いていくためには、 共働きはマストになるだろうし、 そうなれば相互協力が出来る環境に 身をおいた方がいいでしょうしね。 子供たちの面倒を見てもらえたり、送り迎えに行ってもらえたり、 食材をもらえたり、食事をつくってもらえたり、 畑や田んぼがあるなら、それらを一緒にすれば お米や野菜などを買わなくてよくなりますしね。 電気料金とともに食料品も 今後まだまだ値上がりしていくかもしれませんからね。 そんなわけで、感情的な理由で反論はあるかと思いますが、 最も家づくりの予算を抑えられる方法がまさにこれなので、 そういった土地があるのなら一つの意見として 前向きに検討していただけたらと思っている次第であります。 太陽光発電をマストとする 2つ目がこれです。 理由は、電気料金がまだまだ上がっていく可能性が高いからです。 つまり、電気料金という生涯払い続けないといけない 固定費を抑える工夫をすべきだというわけですね。 かつ、同時に「蓄電池」も 設置する方向で考えておいた方がいいと思っています。 昼間に余った電気を蓄電池に貯めておくことが出来れば、 昼間以上に価格が高騰していっている 夜(23時〜7時)の電気も電力会社から買わなくてよくなるからです。 とりわけ、職場までの通勤距離が長い方に至っては、 蓄電池を設置すると同時に、車を電気自動車に変えたら、 車の燃料代も大幅に安く出来ますしね。 かつ、自然災害によって電気が止まったとしても、 電気を自給自足していればその影響を受けることもないですしね。 (これに加えてエコキュートを設置していれば、 水が止まってもタンクに溜まった水をトイレに使うことが出来ます) この他、あなたの大切な資産を守っていくためには、 家を建てるタイミングで 「積立投資」を始めることもマストに加えたいところですが、 これについては、また次回ということで。 それでは、素敵な住まいと豊かな暮らしを手に入れていただくために、 今回の記事もお役立ていただければ幸いです。 ではでは、、、 -
働くママの負担を減らす工夫
子供たちはやがて出ていくので、 子ども部屋は子どもたちが出て行った後のことまで 考えてつくった方がいいと考えているのですが、 とはいえ、子どもたちは そこで15年〜20年という長い月日を過ごすので、 もちろんその期間中の使いやすさが なにより大事なのは言うまでもありません。 子どもたちにとっても、 そして家事の多くを担う奥さんにとっても。 では、家事の多くを担う奥さんにとって ストレスや手間を軽減するためには、 子ども部屋は実際どのようにつくるのがベターなのでしょうか。 おはようございます。 相馬です。 子供部屋を考える際、 最も考慮すべきポイントは「位置」ではないでしょうか。 つまり、一般的に子ども部屋は 「2階」につくるのが当たり前になっていますが、 それが自分たちにとって正解なのかどうかを考えるべきだ ということですね。 例えば、あなたのお子様がまだ未就学の年齢だとしたら、 きっとお子さんは何をするにも いつもお母さんの近くでやるのではないでしょうか。 おもちゃを広げて遊ぶにしても スマホやタブレットでYoutubeを観るにしても、 本を読んだり塗り絵をするにしても、です。 だとしたら、家を建てて部屋をつくってあげたからと言っても お母さんの姿も見えない、気配も感じられない部屋で 遊ぶことなんてまずありえないと推測出来ますよね。 ゆえ、子ども部屋を2階につくる場合には、 必ずと言っていいほど1階にはリビングとは別に部屋を1つ つくっておかなくてはいけなくなります。 200万円ほど建築費を加算することによって。 仮にその200万円がしんどいからという理由で この部屋をつくれないとなると、 こまめに片付けられる人じゃない限りは、 リビングは足の踏み場もないほど 子供たちのものでごった返すことになってしまうだけですからね。 なので、弊社ではその解決策として 子ども部屋を「1階」につくるという 提案をよくさせていただいています。 自分たちの部屋が1階に出来たら お母さんの姿も見やすくなるし、 気配も常に感じられるため、 自分たちの部屋で遊びやすくなり、 それだけでもリビングの散らかり度は 大きく違ってくるのではないでしょうか。 たとえリビングにおもちゃなどを持ってきても、 部屋が使いやすい近い場所にあるなら おもちゃなどを自分のお部屋に 片付けてもらいやすくなるからです。 また、子ども部屋を2階につくる理由の一つに、 思春期のプライバシー問題がありますが、 これもその手段をわざわざ2階だけに限定しなくても、 間取りのつくり方一つで 1階でも充分確保することが出来ます。 寝室やリビングダイニングから それなりの距離をとってあげることによって。 そんなわけで、個人的には 子ども部屋は「1階」にした方が、 将来的な要素よりも子育て期間中、 より使いやすく合理的なんじゃないかな と思っている次第であります。 実際、うちの娘たちも中学・高校になった現在は 適度に自分の部屋に篭りますが、 かといって、それが2階じゃなくてもよかったんじゃないかと むしろ子どもたちの方が言っているぐらいですからね。 教科書が入った重たい鞄を持って階段を上り下りするのは あの若さでも面倒臭いみたいですしね(笑) というわけなので、世間一般的に 子ども部屋は2階につくるのが定番化していますが、 それが自分にとってもベターなのかを考え、 「1階」という選択肢も検討した上で、 どうするのがよりいいのかを導き出していただけたらと思います。 それでは、、、 -
掃除の負担を軽減する3つの工夫
注文住宅を建てる際、キッチンやお風呂を選ぶとき、 見た目だけじゃなく 使いやすさや掃除のしやすさにこだわるように、 本体である家に関しても 見た目以上に使いやすさや掃除のしやすさに こだわりたいという方が多いのではないでしょうか。 ゆえ、弊社では見た目を美しくするのはもちろん、 それ以上に住まれる方が使いやすく かつ掃除がしやすい住まいづくりを心がけているわけですが、 では、そのためには一体どのような工夫をしているのかについて 今回はお伝えしていきたいと思います。 おはようございます。 相馬です。 では早速お伝えしていきたいと思いますが、 まず1つ目の工夫が ✔️平屋にするということです。 理由は、平屋にすれば階段がなくなるし、 廊下も少なくしやすいし、 トイレも1つだけでよくなるので、 そもそも家の面積が小さくなること。 そして、階段がいらないため 階段掃除をしなくてよくなること。 ワンフロアでかつバリアフリーにすれば 昼間仕事に行っている時に、 ルンバが勝手に掃除をしてくれること、です。 また、平屋にすれば 部屋や収納が上下で分離しないため、 そもそも片付けがしやすかったり モノの管理がしやすくなり、 これも掃除の手間が減る大きな要因 となるのではないでしょうか。 平屋にすれば、窓の掃除だって 2階建ての家より遥かにしやすくなりますしね。 手が届くところにしか窓がないわけですからね。 シンプルな仕上げにする 2つ目の工夫がこれです。 要は、使わなくていい部材を使わないようにすることで 掃除をする場所を減らすというわけですね。 例えば、窓には当たり前のように 「窓枠」という部材がつけられていますが、 この枠の上にも当然埃は溜まります。 また、窓枠と同じように ドアにも「ドア枠」という部材がつけられていますが、 この枠の上にも当然埃は溜まります。 さらに、窓には当たり前にように カーテンがつけられていますが、 カーテンを吊り下げるための カーテンレールにも当然埃は溜まります。 この他、床と壁との取り合いにつける分厚めの巾木は 家全体で200mを超えるのですが、 この巾木の上に溜まった埃の掃除は面倒臭いですよね。 ゆえ、弊社では 窓枠、ドア枠、カーテンレールをゼロにし、 巾木に関しても厚みを薄くすることで 掃除の手間を軽減しているというわけです。 この他、対面キッチン前につくる 造作カウンターの天板に関しても、 料理や食器の受け渡しをスムーズにするために、 幅広でつくるのが一般的ですが、 この天板は何かを置くのに ちょうどいい高さであることから、 「あれよこれよ」という間にいろんなものが陳列されていき、 とてもじゃないけど料理の受け渡しなんて 出来る状態じゃなくなっているご家庭が多いのではないでしょうか。 ゆえ、弊社では このカウンターの厚みをかなり薄く仕上げることで モノを置きにくくするという工夫もしていたりします。 窓を最小限しかつくらない そして、最後の工夫が「窓」です。 そもそも平屋にすれば、 窓掃除が随分しやすくなるのですが、 それと同時に窓の数を必要最小限に抑えることによって さらに掃除の手間を減らすというわけですね。 窓掃除は、ガラスやサッシだけじゃなく 網戸もしなければいけないし、 引き違い窓の場合は、掃除しにくいレールがあり、 思った以上に時間を食っちゃいますからね。 そんなわけで、 弊社では最小限の窓で明るさを確保出来るように 基本カーテンがいらない住まいを ご提案させていただいているんですよね。 そして、カーテンがいらないことで カーテンやカーテンレールなどの 掃除もしなくていい家にしているというわけです。 かつ、いつも窓から空が見える心地いい住まいにもなりますしね。 いかがでしたか? 一戸建てのお家は、 アパートやマンションに比べて家も広くなるし窓も多くなるので、 家を維持管理していくための手間がグンと増えます。 なので、毎日少しでも時間にゆとりを持って 暮らし続けていただくためにも、 こういった観点からも家づくりを考えてみてくださいね。 それでは、、、 -
頭金も繰上げ返済も必要ない4つの理由
利息の支払いを少しでも減らすため、 あるいは借金を少しでも減らすために、 可能なら出来るだけ頭金を入れた方がいい と巷では言われています。 また、計画的にコツコツと貯金して 繰上げ返済をすることによって なるだけ早く返済を終わらせた方がいい とも巷では言われています。 しかし、個人的には これからお伝えする4つの理由から いずれもする必要はないと考えています。 つまり、頭金を無闇矢鱈と たくさん入れる必要もなければ、 繰上げ返済も無理にする必要もないというわけですね。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 住宅ローンを借りる時というか 家づくりをする時に知っておきたい 4つのコトについてお伝えしていきたいと思います。 平たく言うと「借金を上手く利用することで ネガティブなイメージをポジティブにしましょう!」 ということなので、 金融の知識をつけるためにも最後までお付き合いください。 その1:団体信用生命保険 住宅ローンの金利には「団体信用生命保険」という 掛け捨ての生命保険料が入っています。 つまり、住宅ローンというものは、 名義人にもしものことが起こった場合、 生命保険によって全額繰上返済される システムになっているというわけですね。 ゆえ、個人的にはそんなに焦って返済せずに、 出来るだけ長くこの保証をおいておく方がいいと思っています。 人生100年時代に突入したと言われているものの、 いつどこで何が起こるかなんて誰にも分からないですし、 この保証をずっと残しておけば、 他の生命保険に加入する必要だってなくなるわけですしね。 そんなわけで、借入期間は長い方がいいし(保証期間が長くなるから) 頭金の比率を上げて借入金を減らす必要もないし(保証金額が大きくなるから) 繰上げ返済をすることによって無理に返済期間を圧縮する必要もない、 (保証期間も長くなるし保証金額も大きくなるから) と思っている次第であります。 その2:定年と年金の変化 これからは間違いなく定年の年齢がどんどん延びていき、 とてもじゃないけど65歳なんかで仕事をやめられないし、 健康であるなら80歳ぐらいまで 働き続けるのが当たり前になってくると思います。 ゆえ、45歳未満の方なら35年ローンを組んでいただいても、 40歳未満の方なら40年ローンを組んでいただいても いいんじゃないかと思っています。 (先程の団体信用生命保険の年齢制限があるかもしれませんが・・) 借金がある方が働く原動力にもなるし、 仮に100歳前後まで生きるのが当たり前になるのだとしたら、 あんまり早く仕事をやめても、 何もしていない退屈な時間が長くなるだけだし、 暇な分、お金も使ってしまいやすいでしょうしね。 また、年金は最大75歳まで 支給を遅らせられるようになったのですが、 その方が65歳からもらうより 1.84倍も多くもらえることになるので、 どうせ長く働くのが当たり前になるのなら、 そうした方がいいのではないでしょうか。 そんなわけで75歳ぐらいまで働き続けることを前提に ローンを組んでいただくのでいいんじゃないか と思っている次第です。 住宅ローン控除 家を建てると13年もの間、 納めた所得税を国が返してくれるし、 所得税で控除しきれなかった場合、 住民税を割引してくれるのですが、 せっかく返してもらえるなら、 なるだけ多く返してもらった方が得だと思いません?? ゆえ、自分が納めている所得税と住民税の額を あらかじめ知った上で、 借入金をいくらにするか決めなければいけません。 例えば、年収が500万円の方は 所得税が約14万円で住民税が約25万円ですが、 住民税は最大で13.65万円まで控除してくれるので、 所得税と住民税を合わせると年間最大で27.65万円 国から税金を還付してくれることになります。 なので、この方は 仮に建築費と土地代の合計が3500万円だとしたら、 自己資金があったとしても 手元に残しておいて全額借りた方がいいと思います。 3500万円×0.7%=24.5万円なので、 3500万円借りたとしても、 上限いっぱい(27.65万円)まで還付の枠を使えていないからです。 そして、どうしても借金が多いのが嫌だという方は、 この13年間のローン控除が終わった後に 入れなかった頭金を繰上げ返済に回していただいても構わないのですが、 出来ればその手段は使わずに、 次回お伝えする別の手段にお金を回してもらいたいと思っています。 その手段こそが、 いわば家を建てる時に頭金を入れる必要もないし、 返済期間を短くする必要もない最大の理由でもあるので、 引き続き次回もお付き合いいただければと思います。 それでは、、、 -
ウッドデッキに必要なたった一つのルール
別名「アウトドアリビング」と呼ばれるウッドデッキは、 暮らしの幅を広げ、質を高めてくれる素晴らしいアイテムです。 バーベキューを楽しんでいる姿を想像しただけで、 とってもワクワクするし、 日々の暮らしの中で、朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんを あえて外に出て食べるというのも風情があっていいですしね。 いわば、ちょっとしたピクニック気分って感じですね。 また、ウッドデッキ(中庭)にテントを張って キャンプ風にそこで一泊するというのも、 子供たちがとってもワクワクしそうで、 親としては嬉しいことですよね。 おはようございます。 相馬です。 さらに、ウッドデッキに ハンモックなんかつけようものなら 最高の休日を過ごせそうだと思いませんか? ユラユラ揺られながら、 日光を浴びてそよ風を感じつつ一眠りするもよし、 文庫本を持っていって読書するもよし、 スマホやタブレットを持っていって映画を楽しむもよし、 という感じですね。 個人的には、 お気に入りのチェアーをデッキに持って出て、 お気に入りのマグカップに温かいカフェラテを注いで お気に入りの音楽を聴きながらボケーっとするというのが 最高に贅沢だと思っているんですけどね。 あとは、夏のプールなんかもホント最高ですよね。 お昼ご飯の後の昼下がりに厳しい日差しを浴びながら 水遊びをキャハキャハと楽しんだ後は、 冷房でキンキンに冷えたリビングで軽くお昼寝。 想像しただけで幸せな気分になります。 そんなわけで弊社では、弘前市で家を建てる全ての方に おうち時間をより豊かにしていただくために 常にウッドデッキ(中庭)をご提案させていただいているわけですが、 このウッドデッキのポテンシャルを最大限に引き出すためには、 守るべきルールがたった1つだけ存在します。 プライバシーの担保 それがこれです。 いわば、他人の視線が気にならないということですね。 なんせ、周りから丸見えだとしたら 全てのことが気恥ずかしくて出来そうにありませんからね。 友人やご近所さんを招いてのバーベキューならともかく、 家族だけでのバーベキューや食事、 自分たちも水着になってのプール遊び、 ハンモックに寝転がる姿、 チェアーに座ってカフェラテを飲んでいる姿、 優雅に読書をしている姿、 テントを張って模倣キャンプをしている姿。 このどれもが、です。 たとえ目隠しを立てたり、植栽を目隠し代わりにするなどして 視線を防ごうとしても、です。 というわけなので、 ウッドデッキ(中庭)のポテンシャルを最大限に引き出し、 日々の暮らしの質を格段に上げていただくためにも、 このたった1つのルールである「プライバシーの担保」 これを意識しながら家づくりをしていただければと思います。 それでは、、、 -
ライフスタイルと間取りづくりの豆知識
今や家づくりの定番となっている ダイニングキッチンとリビングに仕切りをつくらず キッチンを対面式にするスタイルは、 共働きが当たり前となっている現在のライフスタイルに フィットした合理的な考え方です。 ダイニングで宿題をする子供たちの姿を見ながら、 そしてリビングで遊ぶ子供たちの姿を見ながら キッチンで食事の準備や後片付けが出来るし、 リビングに取り込んだ洗濯物をたたむことが出来るからです。 また、キッチンで作業をしながら お風呂に入る子供たちの姿だって見ることが出来るからです。 要するに「ながら作業」がしやすい間取りなのですが、 家事に育児に仕事に忙しい奥さんが 少しでも自分の時間をつくるためには この合理性は必要不可欠ですよね。 おはようございます。 相馬です。 そんなわけで、弊社でも このリビングダイニングキッチン(LDK)を 生活の中心とした間取りづくりをしているのですが、 このLDKにまつわることで2つ推奨していないことがあります。 広くし過ぎない ここでほとんどの時間を過ごすのだから 出来るだけ広くしたいと多くの方がおっしゃるし、 そのお気持ちは凄くよく分かります。 しかし、この空間とて 他のスペース同様に広げれば広げるほど コストに跳ね返っていきます。 しかも、面積がアップする比率が高いため その分コストの上がり幅も大きくなり、 他の場所で相殺しようとしても とてもじゃないけど追いつかない ということになりかねません。 また、リビングダイニングを広げた場合、 どこに余白が出来るのかというと ダイニングとリビングの間です。 つまりダイニングテーブルとソファーの間に スペースが出来るというわけですね。 そしてこの結果、 子供たちがこの余白に色んなものを 置き散らかしていくことになります。 いつも使うものを いちいち自分の部屋に片付けるのって面倒臭いし、 ましてや自分の部屋が2階だとしたら なおのこと置きっぱなしにしちゃいますよね。 以上の理由から、闇雲に広げるのではなく ちょうどいい広さでつくるのが 一番良いと思っている次第であります。 経験から申し上げると、16帖という広さが 最もちょうどいい広さではないでしょうか。 人は余白があると埋めたくなるという 性質を備え持っているため、 仮にLDKを広げ過ぎたせいで 1階に充分な収納が取れなかった場合、 せっかくの広々リビングの周辺に チェストや収納家具を置いていくことになり、 そのせいで部屋が狭く感じることになってしまうだけですしね。 要するに、更なる出費をすることによって 空間を狭くしようとするという 非合理的な行動をするというわけですね。 家事室ってホントに必要? そしてもう1つ、 コストを上げる原因となるため つくらなくていいかなと思っているスペースが この「家事室」です。 だって、せっかく子供たちの様子が見えるところで 家事をすることが出来る間取りになっているのに、 わざわざ分離した部屋で家事をこなす 必要なんてないと思いません? 確かにリビングダイニングを いつもキレイに保ちたいとか、 出来るだけ生活感を出したくない という気持ちはよく分かります。 また、家事動線をさらに短縮し、 より合理的に家事をこなしたい という気持ちもよく分かります。 しかし、仮にこのスペースを3帖でつくったとしたら、 それだけで家の価格が100万円ほど高くなってしまいます。 また、このスペースで快適に家事をするために この部屋にも冷暖房を設置するとなれば、 さらに出費が増えることになります。 なので、これから家を建てる方は、 「コスト」という観点にも目を向け 不用意に面積が広がらないように意識しながら 家づくりをしていただければと思います。 現在は、以前に比べて家の価格が高くなっているし、 原油次第で今後さらに価格が上がることも充分考えられますしね。 それでは、、、 -
品質とコストのバランスがいい家づくり
品質を落とすことなく 家のコストを圧縮する最良の方法が 面積を小さくすることですが、 とはいえ、家が小さくなれば 生活に何かと支障が出るんじゃないか という不安が頭の中を襲ってくるため、 ただ単に聞いただけでは どうしても拒否反応が出てしまうのが ほとんどの方の本音だと思います。 今回はその誤解を解くべく その具体的な手段について お伝えしていきたいと思います。 いくつかの合わせ技によって 面積を縮めていくのですが、 なにも必ず全てを採用してくださいという話ではなく、 あくまでコストカットの手段を 知っておいてもらいたいだけなので、 その点を勘違いせず最後まで お付き合いいただければ幸いです。 ちなみに巷では 35〜40坪ぐらいの大きさが 一般的な面積だと言われていますが、 この考え方を知ると、 30坪以上の家になることは ほぼゼロに等しくなるかと思います。 おはようございます。 相馬です。 まずお伝えしたいことが、 面積をカットするにあたって 基本中の基本となる考え方です。 おそらく多くの方が 逆のイメージをお持ちであるため 意外だと感じられるかもしれませんが、 これは面積をカットするための 一番大切なことと思っていただいて支障ないかと思います。 平屋にすること なぜ平屋にすると面積がカット出来るのか? これにはいくつかの理由があります。 1つ目が「階段」がなくなることです。 これは当たり前のことですが、 2階建ての家では階段が上下階合わせて2坪あるため、 まずはこれが必要なくなるというわけですね。 2つ目は「トイレ」が基本1つだけで良くなることです。 2階建てで部屋が全て2階にある場合は、 夜中にいちいち1階まで下りるのは面倒くさいため、 どうしても2階にも設置したくなりますからね。 3つ目が「廊下」をほぼゼロにしやすいことです。 これは平屋にしたら絶対になくなるのか というと決してそうではなく、 もちろんなくなるような設計をしないといけないんですけどね。 ただ一つ言えるのは、 高断熱・高気密化している今の家は 冷暖房効果を最大化するためにも 極力廊下をゼロにした方が良いということです。 理由は、廊下はペアガラスの空気層と同じように、 廊下そのものが空気を遮断する 断熱材のような役割を果たしてしまうからですね。 4つ目が「たまにしか使わないような部屋」が いらなくなることです。 理由は、2階建ての場合、 1階にはリビングとは別にもう1つ部屋がないと 子供が小さいうちは何かと不便だし、 老後のことを考えると 1階に部屋がないと困るような気がするのに対し、 平屋にすると、 寝室も子供部屋も収納も全てが1階にあるため、 そんな心配がなくなるからです。 親御さんが泊まりに来た時も、 まだ完全に使っていない子供部屋で寝てもらえばそれで済むし、 あるいは、たまにならリビングに布団を敷いて 寝てもらえばいいわけですしね。 以上の4点が平屋にすることによって 縮められる要素というわけですね。 もちろん、別段生活になんの支障もなく。 おそらくこれらを合わせると、 7坪前後は家を縮められるのではないでしょうか。 適度な広さが一番 そして、次なる選択肢としては「部屋の広さ」です。 例えば、寝室。 あなたはここに一体何を置く予定でしょうか? ダブルベッドを2台? それともシングルベッドとダブルベッド? それともベッドは置かずマットレス? 寝室の広さは、 そこに置く予定のものの大きさに依存することになります。 ゆえ、何を置くのかを明確にすれば 自ずと適切な広さが見えてくるんですよね。 今は昔のようにドレッサーやタンスを部屋に置かないし、 テレビも置かないでしょうし(置いても薄型なので場所を取りませんよね) 隣接して巨大なウォークインクローゼットがあるでしょうから、 そもそも部屋に何も置かないでしょうしね。 その上、ただ寝るだけの部屋ですしね。 そして、部屋の広さに関しては子供部屋も然りです。 スマホが普及したこともあってか、 今の子供たちは部屋に篭りっきりにならず 寝る寸前までリビングで過ごすことが多いし、 広くつくればつくるほど部屋に荷物が増えやすい原因となるし、 なにより子供たちは、そのうち家から出ていって それっきり帰ってこない可能性が高いですからね。 そんなわけで、 部屋の広さも大手ハウスメーカーのモデルハウスのように 余白だらけの贅沢スペースにする必要なんて 一切ないというわけですね。 もちろん、資金的にゆとりがあるなら 縮めていただく必要もない場所でもあるんですけどね。 いかがでしたか? 仮に全てを受け入れていただき 面積を最大限カットしたとしても、 別段支障が起こりそうな感じは なかったのではないでしょうか? というわけで、 前回の記事も含めて、 家づくりの大切な知識として 持っておいてもらえたらと思います。 家が小さくなれば、 その分、土地も小さく出来ますしね。 それでは、、、 -
後悔しない住宅ローン選び
歯止めが効かないインフレを抑えるために、 とんでもないスピードで利上げを実行し 金融引き締めを実行しているアメリカは、 住宅ローン金利が7%超に到達したと 日経ニュースで報じられていました。 他方、物価は着々と上がっている中、 利上げになかなか踏み込めず、 住宅ローン金利もほぼ変わっていない日本は、 今後どのような流れになるのでしょうか。 おはようございます。 相馬です。 というわけで今回は、 これから青森や弘前で家を建てる方に 住宅ローンの選び方について お伝えしていきたいと思います。 あくまで現状の世界情勢を踏まえた上での 個人的な予測と見解であり、 そうなるかどうかは分からないので、 一つの意見として 頭の片隅に置いていただければと思います。 世界に逆行する日本 冒頭でもお伝えしたように 急ピッチで利上げを進めつつ 金融引き締めを実行しているアメリカとは裏腹に、 日本は長期金利の上限の引き上げはしたものの、 依然金融緩和政策の継続は変わらず、 金利はほぼ上がっていないのですが、 とはいえ、アメリカが利上げをすれば、 したくなくても新興国は利上げをせざるを得なくなること、 ヨーロッパの中央銀行も、 加速するインフレを止めるためにさらに利上げしそうなこと、 日本同様にマイナス金利を適用してきたスイスも 大幅な利上げをしたことなどを踏まえると、 おそらく今後日本にも利上げの圧力がかかってくる と考えておいた方がいいんじゃないか、 というのが個人的な予測です。 たとえ、利上げという選択が 正しい選択ではなかったとしても、です。 ゆえ、個人的には、 これから家を建てようとお考えの方は、 「全期間固定金利」を選んでおいた方が いいんじゃないかと思っています。 理由は、利上げをする可能性が高まれば、 変動金利よりも固定金利の方が 先に金利が上がることになるから。 つまり、金利が上がりだしてから 固定金利に切り替えたのでは「時すでに遅し」だからですね。 また、変動金利は上がり出すと 固定金利を超えた金利まで上がるリスクをも 秘めているからです。 全期間固定金利の注意点 とはいえ、全期間固定金利は 変動金利に比べて金利が高い分、 同じ返済額で試算する場合、 借り入れ可能額が減ってしまうので、 自ずと家づくりの予算も減ってしまいます。 例えば、 毎月の返済額を8万円に設定した場合、 変動金利だと借り入れ可能額は 3029万円ですが(金利0.6%で試算)、 固定金利を選択すると 借り入れ可能額は 2655万円まで減ってしまうため、 (金利1.4%で試算) 単純に374万円家づくりにかける予算を 減らさなければいけなくなります。 かつ、全期間固定金利を選ぶ場合、 融資手数料という銀行に支払う経費が 余分にかかってしまうため、 さらに26.55万円〜53.1万円 家や土地にかけられる予算が 減ってしまうことになります。 ゆえ、その目減りした分、 家や土地にかける予算を落とすか、 あるいは貯金や親からの資金援助で まかなわなければいけません。 また、家を建てるにあたって 全く自己資金がない人に至っては、 返済額を上げるという選択肢は かなりキツイと思うので、 実家に土地があるのであれば、 絶対にそこに家を建てた方がいいと思います。 かつ、返済年数を40年にし、 毎月の返済負担を落としつつ、 その浮いた資金を「つみたてNISA」にて 積み立てしていくことをオススメします。 というわけで、 たとえ景気が良くなってなかったとしても、 近い将来、けっこう高い可能性で 日本も金利が上がるような気がするので、 それも踏まえた上で、 住宅ローン選びと家づくりの計画を していただけたらと思います。 それでは、、、